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北岳・間ノ岳・農鳥岳
 (3193m)     (3189m)     (3026m)
(1日目)
2011年8月13日(晴れ一時小雨)
私達夫婦2名と息子の3名のパーティー

【登山概要】
念願だった北岳から間ノ岳、農鳥岳を登り、大門沢を奈良田に下る、南アルプスメジャーな縦走ルート。大門沢の下山が標準ルートタイムも約6時間30分もある超難関の下山ルートであるため、幾つもの登山計画が検討されたが。しかし、今回は先を急がずゆっくりと南アルプスの縦走を楽しむということで、1日目北岳肩ノの小屋、2日目農鳥小屋、3日目大門沢小屋に野営することに決定し。息子が参加して、食料などいつもより重いものになったが、ほぼ天気にも恵まれ南アルプスの縦走を堪能した4日間でした。
【ルートタイム】
6時30分:奈良田バス停(発)→7時25分:広河原(着)
7時42分:広河原ゲート出発→7時44分:広河原山荘→入山届提出→7時50分:広河原山荘(発)→7時15分:白根御池小屋との分岐(5分休憩)→8時55分:崩壊地下部の橋→9時24分:崩壊地上部の橋→11時10分:二俣(着:昼食)→二俣(発)→15時04分:御池小屋との分岐→15時30分:小太郎尾根稜線→16時26分:肩ノ小屋
6時4分 奈良田の駐車場とバス乗り場
奈良田のバス停は奈良田の町中にあるが、この駐車場兼バス停は村から4〜5百メートル程奥に入った河原にあり、数百台が駐車できる。簡易トイレもある。
帰りのバス停は町中のバス停まで行く必要がある。
広河原のバス停。
奈良田始発6時30分のバスは3台の臨時便で駐車場にいた登山者全員を運んでくれた。
7時25分
7時41分 野呂川にかかる吊り橋を渡って北岳への登山が始まる。
橋を渡った場所が広河原山荘とテント場
広河原の標高は1520m
広河原山荘
ここで入山届を提出する。
7時44分
8時17分 白根御池小屋との分岐
ここが最初の休憩ポイントである。
ここから御池小屋までは標準ルートタイムは2時間40分
また、二俣までは2時間5分。しかし、テント泊の重装備の私たちはとてもそれではいけません。
沢沿いの登山道を登る。
沢音を聞きながら涼しいのぼりが続く。
8時45分
8時55分 崩壊地下の橋
これっを渡り、右岸に渡る。
左岸が大きく崩壊しており以前は左岸にまっすぐに伸びる登山道があったらしい。
右岸の上りの途中で小さな沢を渡る。 9時24分
9時59分 崩壊地の上部で沢を渡り右岸に戻る。
これから左岸の灌木帯を登る。
大樺沢の左岸の灌木体を登っていくと視界が開けて大きな岩の上部に二股が見え、バットレスも見えてくる。
真っ直ぐに雪渓のわきを直進すると八本歯のコルに向かい、二俣を右に草付を直登すると小太郎尾根に出て
10時36分
11時10分

二俣分岐
チップ制のトイレ
これがあり有難い。
トイレの後ろに続く道は御池小屋への道(約30分)。
二俣(標高2210m)から草付の右俣コースを直登する。右上の灌木帯までひたすら真っ直ぐにのぼる。
二俣から小太郎尾根稜線までの標高差は650m程で標準ルートタイムは2時30分とされているが、重いテント泊装備ではとても登れない。
12時04分
13時36分 灌木帯の中をジグザグに高度を稼ぐと突然開けた場所に出る。
左側には北岳バットレスの鋭い岩峰が聳えている。

この上部で息子の登山靴のソールが剥がれてきてしまいテープで補修して4日間歩くことになった。
御池小屋への分岐点(標高2600m付近)
これから上部は視界も広くジグザグに小太郎尾根まで上る。
13時04分
15時32分 小太郎尾根の稜線にでる。
ここから肩ノ小屋までの標準ルートタイムは30分であるが。
小太郎尾根を北岳肩ノ小屋までの稜線は途中2か所ほどこのような岩場がある。 15時56分
16時26分 北岳肩ノ小屋に到着
標高3000m
背後には北岳(3193m)が聳えている。
沢山お登山者が下りテント場も混んでいたた。それに最初冷たい西風が強く、空いていた展望のいい稜線上に立てることはできず、風を避けて少し離れた稜線の東側のハイマツの狭い場所にテントを立てた。
下のテント場から小高い丘の上が肩の小屋その背後に北岳
到着したときには風も強く小雨模様であったが、雨も上がり、夕焼けが楽しめた。
水場は15分ほど下った場所にあるらしいが、小屋で1リットル100円で分けてくれる。
この日の夕食は麹町アジャンタのカレーと山梨一宮シャトールミエールの「プチルミエール」を持ち込んで夕食を楽しんだ。
【アクセス】
中央自動車道甲府南ICから国道52線県道37号線で約80km。
【駐車場】 
奈良田の河原沿いに数百台駐車が可能。
【トイレ】
奈良田の駐車場、広河原、二俣にトイレがある。 
【水場】 
広河原アルペンプラザと広河原山荘 
【テント場】
広河原山荘と肩ノの小屋
(2日目) 
2011年8月13日撮影 CANONG10

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