白山
(2702m)
2009年8月15日(曇り)から16日(曇り晴れ)
私達夫婦+息子の3名
白山は北アルプスから遥か南西にその姿を確認できる名峰である。昔から山岳信仰のメッカで富士山、立山とともに日本三名山といわれていたという。 山頂下には立山と同じように室堂(標高:2450m)があり、老若男女登ってきている。しかし立山と異なり、室堂までの道程は約5時間程も係り、日帰りもできなくはないが、とても厳しく、白山を楽しむためには室堂か南竜ヶ馬場(みなみりゅうがばんば)で一泊する必要がある。山小屋は原則予約制で他の山小屋で見られるような過酷な詰め込みは無いという。室堂ビジターセンターは平成42年に建設されたが老朽化のため平成13年10月に改修増築された。トイレは水洗、別棟に乾燥棟まである。 登山道はとてもよく整備されており 午前中に荒島岳に登り、この日のうちに南竜ヶ馬場まで登るためにやってきた。 |
【ルートタイム】 1時30分:一ノ瀬⇒14時30分:別当出合⇒吊橋(117m)⇒15時15分:中飯場(1.5km)⇒16時11分:別当覗(1750m、1970m)⇒17時05分:甚之助小屋(7分休息)⇒17時35分:南竜分岐⇒17時49分:エコーライン分岐⇒18時00分:南竜ヶ馬場(2080m)⇒18時05分:南竜ヶ馬場野営場 |
![]() |
13時50分 | 一ノ瀬ビジターセンター 7月から10月までマイカー規制のため一ノ瀬までしか入れない。駐車場は無料 一ノ瀬から別当出合へシャトルバスが20分から30分間隔で出ている。 5:00〜16:30(注 9・10月は16:00) 料金400円 時間約15分。 午前中に福井県の大野市にある荒島岳(1524m)に登り、白山に登るため急いで移動してきた。 一日で2山にチャレンジし、南竜ヶ馬場まで登るには遅くとも2時までにはバスに乗る必要がある。 |
別当出合 標高:1260m 立派な待合室とトイレ、水場が完備されている。 詳細写真1 |
14時24分 | ![]() |
![]() |
14時30分 | 別当谷にかかる吊橋 この吊橋の上流20mのところにあった吊橋が2004年5月に土石流で流されたため、2ヶ月で以前の吊橋より9m高い吊橋が作られたという。 これを渡り砂防新道を登る。 |
中飯場 砂防新道の最初のポイントは中飯場 トイレと水場があり、反対側にはベンチがあり、不動滝が望める。 |
15時14分 | ![]() |
![]() |
15時33分 | 不動滝と柳谷導流落差工 詳細写真2 中飯場の上の辺りに不動滝を展望できる場所がある。 |
別当覗 標高:1750m この下が土石流が発生した場所。 立ち入り規制のロープがあったが、この下は別当谷の絶壁である。 向かい尾の尾根は観光新道。 |
16時11分 | ![]() |
![]() |
16時37分 | 木道が数ヶ所整備されている。 砂防新道の登山道は他の山に比べ格段に整備されている。 沢山休息するベンチが設置されている。 |
工事関係者に緊急時に救助を要請するためのインターフォン この辺りまで5時30分のバスに乗るために下山する登山者を見かけたが大丈夫だろうかと不安になった。 おかげでこれから先は誰にも会わず誰にも抜かれない私たちだけの山旅となった。 |
16時45分 | ![]() |
![]() |
17時00分 | 避難小屋下のベンチ ここから5分で甚之助避難小屋 |
甚之助避難小屋 標高:1970m トイレと水場がある。 |
17時06分 | ![]() |
![]() |
17時35分 | 室堂と南竜ヶ馬場の分岐 詳細写真3 ここから室堂へ2km 途中で黒ボコ岩に出て弥陀ヶ原経由室堂である。 南竜ヶ馬場まで1km。 |
南竜ヶ馬場へ向かう水平道 分岐から南竜ヶ馬場へ20分から30分の距離である。 |
17時38分 | ![]() |
![]() |
17時47分 | 左が南竜ヶ馬場の山荘と向かいに野営場 展望が広がり白山に来たう実感がしてきた。 写真の右側には別山が聳えている。 |
エコーライン分岐 室堂へ2km 弥陀ヶ原の五葉坂の下で合流する。 別当出合へ4.4km 南竜が馬場へ600m |
17時49分 | ![]() |
![]() |
16時00分 | 南竜山荘 南竜ヶ馬場は、御前峰と別山の鞍部にあたる標高約2,100mの平坦地です。山頂近くでは唯一キャンプ指定地であり、ビジターセンター、南竜山荘のほか、休憩舎、ケビン、テントサイト、炊事舎などが整備され、貸テント、貸毛布なども用意されています |
展望歩道・室堂方面への分岐 室堂へ3.1km 別山へ4.1km |
18時3分 | ![]() |
![]() |
18時5分 | テント場から南竜ヶ馬場 山荘から約5分ほどの場所が野営場 |
南竜ヶ馬場野営場 テント場には炊事場のほかトイレ、ケビンまである。 倉庫の前では5時ごろまでビールも売っているらしい。 炊事場も立派でその中で食事をしてもいい。 しかし、蚊やブヨなどの虫が多い場所で、食事のときに閉口した。蚊取り線香、虫除けなどの用意がいる。 草むらの上にテントを張ったためとてもフカフカした寝心地のいいテント場であった。 |
18時35分 | ![]() |
![]() |
18時50分 | テント場からの夕日 |
【アクセス】 陸自動車道金沢西ICから国道8号・157号で白峰経由、県道33号で約60km。約1時間40分(別当出合まで) 入山規制の行なわれるときは別当出合までマイカーではいることはできず、一ノ瀬までである。 一ノ瀬から別当出合まではシャトルバスで約15分(400円) 金沢駅からの登山バスは約2時間。 【荒海岳から白山へ移動する場合】 勝原スキー場から一ノ瀬まで国道158号線から勝野で国道157号線、白峰から県道33号線で約54m(1時間30分) 【駐車場】 一ノ瀬ビジターセンターの脇に数百台とめられる駐車場がある。 【水場】 砂防新道には、別当出合、中飯場、甚之助非難小屋に水場がある。とても水量が多い。 【避難小屋】 甚之助避難小屋 トイレ、水場もある。 (別当出合から約2時間40分ほどの場所) 【その他】 砂防新道の登山道は、他の山では見ることが無いほどとてもよく整備されている。 白山登山には「白山の山懐に抱かれて」というサイトの航空写真を使ったルートマップがとても役に立ちます。 |