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幌尻岳 
 (2053m)
1日目
(ぬかひら山荘から幌尻山荘まで)  
2012年7月19日(晴れ)
私達夫婦の2名のパーティー

平成23年から第一ゲートまで入ることが禁止され、ぬかひら山荘発の予約制のシャトルバスに乗り、幌尻山荘を予約しないと登ることができなくなった幌尻岳。山荘の予約が取れても夕方7時の時点で水の状態によっては翌日のシャトルバスが出ない。従ってここまできて足止めということもありうる、リスキーな登山計画である。予約制となったため予約が取れないという噂が流れており幌尻登山を諦めるという登山者ともであった。しかし、この山はこの沢の渡渉というある意味リスキーであるとともにとてもなかなか経験できない渡渉を繰り返す楽しい登山である。入山者の数が少ない分だけ静かでゆったりとした山小屋が利用できます。小屋の予約は取れないということはありません。平日等は十分に予約ができると思います。

【ルートタイム】
ぬかひら山荘(発)→第一ゲート(着):350分→第一ゲート(発):410分→第2ゲート→北電取水施設:615分(朝食10分)→渡渉開始地点(この間一回道を失う10分ほどロス)→幌尻山荘(着):839分→幌尻山荘(発):905分→尾根に出る→命の泉→稜線→新冠分岐→幌尻岳(着)1239分→幌尻岳(発):1314分→命の泉(5分休憩):1449分→幌尻山荘:1520

7時10分 7月18日 7時10分 ぬかひら山荘到着
っ平成20年に閉校となった旧豊糠小中学校後絵尾宿泊施設並びに登山情報発信施設として平成22年7月にオープンした。
ぬかひら山荘の夕食はジンギスカン
お弁当2食(おにぎり4個)付きで5千円

7時に幌尻山荘の管理人から沢の水の状態について報告があり、翌日バスが運行されるかどうかが決定される。
従ってここで宿泊していても増水したらバスは出ない。
7時12分
19日
2時45分
3時発のシャトルバスに乗る。
3時発のシャトルバスは初めての経験。
バスは予約制である。
しかしこれには訳がある。
これに乗ると9時前に幌尻山荘に着き、9時から幌尻岳をその日のうちにピストンできる。
2時までに山頂に到達できたらピストンできるとガイドの方が話していた。
次のバスではピストンできない。
第一ゲートバス停
バス待合所とトイレがある。
ここまで21.6qある。
5時55分
4時11分 第一ゲートを出発する。
取水口まで約2時間弱。
第2ゲート
このゲートの少し手前に奥幌尻橋がある。
林道には熊のふんもあった。

林道は山オヤジに注意!!
4時57分
6時14分 北海電力取水施設
ここでお弁当のおにぎりを食べて朝食とする。
ここで下山してきたベテランの登山者から立派な草鞋を分けてもらう。
6時25分出発する。
最初額平川の左岸を進む。このように岩場をヘツルところもある。 6時32分
6時42分 要注意
ここは本来の渡渉開始地点ではなかったが対岸に踏み跡があるため間違ってここで渡渉装備に変えてわたり踏み跡をたどり道を失い15分ほど時間をロスしてしまった。大きなフキや沢を越えたりととても緊張した。
本来の第1回渡渉地点はこれから15分から20分ほど上流。
下山時はあえてこの上から沢を渡りここに出てきた方がヘツル必要がない。下の写真にあるようにこの河原に下りる前の左側に右岸をヘツルための取り付がある。
下の写真は下山時の撮ったもの。
上の写真の撮影地点の右岸にヘツルための取り付がある。
下山時に撮影したもの。
6時48分 私の渡渉装備はワークマンで780円で買った地下足袋
はっきり言ってこれで十分でした。下山時はいただいた草鞋を使いましたが、グリップ力がありまたクッション性があるためとても快適でした。
高い沢靴より地下足袋に草鞋・・これが最適です。

6時48分間違いで第1回目の渡渉開始。
ここが本来の地図にある渡渉開始地点
地図には渡渉は16回とあるが、下山してくる登山者によると20回渡渉したとの情報もあった。
小さな支流の渡渉を数えるかどうかの違いのようであるが、20回ほどは渡渉する。
対岸にある赤いリボンと「」と書かれたルートマークが唯一の目印。これを見落とさないようにすることが必要。
7時24分
7時26分 水の深さは私が膝下、妻が膝上程であった。
水は冷たいが雪渓が解けたものではないとのことでそれほど冷たさは感じなかった。
渡渉地点が次から次へと現れる。
ただ、岩に乗るより川沿いこの小石をしっかりと石を踏むほうが強い流れにも安定して抗して渡渉できる。3回ほど渡渉すると次第に慣れてきて安心して渡ることができるようになってくる。
7時27分
7時30分 右岸に滝が現れる場所。
不老の滝
北海道の深い沢に入り込んだと実感できる場所である。
上の滝のある反対側の岩壁をヘツル。 7時32分
7時32分 この正面には上に登る岩壁があるがこの岩は登れない(登ことができなかった)。増水時の下山ルートのようである。
ここで沢に下りて左奥の大きな岩の間を登る。
沢に下りてこの大きな岩の間を登る。
岩の手前の小枝に赤いルートマークがある。
7時40分 正面の岩に赤いペンキでに「」と書かれている。
ここでも赤いペンキのルートマークが確認できる。 7時43分
8時01分 さすがに何回渡渉したかわからなくなってきた。
少し深い沢を渡り対岸に上がる。 8時5分
8時10分 大小沢山の沢を渡る。
この上にもたくさんの沢がある。
これを渡るとしばらく左岸の樹林の中の登山道を進む。 8時27分
8時30分 しばらくこのような登山道が続く。
そして、樹林が切れて沢に降りると朝日の逆光の中に幌尻山荘が見えてくる。
この沢が最後の渡渉である。
8時37分
8時40分 幌尻山荘到着

写真は幌尻山から下山後撮ったもの。
到着時はほとんど人があらず青いシートが敷かれていただけであった。
このブルーシートの上で食事をする。
小屋の右奥の下にあるスペースにザックは収納する。
小屋の中にはザックは持ち込めない。
【アクセス】
国道237号線からぬかひら山荘まで約10qほど。
【駐車場】 
ぬかひら山荘脇に100台以上の駐車スペースがある。
【トイレ】
第一ゲート、幌尻山荘
 【幌尻山荘のシャトルバス予約制について】
以前は、自由に第一ゲートまで入れるためそこから2時間歩いて取水口に着き、それから40分ほどの渡渉地点まで行ったらかなり深い水でも引き返すことはできずに不幸な結果になった人たちも多いと聞く。道路管理者の北電と安全を管理する自治体としてはこのような登山形態の選択もやむを得ないのかもしれない。入山者の数が少ない分だけ静かでゆったりとした山小屋が利用できます。
詳細については山荘でもらったパンフレットをPDFにして紹介します。(2012年平成24年版)
とうぬか山荘へようこそtoyonuka1.pdf へのリンク 
とよぬか山荘の施設とシャトルバス時刻表toyonuka2.pdf へのリンク
1日目後半(幌尻山荘から幌尻岳) 2日目
2012年7月19日撮影 XP−150

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