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塩見岳
 (3052m)
烏帽子岳(2726m)
3日目
(三伏峠テント場から烏帽子岳ピストン⇒鳥倉林道ゲート)
2009年10月11日(快晴)
私達夫婦2名のパーティー (テント泊装備)

晴れた3日目の朝はとても冷え込み、5時過ぎの気温はマイナス7.5度であった。しかし、テント場は塩見岳を目指す登山者の声が3時ごろから響いていた。
快晴でテント場から見える三伏山で展望を楽しむ登山者が沢山おり、朝食を摂りテントを撤収して下山するだけではもったいないため、烏帽子岳を目指す。ここに登ってくるまでこの山の事を知らなかったが、1時間弱の登りで南アルプス、北アルプス、中央アルプスから富士山まで展望できる素晴らしい展望台であることを知った。塩見岳に登ったら是非立ち寄りたい山である。
また、烏帽子岳から1時間30分程でいける小河内岳(2802m)はそれ以上に素晴らしい展望の山であるり、避難小屋を使って是非登ってみたいという思いを新たにした。
そして三伏小屋からの鳥倉林道登山口までは、特段危険な場所も無い比較的緩やかな2時間30分程の下山道である。体力が勝負といわれる懐の深い南アルプスの山でこれほど楽な登山(下山)道はここ以外に無いのではないかと思われる。また、樹林の中を登るにしてはとても明るくて展望もよく、南アルプス北部の全山、そして中央アルプスの大展望を楽しむことが出来るのもこの登山道の魅力の一つである。
【ルートタイム】
(1日目)
6時15分:三伏峠小屋テント場⇒6時55分:烏帽子岳(着)⇒7時22分:烏帽子岳(発)⇒8時11分:三伏峠小屋テント場(テンと撤収)⇒9時05分:三伏峠小屋(発)⇒9時25分:豊口山分岐9時30分:ルンゼ9時50分:水場(着:食事)⇒10時18分:水場(発)⇒1035分:コル10時48分:豊口山間のコル(下降点)⇒11時38分:登山口⇒12時15分:鳥倉林道ゲート
6時15分 三伏峠のテント場から塩見岳の山頂が望むことができる。

腕時計をテントの外に出し気温を測定すると氷点下7.5度まで下がり凍てついた。
三伏峠のお花畑に下りると塩見岳の全容を望むことができる。
詳細写真(9)

6時20分
6時36分 南側が崩落した危険な崖淵の登山道
崖沿いの狭い登山道は雪が積もり凍てついており滑り易くとても恐怖心がある。
右上の小ピークを越えると下の富士山が眼前に現われる。
稜線に出ると稜線上のくぼみの彼方に突然富士山が現われる。
これには大感激である。
できれば日の出前に登ってきたかったと後悔する(-_-;)。
6時46分
6時54分
烏帽子岳山頂
南・北・中央アルプスを展望できるポイント。
山頂を越えて荒川岳に向かう。
烏帽子岳からの下り。
右側の崩落しているコルまで下る。
7時23分
9時4分 三伏峠小屋
この日の朝は小屋の中も寒かったとのことでマイナス3度もあったといっていた。
詳細写真(10)
塩川ルートとの分岐
塩川ルートは約5km
鳥川林道までは約4km
9時25分
9時30分 地図でルンゼとされている場所。
木の梯子や階段が数多く付けられている。 9時44分
9時51分

発:10時18分
水場
水は沢山出ている。
水場の脇に手ごろな広場がある。
ここで約30分食事を摂る。
この水場の上の岩は海溝堆積物の泥岩(粘板岩:slate)だという。
稜線上の下降点
地図では豊口山間のコルと書かれている。
10時48分
11時04分 稜線から登山口まで約20分は明るいカラ松林で正面に小河内岳が望める気持ちのいい下山道。
詳細写真(11)
鳥倉登山口
ここからゲートまで35分から40分ほど歩く。
11時39分
12時15分 鳥倉林道ゲート
満車で第二駐車場やその間の路肩にも沢山止めていた。
国道まで約16km。
【アクセス】
国道152号線まで約16km
大鹿村から中央高速松川ICまで約40分から50分
林道の途中に夕立神パノラマ公園と呼ばれる展望台があり、中央アルプスの展望を楽しんでいた。
【温泉】
●塩鹿温泉元湯山塩館(三伏峠小屋の経営する老舗の温泉。しかし、この日は宿の都合で入浴はできないと断られてしまった。)
●鹿塩温泉 山景館 山塩館に向かう途中にある。とても明るい沢沿いの温泉です。
【その他】
今回の登山は諏訪から高遠を経由して分杭峠を越えたやってきたが、この分杭峠は我が国で一番の零磁場のスポットとのこと。入山時は車は一台もいなかったが、下山時峠を越えたら大変な車で駐車場に入るために2時間以上はかかるような混み様であった。それに、セロ磁場の水を汲むために4時間も並んでいた。 零磁場については「山で見つけた話題」で紹介します。
1日目 2目
2009年10月11日撮影 CANONG10

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