夫婦で登る日本百名山へ戻る                                    

妙高山・火打山
(2454m)       (2462m)
2009年7月19日(曇り雨)〜20日(晴れ)
妻と二人のパーティー

関東甲信越地方は梅雨明けしたというのに肝心の海の日の三連休の天気は思わしくなく、南北アルプスは全て雨の予報。ところが連休後半の妙高辺りは18日は雨で19日は曇り時々雨、20日は晴れの予報。ということで妙高山と火打山の2座を登ることにした。
この2山の一泊二日で登る場合、登山案内書では笹ヶ峰から高谷池(こうやいけ)ヒュッテに行き、そこから火打山をピストンして茶臼山から黒沢池ヒュッテで宿泊し、2日目に妙高山を登り、笹ヶ峰に下山するルートが推奨されている。しかし、いろんな本やネットで妙高山登山のレポートや情報で見ても妙高の里から望む様な雄大な妙高山のイメージが描けなかった。
そこで今回はメインを紅葉の写真で知られるたおやかな火打山の登山にして、初日は少し歩く時間が長くなるが黒沢池ヒュッテから空身で妙高山に登り、その日の内に高谷池ヒュッテのテント場まで移動し、翌朝早朝の火打山を楽しむ計画とした。従って、初日は休息時間を入れて約11時間ほどの行程になってしまう。逆のルートでもほぼ同じ様なものであろうが、火打山のピストンが妙高山より楽であり、また高谷池ヒュッテから黒沢池ヒュッテ間でのルートが下りが長く多少楽である。とはいえ、火打山に登り茶臼山を越えて黒沢池ヒュッテへ下りて来る登山者は一様に疲れ切った顔をし、重い足どりですれ違った。いずれにしても一日の歩行時間が長く厳しいルートである。
【ルートタイム】 (注:テント泊装備)
7月19日 7時40分:笹ヶ峰登山口(発)⇒8時40分:黒沢出会(10分休憩)⇒9時33分:十二曲り標柱(5分休憩)⇒10時58分:富士見平分岐⇒11時20分:池尻⇒11時50分:黒沢池ヒュッテ(着)⇒12時06分:黒沢池ヒュッテ(発)⇒12時30分:大倉乗越⇒13時07分:長助池分岐⇒14時27分:妙高山⇒14時40分:妙高山(発)⇒15時40分:長助池分岐⇒16時30分:大倉乗越⇒16時50分:黒沢池ヒュッテ(着)⇒17時05分:黒沢池ヒュッテ(発)⇒18時30分:高谷池ヒュッテ(着)テント場
7時5分 休暇村妙高 笹ヶ峰キャンプ場の駐車場
トイレもありとても広い駐車場
(標高:1310m)
標高1300mに位置する収容人員2000名を誇る大きなキャンプ場(オートキャンプ、持ち込みキャンプ、ロッジ等)
携帯電話は圏外である。
笹ヶ峰登山口
ここで入山届けを書いて入れる。
登山道は木の階段と木道が整備されている。
詳細写真
7時40分
8時40分 黒沢出合 
黒沢橋(標高:1580m)
ここが最後の水場である。
橋の両岸が休息するのにいい場所。
対岸から急な十二曲がりの急坂が始まる。
十二曲がり標柱(標高:1670m)
黒沢からここまでは急ではあるがジグザグの登山を登る。12回曲がるらしい・・
9時33分
10時00分 十二曲りの標柱の上部
地図では十二曲りが急坂と書かれているが、むしろその上部の方が急な岩場もありゴツゴツした大きな岩場や泥だらけの滑りやすい大変な登りが続く。
富士見平の分岐
左に曲がると高谷池ヒュッテ(火打山)方向
右に進むと黒沢池ヒュッテ(妙高山)方向
10時58分
11時18分 池尻
詳細写真
富士見平からしばらく下りそして少し登り返す。そしてしばらく樹林を下ると笹原の池尻に出る。
黒沢池ヒュッテ(標高:2005m)
展望のいい笹原の木道を真っ直ぐに歩くと左手に大きな池が見えてきて正面には日本海も見えていた。
そして少し下りにかかるとそこに黒沢池ヒュッテの特徴的な山小屋が見えてくる。
11時46分
12時30分 大倉乗越(標高:2150m)
正面に妙高山が見えてくる。
ここから外輪山を一気に下る。
大倉乗越から急な下り。
数ヶ所ロープの付けられた急な場所をほぼ真っ直ぐに下る。
12時35分
12時43分 正面が妙高山
右側の急な斜面を巻くように下っていく。
長助池
大倉乗越からしばらく下ると長助池が望める。
12時47分
12時51分 残雪期は大倉乗越から妙高山の登り口である長助分岐まで急な斜面に付けられた巻き道を下る。
この日の午前中にこの先のザレ場で登山者が足を滑らし滑落し、ヘリコプターで救助されたという。
長助池分岐(標高:2040m)
右に下ると長助池と燕温泉方面
妙高山には右上に上っていく。
詳細写真
13時6分
13時7分 長助池分岐の上の雪渓
50m程の小さな雪渓。
ここから山頂までルートタイムは約1時間20分。
妙高山へは沢を真っ直ぐに登り、途中狭い笹薮の道を登る。
分岐から山頂までは約1kmというがとてもきつい登りである。
13時48分
14時27分 妙高山山頂(標高:2454m)
雨のため展望はなし。
長助池分岐山登口から約1時間20分かかった。
黒沢池ヒュッテ
妙高山山頂から約1時間30分で帰ってきた。
16時57分
17時39分 茶臼山への登り
ぬかるんだ登山道が滑って登りにくい。
ほぼ田圃の中を歩いている感じである。
詳細写真
高谷池とテント場が見えてきた。 18時26分
18時31分 高谷池ヒュッテ
6時半ごろに着いたらテント場はほぼ満杯状態。直前に大雨が降り、天場が洪水のようになったとのことでぬかるんでいた。
テントを張る時に強風が吹いていたが、周のキャンパーがペグを打ってくれたり、石を運んでくれたりと手伝ってくれて、すぐに立てることができた。
ありがとうございました。
【アクセス】
笹の峰休暇村キャンプ場 上信越自動車道妙高高原ICから約20km 約30分。
とても広い駐車場が、登山口のある駐車場の下にある大きな駐車場にはトイレもある。道を挟むだけなので下にある大きな駐車場がいい。
【水場】
妙高山、火打山のぞれぞれのヒュッテの水は無料で使えるが、生水で飲むことは推奨しておらず、煮沸してからの利用を求めている。
笹ヶ峰からのルートで水場は登り始めて1時間ほどの場所にある黒沢川が水場として紹介されている。
【高谷池ヒュッテ】
利用料金 テント400円 水場 有(高谷池の水を使う。煮沸してから利用する。とてもきれいな水です。)
【温泉】
苗名の湯 450円ではいることができる。
【その他】
笹の峰牧場の道路わきに「雪山賛歌の碑」が建っている。近くに京大フュッテが建ている。
翌日(7月20日)火打山へ
2009年7月19日撮影 CANONG10

HOMER’S玉手箱 麹町ウぉーカー(麹町遊歩人) 会津見て歩記 甲府勤番風流日誌 伊奈町見聞記 鹿児島県坊津町 Good Journey(よい旅を!)