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北アルプス最奥地
遥かなる山旅
(3日目:曇り)

新穂高→ 雲の平、高天ヶ原、水晶岳、鷲羽岳三俣蓮華岳、双六岳 →新穂高
2008.8.23〜27日
妻とニ人のパーティー(双六小屋停滞、高天原山荘を除きテント泊)

3日目:8月25日
4時47分:双六小屋(発)→7時1分:三俣分岐→7時40分:三俣山荘(着)→8時28分:三俣山荘(発)→8時57分黒部源流標識→10時46分:祖父岳合流→11時30分:スイス庭園(5分ほど散策)→11時38分:雲の平キャンプ場との分岐→11時53分:雲の平山荘(着)→12時25分:雲の平山荘(発)→12時57分:コロナ観測所→13時57分:高天原峠→14時50分:高天原山荘  高天ヶ原温泉(下り15分 登り20分程)
5時15分 巻道
双六小屋を出て15分ほど登り、分岐を右に折れて巻き道をすすむ。
アップダウンがあるがそれほど大変な場所は無くお花畑も沢山ありとても楽しめるルートである。。
ルートタイムは分岐点から三俣分岐まで1時間20分とあるがもう少しかかった。
詳細写真
三俣分岐
三俣蓮華岳の山頂下にある三俣分岐
三俣山荘を出て約40分ほどの場所にある。
7時1分
7時43分 三俣山荘
三俣蓮華岳と鷲羽岳の鞍部のハイマツ帯の中にある三俣山荘
黒部源流の渡渉
三俣山荘のキャンプ場から黒部源流域に下る。
こrてから登り返す祖父岳の急斜面が眼前にある。
この沢の手前に黒部源流の碑があり、水晶岳と鷲羽岳、祖父岳の接点である岩苔乗越(いわごけのりこし)から下ってくる道の分岐点である。
詳細写真
9時9分
10時46分 祖父岳(じいだけ)との分岐
黒部源流の沢から約1時間の急斜面を登り、ハイマツ帯を抜ける日本庭園といわれるなだらかな場所にである。
視界が開けて眼下に雲の平の高原とその中にポツンと赤い屋根の雲の平山荘が見える。
そしてチングルマの群生地を過ぎると祖父岳との分岐に出る。
眼下に雲の平を望みながら木道を下る。
眼下にキャンプ場が見えるが緑地復活のため直接下ることは許されず、ハイマツ帯の中の木道を遠回りしながらスイス庭園に下りていく。
11時20分
11時24分 スイス庭園
石と池塘が点在する広大なスイス庭園
イワイチョウが紅葉を始めており黄色く色づいていた。
庭園の奥にはベンチがあり眼下に水晶池と高天原山荘が見えている。
詳細写真
雲の平山荘とキャンプ場との分岐点
ここから10分ほど下るとキャンプ場
水も豊富でトイレもある。
午後になると山荘のスタッフが料金徴収のためにビールを売りながらやってくるという。
山荘にもこのキャンプ場の水が美味しいと書いてある。
11時38分
雲の平山荘のケーキセット900円
この山荘の名物であるケーキセットはとてもリースナブルで美味しい。
北アルプスの最奥地に来てこの美味しさ驚きである。
12時7分
12時32分 雲の平山荘
標高2500メートルの高原の中央に赤い屋根を持つメルヘンティックな雲の平山荘はいつまで見ていても飽きない。
高天原峠
山荘を出て小山を越えコロナ観測施設(といわれている)を過ぎると奥スイス庭園になる。
途中から緑地回復のためか木道が切れて深い原生林の中の急な下山道になる。
そしてまた木道に出てから再度原生林の下山道になり数本の梯子を使いながら急なぬかるんだ悪路の下山道を下ると薬師沢との合流点である高天原峠に出る。
詳細写真
13時57分
14時50分 高天原山荘(標高:2285m)
高天原峠から下り岩苔小谷の沢を越えて木道の道になると岩苔乗越との分岐の沢を越えるとすぐに大きな湿原が現れその先に高天原山荘がある。
古い静かなランプの宿で屋根の梁が曲がっているのが特徴的である。
一泊夕食つきで7900円であった。
料理も心のこもった美味しい料理であった。
そして何より布団が暖かく気持ちが良かった。
詳細写真
高天ヶ原温泉
山荘から15分ほど下ると温泉沢に女専用、混浴露天風呂、女露天風呂がある。
誰も利用者がおらず貸切り状態の露天風呂。
我が国の秘湯中の秘湯といっても過言でない高天原温泉の開放感を充分に堪能した。
北アルプスの最奥地に数日を要して登ってきて大自然のパワーを感じながらこの湯に浸か充実感は何よりである。
帰りは登りであり、汗をかかずに登るのが大変である。
15時27分
2日目は双六山荘に停滞して、ずぶ濡れになったテント、靴、ザックなど山荘の強力な乾燥室で完全に乾燥させ、ゆっくりと双六岳を登ったりしてゆったりと停滞を楽しんだ。そして3日目は登山を始めてから登山雑誌などで目にして憧れていた北アルプスの最奥地である雲の平、高天原を目指した。祖父岳の急斜面を登り眼下に開けた雲の平とその背後にある薬師岳、黒部五郎岳の展望は今まで経験したことのないものであった。全ての物が目新しく、ゲーテの「すべての場所に思い出を残して歩け・・」という詩を口ずさみながら長い木道を下った。前日の大雨で地塘が水をたたえて庭園の風情が一層増していると山荘のスタッフが言っていた。
高天ヶ原への下りはとても急な悪路である。
高天原山荘と温泉は秘湯中の秘湯である。ここまで、登山口から最低でも2日間登ってこれる登山者だけがこの温泉に浸かることができる。(往復4日は必要)
百名山を登るためには高天ヶ原はルートとしてなかなか採用しにくいが、ここは1日要しても立ち寄る価値のある場所である。
2日目双六岳へ 4日目水晶岳、鷲羽岳へ
2008年8月25日撮影

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