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塩見岳
 (3052m)
1日目
(鳥倉林道ゲートから三伏峠テント場)
2009年10月9日(曇り)
私達夫婦2名のパーティー (テント泊装備)

塩見岳は南アルプスの山々に登ると中央部にオニギリのような三角形の黒々とした山頂をもつ特徴的な山である。
登山を始めた頃のガイドブックには塩川ルートが紹介されていたが、現在では鳥川林道が整備されており、塩川ルートより時間が短く、また比較的なだらかなことから現在このルートをとる登山者が増えている。
今回、10月の三連休を前に、連休中の天気は晴れるとの予報であり鳥倉林道の登山口から塩見岳を目指した。
鳥倉林道からの登山道は急な登りもあまり無く、樹林の中ではあるがとても明るく木々の間から小河内岳や空木岳や木曾駒ヶ岳等の中央アルプスの展望も得られる楽しくて比較的楽な登りである。
また、三伏峠までの登山道には「2/10」等と峠までの距離を十等分した標識が付けられ、自分の位置を認識し易い。
【ルートタイム】
(1日目)
11時02分:鳥倉林道ゲート(県道から約16km)⇒1145分:鳥倉(豊口)登山口(着)⇒11時55分:登山口(発)⇒12時22分:尾根筋(小河内岳の展望)⇒13時15分:豊口山間起のコル⇒13時39分:コル⇒1410分:水場(昼食30分休息)⇒14時40分:水場(発)⇒15時7分:ルンゼ⇒15時15分:豊口山分岐(塩川ルートとの合流)⇒1556分:三伏峠小屋
11時2分 鳥倉林道ゲート
ここから登山口まで舗装された林道を約40分から50分程歩く。
ゲート脇に登山届けがある。(登山口にもある。)
標高:1630m
詳細写真(1)
鳥倉登山口
ここにも登山届けがある。
昭文社の「山と高原地図42塩見、赤石、聖岳」にはゲートから登山口までルートタイムが30分と書かれているが、とても30分では到着できない。
日影の無いアスファルトの登山道を40分から50分程は歩く必要がある。
アスファルトの道が切れて5分ほどで登山口である。
案内板は塩見岳の岩石の構成について説明があり、塩見岳に登る途中の赤色のチャートや緑色岩など美しい岩石を見て楽しむことができる。
11時45分
12時11分 カラマツ林
とても明るく気持ちのよい登山道を登る。
登りきると正面に小河内岳と烏帽子岳の展望が得られる稜線にでる。それから先も急な登りが続くがとても登りやすい。
詳細写真(2)
崩落地の登山道
稜線の少し下に崩落地があり、木の手すりが付けられている。
崩落地点を過ぎると豊口山間のコル(稜線)はもうすぐである。
12時59分
13時15分 豊口山間の分岐
ここで稜線に出る。
三伏峠まで約2km 約2時間
鳥倉登山口まで約1km 約30分
と書かれている。
13時20分 豊口山間のコルのある稜線に出てしばらく急な樹林の尾根を登る。
その後は山の西面を巻く様に登る。
急坂が終わるとあとは稜線の西側の巻き道を水場の先までアップダウンを繰り返しながら登る。
西には中央アルプスの展望が望める。
13時25分
このような木の橋や梯子が沢山ある。
水場の手前で前日の台風18号で大きな木が倒れて登山道をふさいだ場所があった。
13時30分
14時10分(30分休憩) 木の枝を集めた水場は沢山の水が出ている。
水場の脇に少しだけ広い場所があり休憩に最適である。
峠まで約1km 1時間
鳥倉林道まで約2km 1時間30分
木の橋や梯子が幾重にも連なる場所。
不安定で滑りやすいため注意が必要。
詳細写真(3)
14時45分
15時07分 ルンゼ( 「岩壁に食い込む急な岩溝」を意味するドイツ語)
特に危険な場所ではない。
ルンゼの上から伊那の盆地と中央アルプスが展望できる。 15時08分
15時15分 塩川ルートとの分岐点
塩川小屋まで約5km
鳥倉林道まで約4km
分岐点からしばらくジグザグに登ると正面に本谷山と展望が広がる。
展望がよければ塩見岳のほか甲斐駒ヶ岳や仙丈岳も望める。
15時33分
15時56分 三伏峠小屋
環境庁の国立公園南アルプスの標識が立っている。
日本で一番高い場所にある峠で標高1615mと書かれている。
右手が水洗トイレ
奥がトイレ
トイレの使用料は200円である。
テント場の使用料は一人500円とトイレ使用料の200円の合計700円。
水は小屋の前の水道を使うことができた。
しかし翌日と翌々日は冷え込みのため水道が凍結して使えなかった。
この日のテント場は私達の他、愛知県小牧市からこられたご夫婦だけであった。
15時56分
【アクセス】
中央高速道路松川ICから40から50分程。
国道152号線の大鹿村上市場小渋橋のたもとから鳥倉林道に入り約16kmでゲートに着く。
【駐車場】
ゲートの前に40台ほどの駐車場がある。さらにその手前にも第2駐車場もある。
【トイレと水場】
ゲート前の駐車場にはトイレと水場がある。
2日目 3日目
2009年10月9日撮影 CANONG10

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