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男体山(二荒山)
(2484m)

日本百名山36
2005年6月25日 妻と2人のパーティー

7時27分:二荒山神社登拝門発
7時52分:1合目 遥拝所
8時13分:2合目
8時32分:3合目
9時00分:4合目
9時27分:5合目
9時48分:6合目
10時27分:7号目
10時51分:鳥居
11時00分:8合目
11時27分:9合目
11時53分:山頂着

13時00分:下山開始
13時26分:9合目
13時43分:8合目
13時52分:鳥居
14時09分:7号目
14時42分:6合目
14時56分:5合目
15時10分:4合目
15時30分:3合目
15時54分:1合目
15時58分:登拝門着

写真をクリックすると詳細写真が見られます。

埼玉を午前5時に出て、7時20分に日光二荒山神社中宮境内にある登拝者用の駐車場に到着する。二荒山中宮

日本百名山36番目の男体山(2484m)は登山の対象であるが、山頂に二荒山神社の奥院がありこの山自体が御神体として崇められており、この山すなわち御神体に登ることは登山といわず登拝と呼ばれている。そして、この御神体に登るには二荒山神社中宮本殿脇にある受付で記帳の上、登拝料500円を納めて登拝安全の御守護をいただく慣わしになっている。

私たちも登山(登拝)の安全を祈願してお札をいただいて本殿右奥にある登拝門から登り始めた。

1合目(遥拝所)

まず杉木立の中の急な石の階段を登る。そして階段が切れてなだらかな登山道を進むと、すぐに1合目の遥拝所(ようはいじょ)にでる。奉拝所の正面には登拝講の「長老中村正六翁」と彫られた像がある。

その脇にある表札に「男体山1合目遥拝所は1300メートルの高さにあり5月5日の開山祭、10月25日の閉山祭には宮司以下神職、氏子、崇敬者がここに至り玉ぐしを捧げて奉拝する慣わしである。山頂奥院(2484)に登拝できない向は、中宮で祈願をした後、ここで奉拝することになっている。」と書かれていた。


男体山1合目と彫られた碑の山道をはいると鳥居があり、笹が一面に茂る高い木々の登山道をのぼると木々の間に「男三合目体山2合目」と書かれた碑が見えてくる。2合目の碑は見落としそうな場所にある。そして、工事用の道路に出るとそこが3合目である。

3合目から4合目までは九十九折の工事用の舗装道路30分ほど歩く。
この登山ルートの中で唯一なだらかな場所である。

途中で2箇所ほど視界が開けて中禅寺湖と向かいの山々が展望できる場所がある。そして

4号目鳥居

鳥居が見えてくるとそこが4合目である。ここからの中禅寺湖と向いに見える山々の展望は素晴らしい。

鳥居をくぐり登り始めるとそれから本格的な急な登山道になる。これからからしばらくは少しぬかるんで滑りやすい場所がところどころにあるものの、愛子様のみ印であるシロヤシオ(ゴヨウツツジ)やドウダンツツジが咲くている。山小屋が見えてきたらすぐに5合目である。ここの小屋は無人の避難小屋である。



そこから6合目までの登山道も急ではあるがシロヤシオ(ごようつつじ)やドウダンツツジが咲いており時間を忘れさせてくれるとても綺麗な楽しい登山道である。とくに愛子様のみ印であるシロヤシオはとても立派な木に白い可憐な花を咲かせて見事である。鉄パイプで作られた手すりのあるいわばがあらわれると頭上に気の柵に「登山道迂回路」と書かれた場所が見えてくる。ここが6合目である。以前は直登していたのであろうが砂防工事のため沢の右岸(山頂に向っては左側)に迂回路が付けられている。

木の根や岩のあるかなりきびいしいコースであるが10分ほどで中禅寺湖が一望できる場所に場所に出る。途中で下山して来た人に6合目から7号目、8号目まで再度、樹林帯のきびしい岩場を登り、迂回路を抜けると今度は岩場に出て、それから15分ほど岩場を直登すると7号目の避難小屋にでる。

7号目から8合目までもほぼ直登の急な岩場が続く。そして金属製の茶色の鳥居が見えるとそれから10分ほどで8合目の「瀧尾神社」である。大きな岩の下に小さな祠が作らており、大きな岩が今にも落ちてきそうに思える。

9号目手前の砂礫

そして急斜面の岩場を登り、約5分ほど登ると岩場を抜けて赤土がえぐられた場所に出る。そして樹林帯に入り、しばらくして木の階段が作られた場所になり、その途中の左側に8合目の碑がある。それからしばらく木の階段が続くが約10分ほどで樹林帯が切れて火山礫の登山道になる。ここを阿弥陀ヶ原というのらしい。阿弥陀ヶ原の手前に桜の花が咲いており、火山礫の脇の木の下には「イワカガミ」が咲いていた。これから山頂まで約15分ほど赤茶けた火山礫の歩きにくい場所を直登する。途中で左下には戦場ヶ原が一望できた。

男体山山頂

山頂には雲に乗った二荒山大神の像が中宮のある中善寺湖を見下ろしていた。山頂はとても広く、二荒山像の右側には二荒山神社奥社があり、そして広くて細長い山頂を右に向って歩くと鐘がつるされており、その先に男体山の最高点の岩場がありその頂点にとても長い金の棒が立てられている。よく見るととても長い太刀である。しかし、昼ごろになるとガスが出てきて中禅寺湖側は全く視界が利かなくなった。かろうじて北側の太郎山が見えている。その山頂の太刀につかまり写真を撮りそのとなりで食事を楽しんだ。さらに、たまたま一緒になったご夫婦と山やスキーの話しなど楽しい時間をすごすことができた。なんと奥様が妻の高校の後輩だということ。人の出会いは素敵なものである。

そして、たっぷり1時間楽しんだ後、中宮に向って下山を始める。そして約3時間で登拝門に無事下山してくることが出来た。


2005年6月25日撮影

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