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山の話題

上高地で見つけた碑
「山に祈る塔」は上高地バスターミナルの帝国ホテル側に向かう歩道に入ったすぐそばの林の中にある。
そこには山の詩人尾崎喜八による北アルプスに散った登山者に対する優しい思いが歌われた詩が書かれている。
そして中日新聞上高地支局の庭にある上高地の主といわれた内野常次郎の墓もある。
「山に祈る塔」の全景

北アルプスで遭難し、亡くなられた方々を慰霊するために昭和37年に建てられた。
正面のプレートには
「流の世界
必滅の人生に
成敗はともあれ
人が傾けて
悔いることなき
その純粋な
愛と意欲の美しさ尾崎喜八
山の詩人尾崎喜八の北アルプスで命を落とした登山者への優しい思いが歌われている。
山に祈る塔の裏にある上高地から入る奥穂高や槍ヶ岳のモニュメントがある。
中日新聞上高地支局の庭にある内野常次郎の墓
「真実の人生に生きた内野常次郎君ここに眠る
槇 有恒」
槇 有恒は1921(大正10)にはアイガー東山綾の初登攀に成功した。
墓の裏面

上條嘉門次の弟子として「上高地の主」といわれた。
昭和24年12月11日死去。
2014年5月21日から25日に5日間上高地アルプス山荘に宿泊しながら登山に関する知識と実技の研修を受けた。バスターミナルのそばの林の中の山荘の入口にあったのが「山に祈る塔」である。その存在自体は知っていたがまさかその碑の詩が大好きな山の詩人尾崎喜八とは知らなかった。その詩にはこの北アルプスに散った登山者たちに対する彼の愛が歌われていた。
登山ガイドの研修施設の入口に立つが、ある意味とても象徴的な碑である。
上高地を訪ねる登山者はバスに乗る合間にぜひ訪ねてほしい。
2014年5月25日撮影

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