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笠ヶ岳
(2897m)
2007.8.25〜25日 (晴)
妻と二人のパーティー

650分:新穂高出発800分:笠新道登山口(着)⇒815分:笠新道登山口(発)⇒1339分:杓子平(着)⇒1523分:抜戸岳(2813m)1617分:抜戸岩1650分:笠ヶ岳山荘  
笠ヶ岳山荘から笠ヶ岳山頂(
2898m)往復(登り15分 下り10分)

6時50分 新穂高を出発(標高約1100m)
駐車場は登山口の手前数百メートル(徒歩5分)のところにある深山莊の手前の無料駐車場に止める。登山口には入山届けを提出する場所とトイレ、無料の温泉がある。
橋から見上げると正面には左端に笠ヶ岳と今日歩く稜線が見える。それにしても恐ろしく急な山である。
詳細写真(1)

笠新道登山口(標高約1350m)
穴毛沢を過ぎて中崎橋を渡り左岸に出るとすぐに防災工事用のヘリコプターのおかれている現場に出る。その先に「急で 長くて とてもきつい」といわれる笠新道の登山口に出る。
ここには水が出ている。
掲示板には登山口から杓子平まで4時間20分、さらに杓子平から稜線の抜戸岳まで1時間30分、分岐点から笠ヶ岳山荘まで1時間10分と書かれている。
詳細写真(2)
8時00分
8時31分 標高1450m地点
急なブナ・ナラの原生林を登る。
標高1920m地点
杓子平までの中間地点です。杓子平まで登り約1時間30分、登山道まで下り約1時間と書かれている。
眼下に登ってきた
10時23分
10時41分 笠新道
それにしてもとても急な登山道である。登山口が約1350mから杓子平の約2450mほどまで約1100メートル程を一気に登る、まことに過酷なルートである。
登山道はとても整備されておりジグザグに高度を稼いでいく。途中に標高を書いた標識があるが上部に行くとその正確性は多少疑問である。最初は深いブナ林であり視界は利かないが途中から背後に穂高の山々が望めそして槍ケ岳も見えてくる。

詳細写真(3)
標高2150m地点
この少し下に標高2100m地点の標識があり、槍、穂高が一望できます。
背後に新穂高の街並みが望める。
この斜面がいかに急か実感できるであろう
このあたりかが大きな岩の間を登るようになる。。
11時11分
12時30分 標高2200m地点。
急な斜面の大きな岩場を乗り越えながら登る
。遮るものがなく日差しが背中を照らし、とても苦しい。
ここから杓子平まで約1時間ほどかかり、まだ着かないのかと喘ぎながら登った。
上部の木々が低くなってから杓子平までがなかなか脚が進まず苦しい。テントを背負っての登山はとても辛かった。
杓子平(2450m)から抜戸岳分岐(2812m)まで喘ぎながら笠新道の急坂を登りきるとそこには別世界とおもえるような杓子平のたおやかなカールが広がる。
正面に抜戸岳、右手に目指す笠ヶ岳が見える。
正面に見える抜戸岳までルートタイムは約1時間20分である。このルートは一旦カールの中央部に降りてからそして上り返す。しかし眼前に見えている場所は抜戸岳の稜線のゴールではなく上に行くにしたがって岩場になり、何度も偽の山頂にがっかりさせられながら稜線を目指す。
詳細写真(4)
13時40分
14時07分 杓子平の底は標高2520mと書かれていた。
そこから草津付きを登る。
疲れか体にはここからののぼりはかなり答える。
抜戸岳の分岐も一息。しかしこの最後の登りはとても苦しい。
14時52分
15時23分 抜戸岳山頂と笠ヶ岳との分岐点に出る。
杓子平からここまではとてもつらい登りだった。
抜戸岳分岐から笠ヶ岳山荘まで約1時間10分のルートタイムになっている。
抜戸岳から笠ヶ岳へ稜線をすすむ。
多少アップダウンはあるが、笠ヶ岳までここまでのつらい登りに比べれば楽なのぼりである。
16時00分
16時14分
晴れていれば正面に笠ヶ岳を見ながら稜線をアップダウンしながら笠ヶ岳を目指す。
途中に大きな岩が二つに割れて沿いの間を通り抜ける抜戸岩が大きな目印となる。
このルートは穂高側は急峻な絶壁であるが飛騨側は急ではあるが緑の斜面である。
詳細写真(5)
笠ヶ岳(2897m)と笠ヶ岳山荘(2810m)
約2700メートルほどの稜線をアップダウンしながら進むと正面に笠ヶ岳とその肩に建つ笠ヶ岳小屋ヶ見える。ところがこの最後のテント場あたりからの登りが大変である。
16時45分
笠ヶ岳山荘
標高2810m地点
沢山の登山者が小屋の前でくつろいでいる。
17時22分
17時33分 小屋から山頂までは登りが15分ほどであり、平板上の岩が幾層にも重なった登山道である。山頂は南北に細長く北側には石に囲まれた祠があり、細い尾根を渡った南側には沢山のケルンが建ち三角点がある。晴れていたら360度のパノラマが広がるのであろうが残念。
山小屋はとてもきれいな小屋である。(この小屋のHPは北アルプスの山小屋の中ではても使いにくいHPである。)

詳細写真(6)
テント場は山荘から5分ほど下にあり、水場は雪渓の下にあるタンクに溜まった水を使う。この水がとても美味しい。
日が落ちる前に穂高側の雲が晴れて槍ケ岳から奥穂高等の山並みが夕日を受けてくっきりと現れた。
そして夜は月明かりの中で見事な星空であった。
詳細写真(7)
18時23分
笠ヶ岳から弓折岳・鏡平ワサビ平・新穂高へ続く
今回(2007年夏)は常念岳に登る予定で三股に向かったが台風による崩落の修復工事のため車で入れないため急遽同じ地図が使える笠ヶ岳に変更した。
最初、上高地から蝶ヶ岳に登る予定で沢渡の手前にある「道の駅風穴の里」で車中泊してバス時刻を待ったが、沢渡から新穂高までそれほど遠くないとわかり新穂高を目指した。約40分ほどで着いた。帰りに計測したら長野道松本ICから安房トンネル越えで新穂高温泉まで約66キロあった。
2007年8月25日撮影

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