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登山の装備

登山を始めるとなぜか山の装備が増えていきます。主要な装備とポイントを紹介します。

登山を安全で快適にまた長く楽しむためには、信頼のできる、お気に入りの装備(一品)を使いこなしていくことです。
そのためにはザックや靴などの登山道具に関しては事前にある程度勉強して基礎知識を持った上で、量販店ではなく山の専門店で専門のスタッフのアドバイスを受けながら時間をかけて選ぶことをお勧めします。
昔は女性でも30kg以上のザックを背負うのが普通のことだったとのことですが、現在ではほとんどの装備は軽量化されており、昔の登山者では信じられない軽量な装備で数日の北アルプストレッキングが可能です。
また山を楽しむためには快適さも必要であり、山で出会う登山者の装備や山行スタイルを観察して自分なりのお気に入りの装備を揃えることです。上高地や北アルプスに行くととてもお洒落な登山者が沢山います。自分たちの山行スタイルが確立してくるととても楽しい登山になります。山装備の基本は
「必要なものは何一つ忘れず、不要な物は何一つ持たない!」が原則ですが、軽量化に拘り、快適な山行に必要最小限のものを上手く選択して十二分に使いこなすことをお勧めします。
昔のコールマンの通販のカタログ等には「信頼できる道具は熟練した手によってのみ無敵の道具となる」と書かれておりました。これはあらゆる道具に対する我家の座右の銘です。
装  備 ポイント 日帰り 山小屋 テント 参考:私達の装備 参考重量
ザック ・ザックは必要最小限の登山装備を入れて背負って歩く必須の装備である。
・ザックの大きさは対象の山と日程によって選択することになる。
・日帰りは20〜30L、夏山の小屋泊り登山は30Lから40L程のザックで目安となる。
・テント泊を基本とする場合テント、コッフェル、バーナー等の共用装備を入れる私のザックは50Lから70Lは必要である。(ただテント泊でも、シュラフやマットなど自らの装備だけで足りる妻のザックは44Lのザックで充分である。)
・ザック選び色やデザインのほか背中の長さ(レングス)と形が合うかどうかがポイントである。デザインだけで選ぶとあとで後悔します。山道具専門店のスタッフはこの点を強調している。
・現在のザックは昔のように肩で背負うものでなく、腰で背負うといわれ、ヒップベルトを占めることによりそこに重量の7〜8割が架かる。
・選び方のポイントはヒップベルトが女性は腰骨に乗るもの、男性は腰骨を包むものがいいとされています。
・ヒップベルトを締めることによりしっかりと荷物の重さを腰に載せショルダーベルトを締めてザックがぐらつかず安定するようであればいい。
・汗かきの方には背面がメッシュになっているもの。
山装備の基本は「必要なものは何一つ忘れず、不要な物は何一つ持たない!」が原則でそれを前提にライトパッキングを心がけ、必要にして充分な物だけを持ち、パッキングを工夫する
軽いものはザックの底に重いものとよく使うものは上部に詰める
そして荷物を詰めてコロコロした形にならいようにスリムにパッキングするのがポイントです。そのほうがバランスよく歩くことができる。


【背負い方・フィッテング】
@背負う前にショルダーベルトを緩める。
A両肩にザックを背負ったら、ヒップ(ウエスト)ベルトを腰の位置で締める。
Bショルダーベルトを引いて締める。
Cわき下のチェストベルトをしめる。
Dザックとショルダーベルトを調整する両肩の上についているベルトを調整してフィット感を調整する。
Eショルダーベルトが肩に沿うようにきれいなカーブを描くのが理想とされる。

*私(HOMER)のお気に入りは以前はアウトドアバッグのロールスロイスと呼ばれたGREGORY(グレゴリー)、妻(ハート)はOsprey (オスプレーのタイロン44)です。Ospreyはセンスがよく今後注目です。前者は。「Don't Carry , Wear it.(ザックは背負うモノではなく、着るモノだ)」とのコンセプトで作られた独自のアクティブサスペンションシステムで重たい荷物も快適に背負うことができる。それに対してOspreyは軽量で背負い心地も快適である。それにハイドレーションシステムがザックの中ではなく背中いのフレームの中にあり、出し入れが便利であり、素材がとても柔軟であり、収容力もある。高天ヶ原で読売新道を登ってきた若者が妻と同じ色違いのザックに20食分の食料を詰め込んでテント泊で縦走してきた。タロンの収納力には驚く。何よりデザインが格好いい。
*テント泊においても妻のザックはハイドレーションの水を除いて10キロ以内に収まることを目標としている(よく、テント泊なの?と驚かれます。だからといってチンバーラインのザック(テント泊の装備を詰め込んだ) 機能面とともにデザイン的にも素晴らしい。私の荷が特に重いわけではありません。)

