Good Journey(よい旅を!)
黒部アルペンルート
黒部ダム
4月初旬になるとテレビ等で黒部アルペンルートが開通したという報道を目にする。 ここの紹介した写真は立山に登り、縦走して劔岳に登るためにこのルートを利用した。朝一番のトローリーバスに乗り、ハイカーの数もまだ少ない第一便にのり出かけた。早朝の黒部ダムから立山が聳え、黒部湖の彼方に赤牛岳と水晶岳(黒岳)が望めた。朝早くから扇沢の駐車場は混雑しており、早く出ないと帰ってこれない可能性もある。駐車場の数は少ないためゆっくり出たのでは駐車できない可能性もあるので注意が必要。 紅葉の季節は紅葉狩りの観光客で賑わい混雑するのでしょう。 |
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関電トンネルトローリーバス黒部ダム駅 長野県大町市の扇沢にある関電トローリーバス扇沢駅から6.1km約16分で黒部ダム駅に着く。 定員:72名 運賃:1500円(往復2500円) この駅はバスとは言うものの鉄道営業法に基づいて運行されている。 |
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6時45分 トローリーバスのトンネルを出ると黒部ダムの彼方に立山の主峰雄山が見える。 このダムを渡り向かいの山の中にケーブルカーの駅がある。徒歩約10分。 |
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6時49分 黒部ダムの放水 黒部川の右岸(針ノ木岳側)から放水を撮影 ダムの高さは186mで日本一である。 |
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6時54分 黒部ダムの放水 黒部川左岸(立山側) |
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黒部湖 奥の中央に赤牛岳とその先に小さく水晶岳(黒岳) |
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黒部ダム左岸から右岸(針ノ木岳側)と黒部湖を下山時3日後に撮影 |
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黒部ダム左岸から右岸(針ノ木岳側)を下山時3日後に撮影 左上の崖の上の展望台まで登ることができる。 |
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尊きみはしらに捧ぐの像 黒田ダムを建設するに際して殉職された人々のために関西電力が建設した像。その脇に殉職者の名前が彫られている。 NHKのプロジェクトXで紹介されていた現場である。 工事中の転落やトロッコ、トラックの事故による死者は171名にも及ぶ。 |
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黒部ケーブルカー 約5分乗ると黒部平に着く。 標高差約400m全線地下式のケーブルカー。 定員:130名 運賃:840円(往復1260円) |
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黒部平から立山雄山を望む 標高:1828m 正面に立山の主峰雄山が一段と大きく見えてくる。 駅の建物の屋上から展望を楽しむことができる。アンテナの左上にケーブルカーの上部駅が見えている。 |
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黒部平の立山ロープウェイ。約7分の乗車時間であるが、大展望が満喫できる。 しかし、定員80名であり、ケーブルカーで黒部平に着いたら整理券をもらい乗車時間を待つことになる。 ここの蕎麦はとても美味しく、晴れていたらここからの大展望が楽しめる。 運賃:1260円(往復1890円) そこからまた立山トンネルトローリーバスに約10分乗る。運賃:2100円(往復3150円) |
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立山ロープウェイのくだりに黒部湖と黒部平を撮る。 |
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12時30分 立山雄山山頂(雄山神社)から黒部ダムを望む。 剱岳に登る縦走の途中で撮影 |
![]() ダムから山の中のトンネルで水を下流に流し、黒部峡谷S字峡谷の少し下流、鹿島槍ヶ岳の西の地下に作られた黒部第4発電所で発電される。 関西電力が513億円当時の資本金の5倍の資本を投下して社運をかけて建設した。延べ動因人員1000万人を超え工事中の転落やトロッコ、トラックの事故による死者は171名にも及ぶという。しかし、この下にある黒部第三発電所の仙人ダム建設に当たっては300人ほどがなくなている。 (右の写真は2010年10月23日に縦走した時に対岸の崖から撮影した黒部第四発電所。サンダーバードの秘密基地のように見える。) |
【アクセス】(長野県側から) JR信濃大町駅から扇沢まで約18km 豊科ICから扇沢まで約43km(1時間30分) 【その他】 温泉は大町温泉郷が扇沢の約11km手前にある。 豊科インターまでの間に松川道の駅がありとても楽しめる道の駅である。 |
【黒部峡谷下の廊下】 黒部ダムからトロッコ列車で知られる欅平(けやきだいら)までは約30qあります。その間にはダムと発電所を作るために絶壁(高いところで300〜400m程の崖)を穿って作った細い道が付けられています。しかし途中の峡谷には沢山の雪が残り雪の多い年には開通しない時もある。開通しても9月の末から2か月ばかりの短い期間しか使えない。2010年やっとこの下の廊下を縦走してきた。ある程度の技術のある登山者でないと困難なルートであるが、我が国における秘境がそこにある。阿曽原には露天風呂があり、黒部の電源開発に多くの先人たちが命を懸けた場所をめぐる充実のトレッキングである。因みにこのルートを維持管理するのは黒部ダム開発認可の付帯条件として関西電力に課されているものであるという。実はダムの観光利用も付帯条件なのだそうです。 黒部峡谷下の廊下縦走 |