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北アルプス最奥地
遥かなる山旅
(1日目:小雨後暴風雨)

新穂高→ 雲の平、高天ヶ原、→水晶岳、鷲羽岳、→三俣蓮華岳、双六岳 →新穂高
2008.8.23〜27日
妻とニ人のパーティー
(2日目双六小屋停滞時と3日目高天原山荘を除きテント泊)

1日目
7時00分:新穂高深山莊前駐車場→7時10分:新穂高温泉→8時18分:笠新道分岐→8時30分:ワサビ平小屋(15分休息)→10時11分:秩父沢→11時40分:シシウドガ原→12時55分:鏡平山荘(15分休息)→14時18分:弓折岳鞍部→15時50分:双六小屋
6時22分 新穂高深山莊前の登山者用駐車場
埼玉の家を出て2時過ぎに深山莊前の無料駐車場に着くと、なんと警備員が立っていて誘導してくれた。
無料駐車場は約150台ほどが駐車できる。
入り口側の角に簡易トイレがある。とても綺麗に管理されている。
駐車場の奥から新穂高の登山口間で10分ほどの小道が付けられている。
それにしても北は北海道から南は熊本まで日本中のナンバープレートをつけた沢山の車が並んでいる。
新穂高の蒲田川の登山口
ロープウエイ乗り場に向かう手前の広場の橋を渡るとそこから登山道が始まる。
橋を渡り中崎山荘という「氷壁」にも出てくる旅館の前を過ぎてのぼていく。
7時10分
8時31分 ワサビ平小屋
ワサビ平小屋は双六小屋を経由してその先の山々や槍ヶ岳を目指す登山者に便利な宿。
お風呂もあり、テント場もある。
小池新道入り口
林道から小池新道に入り本格的な登りが始まる。
9時13分
10時11分 秩父沢
小池新道に入り1時間ほど登ると最初のポイントである秩父沢を渡る。
鏡平山荘まで約2時間と書かれている。
この沢の少し下でアウトドアで活躍する元ポパイのモデルの木村東吉、直子夫妻のパーティーと出会った。
シシウドヶ原の下部
秩父沢の次のポイントはシシウドヶ原
ジグザグの登山道と直登するルートの2つがあるが大して時間は変わらないようである。
11時40分
13時10分 鏡平小屋
小池新道に入り3時間ほどで鏡平小屋に着く。
晴れていたら槍ヶ岳や穂高が池に映る美しいところ。ここもたくさんの登山者で賑わっていた。
ここから雨がますます強くなった。
弓折岳分岐
鏡平小屋から約1時間急な登りと詰めると稜線にでる。笠ヶ岳と双六小屋との分岐である。
14時18分
14時55分 双六小屋への稜線
弓折分岐から双六小屋までの稜線は少しのアップダウンがあるだけの歩き易い登山道である。
ルートタイムは登りも下りも約1時間10分ほどである。
双六小屋前の双六池
正面に池が見えてきたら霞んだそのさきにテント場と双六小屋が見えてきた。
15時42分
15時50分 双六小屋
双六小屋はとても立派な山小屋でそこの食事は美味しいと定評があるという。
双六小屋の看板は花の百名山の著者で知られる田中澄江さんであった。
*テント場は小屋の裏の双六池との間の広いスペースで水はけがいい場所である。(ただ風の通り道のようである。)
使用料は500円。トイレ、水場はテント場は小屋の脇にある。水は豊富で無料で使える。
大雨
この4泊5日の今回の登山の初日は最初から雨の予報であったが2日目以降の好天を期待して双六小屋まで雨の中登った。
双六小屋に着き、テントを張るときには雨も風も強くなり、テントが飛ばされて張るのが困難なほどであった。やっとテントを立てると今度は強風と豪雨でテントがきしみ、そして傾き、アウターとインターテントがくっつき雨水がテント内にしみてきた。朝になるとテント内がしみこんだ水がたまっていた。そして豪雨が強風と共に叩きつけるとテントの対水圧の限界を超えるのか雨がミスト状になって顔に降り注いできた。一晩中暴風雨にさらされたが低気圧が移動するのか風の向きが南から東へと移っていった。全ての物がずぶ濡れになってしまった。また翌日テントを撤収するときにテントのポールが曲がっているのがわかった。これほどの風は今まで経験したことが無かった。

木村東吉、直子夫妻のパーティーとの出会い。
この登山の途中、秩父沢の下で元雑誌「ポパイ」のモデルで現在ではアウトドアで活躍する木村東吉、直子夫妻のパーティーと出会えたことは何より嬉しい出来事であった。ご夫婦の活躍や河口湖での生活は私たち夫婦にとっては憧れで、彼の書いた本(「アウトドアで素敵な週末―木村東吉の男と家族とその仲間たちへ」、そして講師を務めた「2000年NHK趣味悠々親子で楽しむアウトドアクッキング」等数冊) も持っているため彼のパーティーが道を譲ってくれたときに一見して彼と分かった。「・東吉さんですか・・昔からファンですよ。本も持っていますよ。息子さんたちですか? 大きくなりましたね・・」と声をかけると笑顔で答えてくれた。彼は雑誌やテレビなどで見るよりもシャープでかっこよく、奥さんの元モデルの直子さんも若いときにもまして美しく、笑顔が挨拶してくれた。木村東吉氏の活躍の様子は氏のオフィシャルブログ「Great Life」、公式サイト「GREAT OUTDOOR」で検索してみてください。雨の中ではあるが幸先のいい出会いであったが・・。

そして夜7時に双六小屋に掲示された翌日の天気は80%の雨と雷でそれ以降も同じような天気が続くとの悲観的な予報であった(事前の予報では2日目以降は天候は回復する予報であった。この夜関東地方は大雨の被害が出て新幹線は止まっていた)。しかしこの天気予報は大きく外れることになる・・。
2日目双六小屋停滞へ
2008年8月23日撮影

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