★2009年10月18日、埼玉県松伏町の記念公園で開催された「町民まつり」会場でMINERVA(ミネルバ)ブランドの「(有)こんの縫製」のブースに巡り合いました。ミネルバは日本山岳会の公式装備品に指定されているザックメーカーで「MINERVA」のザックは時々ベテランの登山者が使っているのを見かけます。こんの縫製は今度「Timberline」というブランドで軽量化した新しいザックを発売している。とても技術力のあるメーカーで以前有名ブランドの製品を製作していたとのこと。またメーカーを問わずザックの修理をしている。会場で社長からザックのトレンドとともにザック業界の貴重な話を聞くことができ、軽量でデザインも素晴らしい新製品キャンプ50+5L(TJ-80107)を安く手に入れることができました。会社での直売はしておらず毎年この祭りでのみ販売しているという。家に帰ってテントやシュラフ等縦走の装備一式をパッキングしてみたらとてもよく収納でき、背負い易いため、長く使ったグレゴリーからこのザックを使うことなるでしょう。
松伏町はプロゴルファー石川遼君の地元で、遼君の成績を紹介するブースもありました。彼はこの町のヒーローですね。
GREGORY FORESTER 60〜70 2400
GREGORY  45 .
GREGORY  alpenglue40 .
OSPERY オスプレーー タロン44 1130
MILLET GJ 40M 2000
Deuter FUTUAR 32AC 1800
MILLET VS35 1400
Jack Wolfskin FAST LANE 20 1100
Timberline Camp50+5 1800
サブザック ・軽量で小さなザックでザックに入れて目的の山の近くまで持って行き、山小屋やテント場のベースから必要なものだけを入れて山頂を目指すとき等に使う。
・ザックが大きくて中身を置いておける場所があるテント泊では必需品です。
・穂高などの山に登るときにはベースとして涸沢や奥穂高の山小屋から山頂を目指すが、持ってきた大きなザックで重い装備をそのまま持って山頂を目指すのは不合理であり、危険なため小さなザックに入れて登る。ただ、持ってきたザックを空にして使っている登山者も多い。
MILLET(ブラック/グリーン)M08925 180
ザックカバー ・雨の時にザックの外にかけてザックが濡れないようにするカバー。コロンビアのレインカバー
・ザックの大きさに応じたもので必要で、風が吹いてもばたばたしない物が必要。それに視認性が必要でありカラフルの物がいい。
・しかし、ザックカバーによる防水は不十分であり、背中からザックが濡れてしまうため、ザックの中の荷物の防水は中身をスタッフバックによる防水パッキングによるのがいい。
・特に専用の防水スタッフバックでなくても、大きなゴミ袋をザックの中に入れてその中に装備を入れるようにすることで防水対応ができる。
・写真のカバーはコロンビアのカバー。2009年NHKBSで放送された「街道てくてく旅山陽道」で大宰府から奈良の平城京まで800kmを歩いたシンクロ元日本代表原田早穂さん(北京オリンピック銅メダリスト)が背負っていたミレーのザックに雨の時に見慣れない花柄の素敵なカバーがつけていたので妻用に探したところコロンビアのザックカバーだったアメ横のムラサキスポーツの地下にあるコロンビアショップで見つけてきた。
AxesQuin Outside Cover60〜80l 170
RAIN COVER 25〜35 80
Columbia35 80
登山靴 ・靴に求められる要件は@バランスがとり易くA足の怪我を防止するB疲れを軽減するC快適に歩けるの4点である。
・第1にしっかりと足首までフォローするハイカットのものがいい。カットが深い方が足首をひねり怪我も起きにくく、慣れるとバランスもとり易く疲れにくい。
・第2に全体の造りが堅くしっかりしており、ソールが硬い方が軟らかいものより疲れにくく、グリップ力も増してスリップや足をひねったりなどのトラブルも回避しやすい。
・急な岩場でスタンス(足場)が少ない場所などでは、柔らかい靴では底のゴムが変形してスリップしてしまうが、硬い靴であれば少しのスタンス(足場)に身体を安心して預けることができる。登山靴 Lowe
