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那須岳
(茶臼岳1915m、朝日岳1896m、三本槍岳1917m))
2008.5.17(晴れ時々雨orみぞれ)
妻と二人のパーティー

8時45分:那須ロープウェイ(発)⇒8時53分:ロープウェイ山頂駅(発)⇒9時30分:茶臼岳山頂(着)⇒9時40分:茶臼岳山頂(発)⇒10時07分:峰の小屋⇒10時40分:朝日の肩⇒10時48分:朝日岳⇒11時20分:清水平(5分休息)⇒12時16分:三本槍(着)⇒12時50分:三本槍(発)⇒13時27分:清水平⇒14時00分:朝日の肩⇒14時15分:剣が峰下(5分休息)⇒14時31分:峰の小屋⇒15時07分:登山口(県営駐車場)⇒15時17分:那須ロープウェイ駅(着)

ロープウエイ山麓駅 8時45分 東野交通・那須ロープウェイ山麓駅は1390m。
6分ほどで山頂駅に着く。
この時期8時30分から動いている。
駅の少し上に県営駐車場がありそこに登山口がある。
今回はロープウエイを使うことにする。
詳細写真
山頂駅(1984m)に到着して茶臼岳の南面を時計回りに巻くようにつけられた砂礫の登山道を登る。
途中で茶臼岳の西面を牛首に向かう登山道の分岐がある。

詳細写真
8時56分 ロープウエイ山頂駅
茶臼岳山頂(1915m) 9時31分 那須岳の主峰「茶臼岳」(1915m)
火山礫と大きな溶岩そして噴火している場所の脇を登ると火口に出る。思ったより大きな火口がある。そして火口のふちにを時計回りに西にすすむと鳥居が見えてくる。その先に山頂がある。
詳細写真
山頂を出て火口を北川にすすむと白煙を上げる場所を眼下に望んで、ロープウエイの登山道と合流した場所を峰の茶屋方面に下る。
少し下ると火口の内側の壁と北東側の壁の間の広場に降りる。まるで月面のような光景である。
そして峰の茶屋小屋に降りる。振り返ると茶臼岳の噴煙が迫力で迫ってくる。
小屋の場所は10月から5月までは風が強い場所で登山者が飛ばされて遭難する事故も発生しているとのことである。
詳細写真
10時8分 峰の茶屋
剣ヶ峯 10時8分 峰の茶屋小屋から望む剣が峰(1799m)
右奥に見える嶺が朝日岳(1896m)
剣が峰の右側を巻きながらすすむが右斜面に雪渓が見える。
詳細写真
10時13分 今回の登山で一番緊張した雪渓。
慎重にステップを切りながらわたる。
(写真は下山時の写真)
ここから滑り落ちるとかなり下までおちることになる。
剣ヶ峯の北面に剣を2本立てたような岩が現れる。
ここから朝日岳に向かって岩登りが始まる。
恵比寿大黒岩というらしい。
10j時18分 恵比寿大黒岩
岩陵の急な登り 10時30分 剣ヶ峯を過ぎて朝日岳に向かって急な岩場を登る。
鎖の付けられたとても急なな岩場で上部に行くと狭い岩尾根を進む。風が強いときには注意が必要であろう。そして一度下って岩の西面につけられた狭いトラバースを慎重にすすむ。(鎖が付けられているが特に鎖に頼らずとも進む事ができる。)
岩場を登りきると朝日の肩と呼ばれる鞍部に出る。
岩場の詳細写真
朝日岳山頂(1896m)
背後に茶臼岳望む。
朝日の肩から5分ほどで朝日だけの山頂に着く。
詳細写真
10時49分 朝日岳山頂(1896m)
11時00分 朝日岳から正面の熊見曽根を越えて1900m峰の稜線を歩き清水平に向かう。
詳細写真
清水平
1900m峰から笹の生い茂る清水平に下る。清水平には木道が敷かれており休息するベンチとテーブルがある。
*残雪期ここから三本槍までの登山道はとてもぬかるんで歩きにくくとても苦労した.
詳細写真
11時28分 清水平から前方に三本槍岳が見える
12時16分 三本槍岳山頂(1917m)
那須岳の主峰茶臼岳(1915m)よりこちらが2m高い。
 三本槍は、昔、黒羽藩と会津藩、白河藩の武士が所領を確かめるために、それぞれ槍を持って登り、山頂で三本の槍を立てたことから付いた名前だという。
茶臼岳、朝日岳等からの荒々しい展望と異なり九重の山並みを思わせるようなたおやかな山並みが望める。北に端正な三角錐の旭岳(赤崩山1835m)が見事である。
*この日大気が不安定で雨が突然降ったりあられが降ったりした。
1900m峰から茶臼岳を望む。
ぬかるんだ三本槍岳から清水平までの下山道に苦労しながらやっと清水平に着く。それからしばらく急な上りを登り返して稜線に出ると九重の山並みのようなたおやかな山並みの下りの稜線はとても楽しい。
詳細写真
13時48分
14時04分 朝日の肩からの下りの鎖場
ここの岩場はとても高度感もありスリリングであるが、鎖がしっかりと設置されており、滑りやすい岩には滑り止めが設置されるなど安全に対する配慮がされている。
詳細写真
恵比寿大黒岩を過ぎて峰の茶屋避難小屋の手前にある急斜面の雪渓
詳細写真
14時24分
14時30分 峰の茶屋避難小屋から茶臼岳北東面を巻きながらなだらかな登山道を下っていく。
峰の茶屋避難小屋から茶臼岳北東面を巻きながらなだらかな登山道を下っていくと狛犬と鳥居を抜けると登山口に至る。そこには登山指導センターがありとても広い県営駐車場にでる。そして峠の茶屋でバッジ(ピン)を買う。この小屋には茶臼岳だけでなく、朝日岳、三本槍岳などたくさんの種類のピンが売っている。
そして駐車場から10分ほど整備された石畳の階段を下るとロープウェイの駅駐車場に至る。
15時07分
この日は晴れの予報であったが大気が不安定で雨が降ったりあられが降ったりと緊張の一日だった。
2002年10月の紅葉シーズンに登ったときとは峠の茶屋非難小屋から茶臼岳の後ろを回って牛ヶ首それから日の出平、南月山と縦走した。今回は朝日岳に向かう岩場がとてもスリリングでまた三本槍岳に向かう稜線が九重の山並みのようにたおやかできびいしい岩山とたおやかな山並みを持つ那須の山の魅力を発見した。
下山して那須温泉発祥の地といわれる「鹿の湯」にいった。風情のある源泉架け流しの温泉である。そしてその上にある殺生石を訪ね硫化水素の恐ろしさを実感した。ここに迷い込んだ狸を追いかけてきた狐が両方ともガスで死に、その死体を啄ばみに北カラスが死んでいた。硫化水素は濃度が高いほど硫黄臭はしないようで、殺生石の前に置かれたお賽銭は硫化水素ガスで全て溶けている。濃度の高い硫化水素が以下に恐ろしいかを実感した。
それに殺生岩の右脇に流れる水は飲めないが硫黄成分を含んだものでお肌にとてもいいとのことでペットボトルに汲んで帰って顔にスプレーするといいという。
2008年5月17日撮影

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