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北アルプス最深部ぐるっと一周
 (1日目)折立から太郎平、薬師岳薬師峠キャンプ場
2010年9月23日(土砂降り夕方曇り)
私達夫婦2名のパーティー(テント泊)

【登山概要】
2010年(平成22年)9月23日から26日までの4日間、あこがれの薬師岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、高天原山荘、大東新道、黒部川源流域という北アルプスの最も奥地ともいえるこのエリアを一回りしてみました。
23日は朝早くから大雨で北陸道が親不知らずで通行止めになるほどであった。夜中のうちにゲートに到着し、6時まで待ちオープンと同時に一斉に走ってきた。
初日は、雨の中の登山であり展望は望めなかったが、薬師峠にテントを張り、その日のうちに薬師岳をピストンした。
折立から標高差が1570mもあるが、テントサイトから空身だったため、とても楽しく登ってくることができた。
【ルートタイム】
7時22分:折立⇒826分:4代目アラレちゃんの看板⇒912分:三角点⇒1052分:五光岩ベンチ⇒1145分:太郎平小屋(着)⇒1155分:太郎平小屋(発)⇒1213分:薬師峠キャンプ場(着)⇒100分:薬師峠キャンプ場(発)⇒1330分:薬師平⇒1427分:薬師岳山荘⇒1511分:愛知大学遭難ケルン⇒1529分:薬師岳(着)⇒1537分:薬師岳(発)⇒1630分:薬師岳山荘⇒(10分休憩)1750分:薬師峠キャンプ場(着)
折立の薬師岳登山口
標高:1356m地点
有峰林道小口川線を使い折立までまで約36q。
朝6時オープンのゲートから入り1時間はかかりどうしても7時過ぎになってしまう。
2010年は13kmと短い小見線が閉鎖されており、やむを得ずとても長い小口川線を使った。
終点の折立には無料の芝生のキャンプ場(きれいな炊事場、トイレ)がある。
薬師岳登山口にはトイレと休憩所、自動販売機がある。
正面の登山口から太郎坂は最初なだらかであるがすぐに急な登りになる。
折立から太郎平までは約8kmある。
詳細写真(1)
7時22分
8時26分 4代目アラレちゃんの看板
太郎坂の急な登りには目印らしい目印はない。中でもこのアラレちゃんの看板が出てくると、これから先斜度が幾分緩やかになってくる。
三角点:標高1870m地点
地図上の大きなポイントである三角点。
この登山度はこれから先とても整備されておりほぼ500m置きにベンチがある。

折立から3.6km
太郎平に4.4km

詳細写真(2)
9時12分
10時52分 五光岩ベンチ
晴れていたら正面に五光岩が聳え、薬師岳の巨大な姿が展望できる。
太郎平への登山道はとても整備されており、石畳や木道が続いている。しかし、ゴロタ石の登山度は歩きにくいところもある。
晴れていたら右には薬師岳、左には有峰湖が望める。

登山道の様子は4日後、下山時に撮った写真で紹介します
10時58分
11時45分 太郎平小屋
太郎兵衛平は標高2330mで、太郎山の北側にある峠である。
管理人おじさんがとても明るい方で笑顔で迎えてくれた。
薬師峠キャンプ場
右が黒部川(薬師沢)側左が富山側
左側にきれいなバイオ処理のトイレと水場がある。
雨の中テントを設営し、トイレで濡れた衣類を変える。
袖口から入った雨で体が濡れ、とても寒く低体温症になりそうなほど寒かった。
詳細写真(3)
12時13分
13時09分 薬師岳への沢の登り
薬師平峠から最初沢沿いの急な登りが続く。
晴れていれば特に問題のない沢であるが、大雨のため沢が増水して滝のような場所もあった。
本当の意味の沢登りであった。
急な沢を登りきると薬師平である。 13時27分
13時31分 薬師平
薬師平の湿原には沢山の池塘とケルンもある。イワイチョウの紅葉も始まっていた。
薬師平から正面の稜線に向かてなだらかなのぼりが続く。 13時42分
14時18分 上の写真の正面の稜線にでると、そこから約15分で薬師岳山荘に着くという標識が立っている。
薬師岳山荘
標高2701m地点に建ている。
ここから山頂まで約1時間。
山荘の裏の岩を越えてそれから先は花崗岩の砂礫のなだらかな上りが続く。
14時26分
15時09分 ここが山頂かと思いきや・・山頂ではなくまだまだ先。
ここは愛知大が遭難した南東尾根への分岐点である。
建物のように見える避難小屋あと。
詳細写真(4)
愛知大学遭難ケルン
昭和38年1月愛知大学の13名が山頂を目指したが山頂直下で猛吹雪に遭遇し、薬師平の第三キャンプ地に引き返す途中、この地で東南稜方面に迷い込み、ついにその若い命を失ったとある。
15時11分
15時29分 薬師岳山頂
標高:2926m
祠が建つとても広い山頂は大きな岩がゴロゴロしている。
このときアラレも降ってきた。
大展望が望める山頂であるが、雲の為またく見えず。
しかし、下山を始めると突然雲が切れて展望が広がり始めた。 15時57分
16時16分 黒部五郎岳と笠ヶ岳
雲が切れると正面には黒部五郎岳と笠ヶ岳水晶岳など黒場源流の山がすべて見えてきた。
詳細写真(5)
振り返ると薬師岳の膨大な容量の山頂(左奥)が見える。 16時20分
17時50分 薬師峠キャンプ場
夕方になると雨も上がったものの気温が低くとても寒かった。
この日の夕食はなんと麹町アジャンタのチキンカレーとシーフードカレーでした。
大宮のICI石井で469円で販売されており少し高かったが店員おすすめもあり買った。千代田区麹町日テレの隣にあるアジャンタのカレーそのもののスパイシーな本格的なインドカレーでした。それにしてもアジャンタのカレーが山で楽しめるとは・・
麹町アジャンタのカレーについては「麹町ウぉーカー70号麹町界隈のカレー」を参照してください。管理者HOMERのサイトです。
【アクセス】
立山ICから約66km
有峰林道水須ゲートから有峰湖ゲートまで25km 湖岸から折立まで約11.5km 合計36.5km(かなり長い)平成22年は亀谷温泉ゲートからの小見線(13km)は通行止めで遠回りをせざるを得なかった。有峰林道は往復1800円です。
林道に一旦入ってしまうと携帯の通じる場所はないためゲートでもらうパンフレットに書いてある電話の場 所だけが緊急時の命の綱である。
通行可能時間午前6時から午後8時まで。
【駐車場】 
登山口の折立キャンプ場に約100台の無料駐車場
【トイレ】 
駐車場わきのキャンプ場と登山口に2か所ある。
【水場】  
太郎平まではない。 
【避難小屋】
なし。しかし登山口に休憩所がある。
【テント場】
薬師峠キャンプ場 太郎兵衛平から薬師岳方面に20分ほど歩いた場所にある。利用料金は1人500円。太郎平小屋で手続きするが、峠にテントを張っていると小屋のスタッフが利用料金を徴収にくる。冷めたビールも販売してくれるという。
2日目太郎平〜黒部五郎岳 3日目鷲羽岳・高天原 4日目大東新道・薬師沢・折立
2010年9月23日撮影 CANONG10

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