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西穂高独標 
 (2701m)     
2012年8月26日(快晴)
私達夫婦と息子2人4名のパーティー

夏の終わり、久しぶりに家族で西穂高独標まで日頃は山に登らない息子たちと年に1度のチームHで北アルプスの気分を体感してきました。独標までであれば初心者でも比較的簡単に北アルプスを堪能できる手軽な山ですが、今回、独標では遭難者が出てヘリでホイストされるような危険な山でもあります。ただ、ロープウェイが8時始発であり、どうしても朝早くの登頂ができないため独標に11時ごろになり水蒸気が上がってくるのが残念ですが。
8時20分:新穂高ロープーウェイ西穂高口駅(標高2,156m )⇒8時22分:登山届提出小屋⇒8時30分:登山届小屋(発)⇒9時28分:西穂高山荘(標高2,385m)⇒9時53分:西穂高山荘(発)⇒10時13分:西穂丸山(標高約2,350m)⇒11時22分:西穂高独標(標高2,701m )⇒12時30分:西穂高独標(発)⇒13時27分:西穂高山荘(着)⇒13時45分:西穂高山荘(発)⇒14時43分:新穂高ロープーウェイ西穂高口駅
7時05分 第2ロープウェイ入口鍋平駐車場(約400台)
7時になると数百メートル下にあるゲートが開かれ500円の駐車金を払う。
ゲートの手前の駐車場は1日300円である。
歩いても5分ほどである。
しらかば平駅
この時期8時が始発。
ここからの往復運賃は2700円。
JAFの割引が使えます。会員証を提示して所定の用紙に記載すると1割引きです。
この裏に第一ロープウェイの鍋平高原駅がある。

全  長…2598m
高低差…845m
定  員…121人
7時20分
8時9分 西穂高口駅ターミナルの展望台
笠ヶ岳が目の前にそびえる。

笠ヶ岳


槍ヶ岳と穂高
8時19分 西穂高口の登山口
左上のロープウェイを出た場所に水場もある。
播隆(ばんりゅう)上人の碑
案内板には「天明2(1782)年、富山県大山町中村家の二男として生まれる。出家後浄土宗に入門、念仏修行の旅に出る。文政4(1721)年に高原郡(現上宝村)を訪れる。文政5(1822)年に笠が岳に登頂、その後、登山道を開き笠が岳登山の再興を果たす。
文政11(1828)年には槍ヶ岳に初登頂したとされ開山を果たす。天保11年(1840)年美濃太田にて永眠。享年59さい。日本最古の文献「迦多賀獄再興記」を残す。上宝村では播隆上人の偉業をたたえ毎年5月11日に安全登山を祈願する播隆祭を開催する。」
8時20分
8時22分 西穂高登山届所

ここで登山届出を出して8時30分に出発
西穂高山荘へは登山口から一旦下り、そこから小さなアップダウンを繰り返しながら進む。
ここは約2170m程の尾根。ここから一旦下り暫くして山荘へ上りになる。
8時42分
9時15分 西穂高山荘へは展望の利かない急な上りが続く。
ロープウェイ駅から山荘まで1時間30分となっているが1時間程で登れるようである。
西穂高山荘が見えてきた。
トリカブトの群生がある。
9時25分
9時28分 西穂高山荘(標高2385m)
北アルプスで唯一の通年営業の山小屋である。
西穂高山荘からこれから登ルートを望む。
この小さな丘を越えると展望のいいなだらかな尾根のルートが始まる。
9時53分
9時58分
途中岩場がある。


西穂高山荘と焼岳
岩場を越えてハイ松のなだらかな尾根道になる。
真っ直ぐに西穂高へと登る。
西側には上高地が展望できる。
10時03分
10時6分 丸山の手前のケルン
このあたりが映画「岳 ガク」で三歩と久美ちゃんが遭難について語り合う場面が撮られた場所である。、そのあと久美が崖から落ちて遭難する。
左側が丸山。そして独標への長い上りが続く。 10時12分
10時13分 丸山(標高2452m)
丸山からの登りはゴロゴロした歩きにくい石の上りが続く。 10時22分
10時50分 西穂高を1峰として13峰まであるらしいが、この小ピークが13峰か?
独標とピラミッドピーク 11時00分
11時12分 尾根の西側の岩場の登山道を登る。
12峰は西側を巻くように登る。 11時14分
11時15分 独標の手前の12峰からの下り。
独標のの全景
11時16分
11時16分 独標の上りの下部
ここから岩場の登りが始まる。
独標の岩場の取り付
見上げると急な岩場そして振り返るとはるか下まで望める。
11時18分
11時19分
「慰霊の碑 昭和42年8月1日」
松本深志高校の生徒たちが落雷がにあい8人が即死、12人の生徒先生が重軽傷、3名が行方不明になった場所。
家の写真お岩の裏側の下にひっそりと置かれていた。
11時21分
 11時21分  山頂への最後の急な上り。
この足元が上の松本深志高校の慰霊の碑がある。
急な岩場ではあるが手がかりもしっかりておりルートマークに従うとそれほど難しくない。
ルートマークを外れた登山者が最後の場所で難渋していた。
 西穂独標(2071m)
11峰とも呼ばれる。
狭い岩場であり平坦な場所はないが、私達は上高地が見える場所でお湯を沸かして紅茶を入れケーキを楽しみ、そして九州ラーメンを食べて独標を堪能した。
 11時22分
 .  上高地が俯瞰できる。

下の写真は西穂高独標(11峰)から順に10峰、9峰、8峰(ピラミッドピーク)、7峰、6峰、5峰、4峰(チャンピオンピーク)、3峰、2峰、主峰西穂高岳と小さなピークが連なり、この間が核心部。
ピラミッドピーク(標高2,760mm)
西穂高岳(標高2,908mm)

10峰への下り


西度岳への山並み
12時30分 独標からの下り。
大渋滞で長く待たされた。
山頂は大渋滞で大きなグループが登ってくると下れず長く待たされていた。
 丸山の手前。
西穂高山荘まで長い下りが続く。
12時45分 
 13時27分  別館でアイスクリームを楽しみ13時45分出発

別館には山がデザインされたダルマがあったが群馬県高崎の「だるま工房やなせ」のダルマだった。だるま工房のご主人は日本山岳写真家協会の会員でもあり山に縁があるため北アルプスの山小屋のダルマは「だるま工房やなせ」が多いようである。
翌日職場に戻り同僚である息子さんから聞かされてびっくりした。因みに2012年鹿児島の実家と妹、叔母にお土産に「だるま工房やなせ」で作ってもらっただるまを持って帰りました。
 西穂高の山並み 14時15分 
 14時26分  独標で倒れておられた登山者がやっとヘリでホイストされた。

14時40分に登山届の小屋に到着し、駅に14時43分に着いた。
ロープウェイは45分と15分発であるが、混雑しているときには臨時便が出る。
【アクセス】
長野自動車道・松本ICから国道158号〜(平湯)〜国道471号〜(栃尾)〜県道475号で90分
東海北陸自動車道・飛騨清見IC〜高山ICから国道158号〜(平湯)〜国道471号〜(栃尾)〜県道475号で70分
北陸自動車道・富山ICから国道41号〜(神岡)〜国道471号〜(栃尾)〜県道475号で90分
【駐車場】 
約400台ほどある。
【トイレ】
ロープウェイの駅と西穂高山荘
2012年8月26日撮影 XP−150

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