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Good Journey(よい旅を!)
二見が浦

二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)は、三重県伊勢市二見町江にある神社であり、境内の磯合にある「夫婦岩」で知られている。
二見興玉神社は、明治42年、猿田彦命を祀る興玉社(おきだまのやしろ)と宇迦御霊之神(神宮外宮の豊受大神の別名とされる)を祀る三宮神社を合祀したもので、その際に現社名になった。
社伝によれば、二見興玉神社は、倭姫命が夫婦岩に注連縄を張り、興玉神石の遙拝所を設けたのに始まるという。天平年間(729年 - 748年)、僧行基が興玉神の本地垂迹として江寺(えでら)を創建し、境内に興玉社を建てて鎮守社とした。後に現在の二見が浦へと遷座した。
御祭神猿田彦大神は天孫降臨のさい、道案内をされたので(古事記、日本書紀)古来、交通安全 善導の守護神として広く信仰されておいる。

海岸沿いの松並木の中に駐車場があり、そのはずれに鳥居があある。
鳥居を入りし海岸線も参道を100m程歩くと夫婦岩と本殿が見えてくる。
夫婦岩と手前の屏風岩・烏帽子岩・獅子岩

夫婦岩の左手に「かえる岩」があり以前は「烏帽子岩」だったらしいが、最近「かえる」に似てきましたと解説されている。
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)本殿
本殿の裏側に遥拝所
夫婦岩の沖合約700mの海中に沈む、祭神猿田彦大神縁の興玉神石を拝する神社である。
遥拝所から夫婦岩を望む。
夫婦岩は日の大神(天照大神)と興玉神石を拝むための鳥居の役目を果たしている。

男岩は立石、女岩は根尻岩と呼ばれていたが江戸の中期には夫婦岩と呼ばれるようになったという。
禊橋を渡り一番近い位置から
注連縄の大きさを実感できる。
5月5日、9月5日と12月中・下旬のいずれかの土・日曜日(海況による)には夫婦岩の大注連縄の張り替え神事が行われる。
4月、から8月は夫婦岩の間から日の出が拝める。

夏至の前後2週間ほどは、方位角約61度距離およそ200kmの彼方にある富士山山頂付近からの御来光となる。
冬至の頃には夫婦岩の間より昇る月を見ることもできる。
水(願)授け蛙
蛙は大神の御使いと信じられ、境内の置物は、無事かえる、貸した物がかえる、若がえる等の縁起により御利益をうけられた方々の献納である。
【場所】三重県伊勢市二見町大字江575
【アクセス】
(車)
伊勢自動車道〜鳥羽・二見ライン〜二見JCT下車・・2つ目の信号を右折・・鳥羽方面へ(R42号)トンネル手前の坂を左折
神社参拝者専用の駐車場あり【20台】もしくは 堤防沿いの二見浦公園の駐車場
伊勢神宮から車で約15分ほど
(電車)
名古屋から電車(近鉄)〜伊勢市駅(JR乗り換え・参宮線)〜二見浦駅 徒歩15分
〜伊勢市駅、もしくは宇治山田駅〜バス・タクシー
名古屋からJR(快速みえ)〜二見浦駅 徒歩15分
伊勢神宮を訪ねる前に朝日を見に二見が浦に来たが残念ながら曇り空。早朝のため参拝者も少なく写真にあまり人が写っていない。しかし、夫婦岩の間はるか200kmにある富士山から登る朝日が見えるとは思っていなかった。 
外宮 内宮 おはらい町
2009年5月4日  撮影 CANON G10
 
夫婦で登る日本百名山 HOMER’S玉手箱 麹町ウぉーカー(麹町遊歩人) 会津見て歩記 甲府勤番風流日誌 伊奈町見聞記 鹿児島県坊津町 Good Journey