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笠ヶ岳
(2日目 標高2897m)
2007.8.25〜26日 (晴)
妻と二人のパーティー

2007年8月26日
6
15分:笠ヶ岳テント場発715分:抜戸岳(笠新道分岐)825分;秩父平98分:大マノ岳(2662m)947分;大マノ乗越(5分休息)⇒1015分:弓折岳(2588m 10分休息)1039分:双六岳、鏡平分岐1115分:鏡平小屋(着)128分:鏡平小屋(発)1313分:イタドリヶ原⇒13j時35分:チボ岩⇒1352分;秩父沢橋⇒14時40分:小池新道登山口(左俣谷沢本流にかかる左俣林道橋)⇒1500分:ワサビ平小屋(着)1520分:ワサビ平小屋(発)⇒1530分:笠新道登山口1633分:新穂高到着

笠ヶ岳テント場から朝焼けの槍ケ岳 5時01分 2007年8月26日 笠ヶ岳の朝
朝目が覚めると薄暗い東の空に真っ黒い槍ケ岳から穂高のシルエットが朝日を背に輝いていた。
この素晴らしい山並みは笠ヶ岳ならではの絶景である。
南東に目をやると南アルプスの北岳や甲斐駒岳の彼方に富士山も見ることが出来る。南には乗鞍岳の背後に御岳も北側には黒部五郎岳、薬師岳、剣岳など北アルプスの名だたる山がその雄姿を見せてくれた。
詳細写真(1)
笠ヶ岳のテント場から雲海の上に穂高の山並みが美しい。
このような展望は苦労してここまで登ってきたものだけの特権。
詳細写真(2)
6時15分 雲海の上に聳える穂高の山々
6時22分 笠ヶ岳から抜戸岳、弓折岳までの稜線が延々とつ図いており、その奥に朝日の逆光の槍ヶ岳が見える。
抜戸岳に登る稜線から背後に笠ヶ岳 6時54分 笠ヶ岳から抜戸岳(2812m)へのルートタイムは1時間弱
笠ヶ岳から抜戸岳への稜線の縦走は爽快の一言。抜戸岳から秩父岩間では比較的アップダウンの少ない稜線。
南には焼岳の後ろに乗鞍岳、御岳。南東の彼方に南アルプス甲斐駒ヶ岳と北岳さらにその奥に富士山。北に目をやると黒部五郎岳、薬師岳、剣岳など北アルプスの最深部の山々。
詳細写真(3)
抜戸岳(笠新道分岐)
抜戸岳山頂の西側をまくように進む。
7時15分
7時31分 抜戸岳から秩父岩までの間は少しアップダウンのある稜線。
秩父岩の頭から秩父平に急な斜面を下る。
下りはザレ地でとても滑りやすい。
8時5分
抜戸岳から秩父平までのルートタイムは約1時間
秩父岩を越えて、急な坂を下ると秩父平。
そこから見上げる秩父岩が聳えている。
詳細写真(4)
8時25分 秩父岩(秩父平から)
10時15分 弓折岳
標高2592m
山頂とはいってもはい松のはえて平坦な山頂
標識には2588mと書かれていましたが。
弓折岳分岐
これを正面に下ると鏡平から新穂高に。
左上に登ると双六小屋方面。北アルプスの最深部に向かうゴールデンルートである。
10時37分
弓折岳から望む槍ヶ岳 10時10分 大ノマ岳(2662m)と
秩父平から次のポイントである大ノマ乗り越しまで約1時間10分
秩父平から登り返して大ノマ岳に登ると秩父岩の稜線までは前に見ていた槍ヶ岳や穂高の山並みが近くに見えてくる。
そして稜線上には双六小屋とその背後に野口五郎岳が見えている。
そして大ノマ岳から一旦、大ノマの乗り越しにおりる。

詳細写真(5)
弓折岳(2588m)と弓折岳の分岐(2570m)
大ノマの乗り越しから弓折岳へのルートタイムは30分程であるがとても急で苦しい登りである。
弓折岳の山頂はとても広く、槍ヶ岳がますます近くに見える。
弓折岳から双六小屋方面に進み鞍部に下りるとそこが鏡平小屋から登ってくる分岐点である。
ベンチが設けられ正面に槍ケ岳がその雄姿を楽しむためのビューポイントになっている。そこから西鎌尾根が手に取るように見える。
詳細写真(6)
10時38分 弓折分岐点から望む槍ケ岳と西鎌尾根
鏡平の池に写る槍ケ岳(見事な景色に感激) 11時30分 鏡平山荘
弓折岳分岐から鏡平山荘までは約30分のルートタイム。正面に槍ケ岳と西鎌尾根を望みながらのとても楽しい下りである。
そして木道が現れ池のそばに建つ鏡平山莊に着く。槍ケ岳が低い木々の後ろに見える絶景の山荘である。まことに見事なロケーションである。小屋から約20から30mほど南側にある池の畔は板が敷きつめられており、ここから池に写る槍ケ岳や穂高の山並みの写真を撮るポイントである。(ここからの景観は多少時間はかかるが笠ヶ岳から笠新道を下山せずこのルートを取る楽しみの一つである) さらにこの山荘ではカキ氷が楽しめる。詳細写真(7)
鏡平山荘からワサビ平子山でのルートタイムは約3時間
下り始めて最初のポイントはシシウドガ原(約1時間)、その次が雪渓の下の秩父沢橋(約50分)。
秩父沢の上にある小さな水場の澤水はとても美味しい。
秩父沢の上には雪渓が残り橋の上に立つととても涼しい天然のクーラーである。
詳細写真(8)
13時53分 秩父沢
ワサビ平小屋 15時02分 ワサビ平小屋
小池新道登山口(左俣谷沢本流にかかる左俣林道橋)から林道を20分も歩くとワサビ平小屋
ワサビ平小屋の脇には大きな木をくりぬいた水槽にトマト、スイカ、キュウリ、リンゴ、オレンジなどが冷やされている。(当然ビールなどもあります。)
この小屋は新穂高バスターミナルから約1時間30分ほどの場所にある山小屋であるが、鏡平から双六方面に登る登山者にとっては使い勝手のいい小屋のようである。
詳細写真(9)
新穂高バスターミナル。
ワサビ平から約1時間強で登山口のバスターミナルに着く。下山届けを出す。バスターミナル脇にある無料の温泉は4時までで入れず(残念)。
詳細写真(10)
16時34分
笠新道から抜戸岳・笠ヶ岳へ戻る
2007年8月26日撮影

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