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山の話題

泊まってみたい山小屋1
燕山荘

重厚な燕山荘本館の正面

上高地の帝国ホテル設計のスタッフにより設計された本館。
玄関は右に受付、左が売店、売店多くが食堂である。
柱や、梁、天井、床いずれも歴史を感じさせる。
食堂には畦地画伯の版画がかかる。
2階の寝室
左の棚にザックを置き右側の2段の小部屋が下の写真の寝室になる。

1階のトイレも簡易水洗で清潔です。
3人用の寝室。
各部屋には畦地梅太郎画伯の版画家かけられている。
布団は燕山荘オーナーとミズノが開発した寝袋型の布団です。
山小屋の会談。
大きな柱と厚い板がふんだんに使われている。
山荘脇の広場から安曇野を見下ろす。
夜は安曇野の夜景が望める。
畦地梅太郎画伯の山男の石像

そして方位盤。
燕山荘の全景
燕山荘の裏側にある冬小屋

冬小屋とはいってもとても大きな小屋である。
裏のヘリポートからの左手前が別館。
本館と燕岳
30日の早朝

この斜面にライチョウが巣を作っています。
厚い雲の中から朝日が顔をのぞかせた。
燕山荘の脇にあるゴリラ岩
山荘前から見る燕岳

深田久弥氏はその著書の中「それは緑のハイマツの間にニョキニョキ立っている白い岩の群れである。それは野生的な岩でなく、造化の神が長年かけて入念に手を施したようなすべすべした肌をしている。」とで紹介している。
イルカ岩
山小屋から5分ほどの場所にある。
右奥の稜線はいわゆる北アルプス表銀座ルート。
夜オーナーの赤沼健至氏による自然に関する話とアルプスホルンの演奏。
山荘自慢のサンテラスからコーヒーやビール、ワイン等をいただくことができる。
ここから安曇野の盆地と日の出などが堪能できる。
お昼に頂いたビーフシチューとカレーうどん
夕ご飯
この夜これ以外に手打ちそばが出た。
とても心のこもったおもてなしだった。
朝ごはん
いつもはテント泊に私達夫婦がこの山荘に泊まることを目的に燕岳に登った。大正10年に創業し、昭和12年に現在の本館が増築された。それは上高地の帝国ホテルを設計したメンバーにより設計され建設された歴史のある山小屋である。
その山小屋の素晴らしさもさることながらサービスも素晴らしくそれは三代にわたる歴代のオーナーの真摯な経営によるところが大きい。
オーナーの赤沼氏の話によると本館の部材は第3ベンチあたりで切り出されたものが使われている。
本館の梁などには手斧(ちょうな)で削った痕がの残っている。
そして赤沼オーナーの経営姿勢が素晴らしく、自然に対する考え方などとても有意義な話を聞くことができました。
この山小屋は登山レポートのみでなく山の話題で取り上げることにしました。
【アクセス】
自動車 長野自動車道豊科I.C→約1時間15分→中房・燕岳登山口
中房温泉から約4時間30分から5時間(北アルプス三大急登といわれるが、30分間隔でベンチがあり比較的楽に登れる。しかし、下りに同じほど時間をかけて下らないと足を痛めます。)
【燕山荘】
〒390-0874 長野県松本市大手2−3−10 燕山荘松本事務所 TEL0263−32−1535
(月〜金曜日 9:00〜17:00)
燕山荘のHP
2011年10月29日撮影

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