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燕岳
    (2763m)     
(2日目)
2011年10月29日(快晴)〜30日(雨)
私達夫婦2名と三重県四日市市から来た親子4名の混成パーティー

【ルートタイム】
7時43分:燕山荘(発)→8時12分:合戦尾根の頭→8時30分:合戦小屋→9時01分:富士見ベンチ→9時32分:第三ベンチ→10時00分:第二ベンチ→10時23分:第一ベンチ→10時56分:中房温泉
5時45分
朝の燕山荘本館
上の写真は有明山の先の雲の間から朝焼けが始まった。
そして南に目を移すと富士山が。
5時59分
6時7分 曇り空の間から朝日が顔をのぞかせた。
手前が別館、そして本館とその先に燕岳
このヘリポートの下のナナカマドの下にライチョウの巣がある。
6時8分
6時21分 燕山荘の朝食
ひじきの煮物が付いた。
燕山荘(つばくろさんそう tubakurosansou)を出発。 7時43分
7時44分 最初は正面の合戦尾根の頭に向かってなだらかな登山道を下る。
小屋の東面の唯一のクサリ場。
花崗岩の岩はブツブツした小さな突起が多く比較的滑りにくいが、ザレた斜面は注意が必要。
7時56分
8時12分 合戦尾根の頭
このあたりが森林限界である。
ここで最初の休憩。
このくだりは30分おきにベンチがあり沢山休憩を取りながら下る。
前日オーナーから急ぐと急斜面で足を痛めると注意された。
合戦小屋
小屋の脇に魏士石八面大王と坂上田村麻呂の戦いが行われた場所が合戦尾根の由来であると書かれている。
そして大王の面が置かれている。

ちなみに安曇野にある観光地「大王わさび園」はこの八面大王の胴体を埋めた場所と伝えられており、それに由来して名づけられたという。
8時30分
(到着)

8時41分
(出発)
8時52分 樹林帯の中の急な下りが続く。
富士見ベンチ
霞んだ先に富士山が見えていた。
9時1分
(到着)

9時5分
(出発)
9時14分 樹林帯の急な下り。しかし登山道は山小屋のスタッフによってよく整備されている。
第三ベンチ
このベンチの手前のの階段に大きなクマの糞が2つあり登山者を驚かされた。
その熊は昨夜赤沼オーナーが言っていたダイゴローかそれともケンジというクマかと話題になった。
9時32分
10時00分 第二ベンチ
登山口まで約1.7km

第一ベンチ
10時23分
(到着)

10時26分(出発)
カラマツの葉が落ちて明るく、まだ残っている葉も黄色く色づいている。 10時33分
10時56分 正面が中房温泉
急な笹の斜面が平坦になるとそこが中房温泉登山口
中房温泉に到着
充分に休憩を取りながら3時間10分ほどで下ってきた。
10時58分
11時57分 国民宿舎 有明荘の露天風呂
モミジの紅葉が映えるとてもいい露天風呂である。
料金 600円
燕山荘等のグループ利用者の割引券利用者は500円
クラブ燕山荘カード保有者は350円である。
12時10分 燕蕎麦
そばにトロロ、天ぷら、わかめ、鰹節、ネギ、野沢菜等がかかる。
有明定食(1500円)
そば、鳥の山賊焼き、信州サーモンの刺身、ウドにヤマメの卵、ヤマメの揚げ物、野沢菜など。
.
【温泉】秘湯と呼ばれる中房温泉で入ろうとも考えていたが、燕山荘の赤沼オーナーが管理を委託されている系列の有明荘に入ることにした。山小屋で割引券をもラット600円が500円で入ることができる。
さらに食事もとても美味しく山小屋で紹介されていた燕蕎麦と有明定食をいただいた。
【合戦尾根の急坂と足の痛み】
燕山荘の夕食後の赤沼オーナーの話の中でこの合戦尾根は北アルプス三大急登という有難くない呼び方をされているが、下りで使う筋肉は通常あまり使わないため、オーナは下りは登りのと同じ時間をかけて下ると言っていた。そして私たちは登りはルートタイム通り4時間10分ほどかかったが下りは3時間10分ほどで下ってきた。
そして異変は翌日以降出てきた。今回の登山は私達は通常のテント泊の装備ではなく宿泊してみたい山小屋ナンバーワンンの山小屋を楽しむために食料もほとんど持たずお金だけを持って登った。そのため夫婦ともに30リットル程のとても軽量装備で登った。そのため登りも急坂もそれほど辛くもなく、3時間ほどの下りは精神的にも肉体的にも楽な登山だった。しかし翌日からいつも多少は筋肉痛があるものの今回のそれは明らかに異なりふくらはぎが固くなり、そして太もももいつもより少し上の股の付け根に近い部分が痛くなった。
そのいつもと異なる筋肉痛に意味を理解しかねていたが、それは前夜オーナーが言っていた下りに使う筋肉は普通は使わないからゆっくり下らないと筋肉を傷めることになると言っていたのはこういう事であったのだろうかと思う次第であった。
【四日市の親子4名のパーティー】
合戦尾根の登りの途中から三重県四日市市から来た親子4人のパーティーと一緒にすることになり仲良くなった。前年11月末に娘さんと二人、積雪ある合戦尾根を登ったという。そして今度は奥様と末娘を連れて家族4人でにやってきた。急な合戦尾根を登り疲れた体では燕岳の手前のイルカ岩までであったが燕岳と山荘を楽しんでいた。そして帰りは一緒に急遽パーティーを組んで下山することとなった。
四日市市は私達が今年の正月に登った御在所岳のふもとの町であり、話はとても盛り上がった。雨の中の急な下りであったがいつもとは異なるパーティーで楽しく下山できた。
実は私達は前日埼玉から中房温泉に向かう途中長野道の姥捨SAで車中泊したのだが何故か翌日バッテリーが上がり朝4時40分にJAFを呼ぶ羽目になった。そして中房に置いた車を下山したときに車が果たして動くかが一番の心配事であったが、この家族のお父さんが予備のバッテリーを持っているとのことで安心して下山した。するとなんと私の車は何の問題もなくかかったが、そのお父さんの車はエンジンがかからず、持ってきたバッテリーを雨の中変えるとになった。(ー_ー)!!
登山が大好きになり初めて南アルプスの仙丈岳に登り、次に槍ヶ岳に新穂高から1日で登り翌日には南岳から下山したという。登山が大好きで一人でもっといろんな山に登りたいといっていた。くれぐれも無理をしないように山を楽しみたいものです。そしてまたどこかの山で家族で会いましょう。
(1日目) 
2011年10月30日撮影 CANONG10

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