アサヨ峰・鳳凰三山縦走
(2日目:早川尾根小屋、高嶺(たかみね)、鳳凰三山、南御室小屋)
2013年9月22日(晴れ)
私達夫婦の2名のパーティー
【ルートタイム】 5時31分早川尾根小屋(発)⇒6時4分:広河原峠⇒6時38分:登山道崩落個所⇒7時26分:白鳳峠⇒9時00分:高嶺(たかみね)⇒9時20分:高嶺(発)⇒10時10分:赤抜沢ノ頭⇒10時08分:賽の河原⇒11時05分:赤抜沢ノ頭⇒11時55分:鳳凰小屋分岐⇒12時10分:肩(昼食20分)⇒12時55分:観音岳⇒13時35分:薬師岳⇒13時48分:薬師小屋⇒14時02分:薬師小屋(発)⇒14時27分:ガマ岩⇒15時00分南御室小屋 |
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5時33分 テント場の空が焼け始めた。 天気が良くなりそうだ。 |
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5時31分 16日の台風で崩落した赤薙沢ノ頭の手前の状況が書かれている。 |
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5時42分 広河原峠まではほとんど下りであるが、多少のアップダウンはある。 登山道が朝日を浴びて輝き始めた。 この先の小ピークが展望の利く場所である。 |
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6時4分 広河原峠 (標高2344m) ここから広河原峠登山口まで約2時間30分(上り3時間30分) |
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6時15分 樹林帯を抜けて展望のいいハイ松と灌木帯を登る。 |
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6時24分 次第に大きな岩場になりその先は緩やかな登山道になる。 |
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6時29分 急な岩場を越えて比較的緩やかな赤薙沢ノ頭の手前の登山道。 |
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6時39分 平成25年9月16日赤薙沢ノ頭の少し手前の登山道が台風18号の雨で登山道が崩落した場所 北岳側の樹林帯に付けた巻道にはピンクのルートマークのテープがついており慎重に巻く。 |
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上の写真の反対側の崩落個所。 本来は覗いてはいけないのであろうが崩落個所を確認してみた。 今も崩落が続いており雪庇の様になっており立ち入ってはならない場所。崩落が続いており北岳側の巻道も次第に崩落するのかもしれない。 |
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7時14分 赤薙沢ノ頭 (標高2553m) ハイ松と灌木のピークである。 |
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7時26分 白鳳峠 (標高2450m) ここから下り約2時間30分(上り3時間30分)で登山口に着く。 夜叉神峠、鳳凰小屋方面から縦走してくる登山者はここから下山して広河原に下る方が多い。 |
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7時45分 最初はハイ松とゴーロ帯を登る。 |
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8時17分 灌木帯を過ぎるとその先は急な岩場の登りになる。 |
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8時27分 このような攀じ登る急な岩場。 背後には広河原が見える。 |
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8時44分 急な岩場が続くが、手がかり足場もしっかしりており特に難しい登りではなく楽しく攀じ登れる。 |
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8時52分 高嶺(たかみね)山頂 (標高2778m) ここに来て初めて富士山が見えてくる。 |
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高嶺の南西には北岳(3193m) その左奥には間ノ岳(3189m)我が国の第2高峰と第4の高峰が目の前にある。 まさに北岳を見る山である。 大樺沢と八本歯のコル、白根御池小屋も見えている。 北岳のルートが一望できる唯一の場所であろう。 |
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高嶺の真下には広河原が見える。 |
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高嶺から振り返ると手前が白鳳峠と左下に大きなゴーロ帯。 その上が赤薙ノ頭とその先に9月16日の台風で登山道が崩落した現場。 この写真が崩落個所が分かりやすい。 |
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甲斐駒ケ岳 2967m |
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仙丈ヶ岳 3032.6m |
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9時35分 地蔵岳への縦走路は灌木と花崗岩の白砂の登山道である。 |
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10時32分 地蔵岳のオリベスク 沢山の登山者が上っている。 ここから下の地蔵様の沢山ある場所まで下る。 右下の白い場所に地蔵様の立つ賽の河原。 |
