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大朝日岳
ヒメサユリの咲き乱れる稜線
(1870m)
2009年7月4日(曇り時々雨)〜5日(曇り)
妻と二人のパーティー

梅雨の合間を縫って雨に降られずに登れそうな山は朝日岳だった。快晴の展望は望めないことは覚悟の上で登り始めた朝日岳であったが、稜線に出てから満開の淡いピンクの可憐なヒメサユリが迎えてくれた。短いといわれる古寺鉱泉ルートでも5時間以上はかかる苦しいルートであるが、ヒメサユリにニッコウキスゲ、ウスユキソウ、チングルマ、シラネアオイなど花の咲き乱れる楽しい印象的な登山であった。
また、ルートの所々に水場がありそれぞれにとても美味しい水で、特に山小屋の手前にある(1時間ほどてまえであるが)雪渓下の銀玉水は名水中の名水の名に恥じない素晴らしい湧き水であった。
朝日連峰はいくつもの登山ルートがありロングトレールも楽しめるようである。
【ルートタイム】
7月4日 8時00分:古寺駐車場(発)⇒8時4分:古寺鉱泉⇒8時18分:急斜面を登りで尾根筋に出る⇒8時43分:合体の樹⇒9時50分:一服清水⇒(大休止:食事)⇒10時24分:一服清水(発)⇒10時30分:ハナヌキ峰分岐⇒11時11分:三沢清水⇒11時30分:稜線にでる(5分休息)⇒11時50分:古寺山⇒12時32分:小朝日岳下トラバース分岐⇒12時56分:トラバースと小朝日と大朝日との分岐⇒13時00分:熊越⇒13時36分:石のケルンと図根点(ずこんてん)⇒13時51分:銀玉水(着)⇒13時20分:銀玉水(発)⇒14時30分:大朝日避難小屋
7月5日
6時15分:大朝日小屋(発)⇒6時29:大朝日岳山頂⇒6時40分:大朝日岳(発)⇒6時50分:大朝日避難小屋(着)⇒7時00分:大朝日避難小屋(発)⇒7時30分:銀玉水⇒8時18分:熊越⇒8時49分:小朝日岳(5分休息)⇒9時43分:古寺山(5分休息)⇒10時90分:三沢清水⇒10時38分:ハナヌキ峰分岐⇒10時45分:一服清水(15分休息)⇒11時00分:一服清水(発)⇒11時47分:合体の樹 ⇒12時10分:尾根から古寺鉱泉への急斜面⇒12時19分:古寺鉱泉⇒12時23分:古寺鉱泉駐車場(着)
7時59分 古寺鉱泉駐車場
約30台ほど駐車できる。
簡易トイレ2基あり。
月山ICから約20km(約30分)ほど出到着する。
古寺鉱泉朝陽館
ここで朝日岳のバッジを買うことができます。
鉱泉の左側から建物の裏に回り登っていく。
最初ジグザグに急な登りが15分ほど登るとなだらかな尾根道に出る。
詳細写真1
8時4分
8時44分 合体の樹
ヒメコマツとブナの樹が途中で合体している。
大きなカラマツの木の生えた尾根道は比較的なだらかで登りやすい。
一服清水
とても美味しい水でここで朝食と昼食を兼ねた食事をとる。
ここから急な登りになる。
ここから10分ほどでハナヌキ峰との分岐に出る。
9時51分
11時9分 三沢(サンザ)清水
ハナヌキ峰分岐から約10分ほど窪んでぬかるんだ登山道を登る。
この日はまだ水が沢から引かれていなかったが下山時に丁度水が出たところだった。
ここから20分弱で古寺山への稜線にでる。
古寺山の山頂(標高:1501m)
狭い山頂は朝日岳への縦走路である。
背後に小朝日岳と大朝日岳が見えてくる。
これを下ると小さな雪渓ができてた。
稜線には可憐な淡いピンクのヒメサユリが今を盛りに咲き乱れていた。
詳細写真2
11時51分
11時59分 ヒメサユリ
稜線上にはピンクの可憐なヒメサユリが咲き乱れており、この山の登山をとても楽しいものにしてくれる。
小朝日岳山頂下にある大朝日岳へのへの巻き道との分岐。
雪渓を右に折れて大朝日岳に向かう。
12時31分
13時36分 小朝日岳の巻き道を抜けると「熊越」という鞍部に下る。
そこから銀玉水までへはなだらかな稜線をアップダウンしながら進む。
途中に石のケルンを積んだ場所がありそこに画根点(がこんてん)という標柱がある。
13時51分
銀玉水
この左下に右の銀玉水がある。
とても冷たくて美味しい。ここで水を汲んで避難小屋に向かう。名に聞く名水である。
整備された敷石の登山道を登ると雪渓になる。
雪渓は左上のピークまで続くがとても滑りやすい。
詳細写真3
14時7分
14時22分 雪渓を登りきると小さな岩のピークに出る。
背後にあるもう一つの小ピークをこえるとその先に山小屋がある。
この辺りからチングルマやウスユキソウが咲いている。
「霊山朝日嶽神社奥宮」の石柱の前から大朝日岳と大朝日避難小屋を望む。
14時30分
大朝日岳山頂避難小屋
大朝日岳山頂下約15分の場所に建つ。シーズン中は常駐の管理人もおり、約100名の収容能力がある。1泊 1500円。
水場は歩いて10分ほどの金玉水。
テントを持ってくると小屋の前の広場をテント場として使うことができる。
トイレは小屋の中。とてもきれいなトイレ。
詳細写真4
14時34分


避難小屋の前から
左が大朝日岳山頂

⇒この稜線を古寺から登ってきた。
右下がガンガラ沢
大朝日岳(標高:1870m)
避難小屋の裏からなだらかな上りを約15分で山頂に着く。
残念ながら霧の中で展望は得られず。
山小屋までは約10分で下る。

6時40分に大朝日岳避難小屋を出発。
詳細写真5
6j時30分
8時12分 正面に小朝日岳
小朝日岳山頂(標高:1647m)
小朝日岳の広い山頂。
山頂から東側に下ると鳥原山から朝日鉱泉に。
北に下山すると古寺山方面に向かう。
北に下山を始めて巻き道との分岐の上に小さな雪渓がある。
8時49分
9時43分 古寺山から小朝日岳を望む。
詳細写真6
三沢(サンザ)清水
ここに着いたときに土日に登ってくる管理人がパイプを沢から引いて利用できるようになって多くの登山者と開通を祝っていた。
約200m程パイプで引いてくるらしい。
10時12分
12時19分 古寺鉱泉到着。
ここで朝日岳のバッジを買うことができる。
沸かし湯の鉱泉は狭く1つしかないため、男女大人数のパーティーは入浴できない。
【アクセス】
山形自動車道月山ICから約20km 約30分
大井沢の集落を抜け地蔵峠の分岐を右折。県営サクラマス孵化場を右折して細い道の終点。
【大朝日避難小屋】
利用料金 一泊1500円 自炊、寝具無。
【温泉】
大井沢温泉は300円ではいることができる。男湯からは小朝日岳と大朝日岳を望むことができ、駐車場からは正面に月山が望める。
【その他】
大江町 大井沢温泉のある場所はNHKの連続ドラマ「おしん」でおしんが奉公のため雪の中、川舟に乗って家族と別れる有名な場面等がが撮影された場所。
2009年5月6日撮影 CANONG10

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