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賽の河原の地蔵様と甲斐駒ケ岳 |
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10時57分 赤抜ケ沢の頭 |
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11時15分 赤抜ケ沢の頭から薬師岳へ向かう登山道はアップダウンを繰り返しながら約30分程鳳凰小屋との分岐まで下り、そこから約40分登り返す。 |
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11時33分 赤抜ケ沢の頭の下り。 |
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12時00分 鳳凰小屋との分岐 |
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12時02分 赤抜けの頭と観音岳との鞍部にある鳳凰小屋との分岐から10分ほどこの急な上りを登りきると肩に出て比較的緩やかな登山道が続く。 |
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12時10分 下の写真の急斜面面を登りきった場所 ここで昼食にする。 |
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12時36分 右奥が観音岳の山頂。 みての通り比較的緩やかな花崗岩と白砂の登山道である。 |
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12時57分 観音岳(標高:2840m)の山頂は大きな岩の塊 |
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13時7分 薬師岳までは緩やかな白砂の登山道である。 |
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13時35分 振り返ると観音岳への稜線は紅葉が始まっている。 |
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13時35分 薬師岳 山頂はとても広い白砂のロックガーデンである。 |
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13時42分 右下が薬師小屋 そして正面の小ピークが砂払岳 夜叉神峠へはこの小ピークを越えて下る。 |
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13時48分 薬師小屋 建物は古いがトイレは立派な設備になっていた。 |
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14時15分 砂払岳から薬師岳を望む。 薬師岳を代表する展望である。 |
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14時15分 砂払岳を越えた場所。花崗岩の造形の中を下る。 |
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14時27分 ガマ岩 |
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14時30分 南御室小山までは緩やかな深い樹林帯の下りが続く。 |
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15時03分 南御室小屋野営場。 この日は混雑していてビールが私で売り切れてしまった。 |
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17時00分 山岳レースの小野雅弘選手。2012年の「Trans japan alps race」で4位に入った有力選手。NHKBSの放送の中で優勝した静岡の望月悟選手の後を追いながら「望月選手の足の温もりがまだ残っている・・」という名言を残した。手前の二人がその時撮影していたカメラマン達。 |
上の写真の小野選手と話をしている2人は薬師小屋手前の砂払岳で会った2人。そこから薬師岳まで行きその日のうちに夜叉神峠に帰ると言っていた。「甲斐国ロングトレイル」を計画している2人のYETI-TRACKSのカメラマン。 私達が2008年、日本海から太平洋まで日本アルプス約425kmを縦断する「Trans japan alps race2008」の優勝者で我が国の第一人者田中正人氏と剱岳山頂で会ったと話をすると、二人は「Trans japan alps race2012」のNHKBS撮影に参加していたとのこと。自称「喋れるカメラマンH氏とYETI-TRACKSのI氏。 早川尾根小屋のテント場で一緒になったとてもアクティブに山行を行う「気ままにお散歩日記U」のブロガーでもある「お散歩さん」M嬢とその相棒のT氏。、そしてエスパースのテントの大量のワインを持ち込んだベテランの2人。相模原から来たとご夫婦に私達が酒に食事をして楽しんでいるところに彼ら二人が帰ってきて盛り上がっているところに、突然小野雅弘選手が現れた。 小野選手についてはここに集った全員が昨年のNHKBSのTJARの放送を見ていたため小野選手の「望月選手の足の温もりがまだ残っている・・」という名言を記憶しており、山岳レースの有名選手の出現に驚き、そして喜んだ。 小野選手はイタリアで開催された330kmの山岳レース、トルデジアン/Tor des Geantsで81時間46分で8位に入賞したばかりとのことであった。 ところで喋れるカメラマンと称していたH氏は1998年エクアドルで開催されたレイドゴロワーズに田中正人氏と参加された選手のようである。 とても愉快なひと時を過ごさせていただきました。ありがとうございました。 |