ソールは黄色い「Vibram 」(ビブラム)というタグのついたイタリアのビブラム社製のソールが歴史と共に耐久性があり、滑りにくくまた衝撃を吸収してくれる信頼性が高い登山靴ソールである。山地や岩場、濡れた路面などの地形で、高いグリップ力を発揮し、踏ん張りがきくソールといわれる。、磨り減り、グリップ力が落ちたらソールを張り替えることもでき、安心して快適に歩ける。
・第3防水性で、GORE-TEXまたはゴアに準ずる素材が使われている物が必要。
・大きさは靴を履き、足をつま先に当たるまでいっぱいに詰めて、そして、かかとに人指し指を入れAKUて、指が1本入るくらいの余裕、すなわちつま先に余裕があれ、それが理想の余裕であり、理想のサイズといわれています。(ピタリの靴だと下りに爪を痛める、剥がしたりすることが多いようです。)
・全体的なフィット感があり、足幅・甲の高さくるぶしが当たるとこSCARPAろがないか、そしてかかとが浮き上がらないか。
・山靴という重くてがっしりした革の靴というイメージがある。登山用の靴は素材や耐久性からどうしても重くなる。しかし、布製の靴でも防水性素材をつかい、皮製の靴に匹敵するような靴もできており、最初の一足は軽くて足に馴染み易いものがいい。
・インソールの選択:新しい靴を買う時に別売りのインソールを組み合わせれば土踏まずなどの形状とぴったりとフィットとします。
グラマント
LOWE(ローバー
.
SIRIO
LOWE(ローバー
AKU
.
SCARPA .
トレッキング・シューズ ・低山登山やハイキングなどに使う底の柔らかい靴。ある程度のしなりが必要であるが、靴のつま先と踵を持って真ん中で曲がってしまうものは柔らか過ぎであり、つま先から3分の1ほどのところが曲がるのがいい靴とされている。
・慣れ来るとハイカットの靴が歩き易い。足場の悪いところでは
・しっかりした靴であれば沢や泥の場所でも靴のグリップ力と防水力を信頼してへっぴり腰にならずに積極的に歩くことができる。
(初心者は水の流れや泥地でそれを避けようと不安定な石に乗る努力をしていることが多いが、むしろ靴の性能を信じて水の中に積極的に入ることが安全なこともある。)
サロモン .
グラマント .
AxesQuin .
スパッツ 膝から下につけて靴の下をゴムで通してフックにかけてズボンやレイウウエアーに着く泥や雪をよけるもの。
雨の日だけでなく泥の多い登山道ではつけてズボンが汚れるのを回避している登山者も多い。これも膝から下をつつむため蒸れる為、防湿性素材であるゴアテックス製のものがいい。夏山は薄手のものでいいが、冬山はアイゼンで引っかけたりする可能性もあるた厚手で長いものがいい。
スパッツ 145
スットック ・ストックの利用に関しては1本のストックを杖のように利用する登山者や2本のストックを下山時のみに使う登山者などが多いようである。
・私たちは2008年の夏シーズンの前まではバランス感覚を養う意味でもストックを使わなかった。しかし、五竜岳でストックの利用を勧められ、北アルプスの最奥地雲の平・高天ヶ原・水晶岳・鷲羽岳の4泊5日のロングトレイルを期に2本ストックを積極的に使うようになった。
・今まで足の筋肉だけで登っていたが、ストックを体の両脇に突き、両腕の筋力を使い、ストックを押すことで足の筋肉で身体を持ち上げる動作の補助として使うとにすると、足の疲労が格段に軽減された。
・さらに下山においては両ストックを前方の適当な場所に意識的に突き、それに体重をかけて下ると、下山時に膝にかかる負担が軽減されると共に、スリップによる転倒を防止できる。
・ポイントとしてはストックを無意識に突かず安全な場所を意識的に選択すること。
・ストックを使うことが不適切な登りも急な三点支持(確保)の必要な岩場ではスットクをザックに収納、或いは邪魔にならないようにする。
・これにより足の疲労がとても軽減できると共に両腕を使うことによりバランスのよい登り(下り)ができるようになり、足の疲労が少なく安全な登山ができるようになった。
LEKI サーモライトアンチ 400
レインウウエアー ・レインウエアー選びのポイントとしては軽量で、耐久性があり、そして蒸れにくいものである。montbell ストームクルーザー(ジャケット)(パンツ)
ポンチョのようなものは下からの風にあおられるため登山ではて使い物にならないた。
・登山ではとどうしても汗をかき、レインウエアーは蒸れとの戦いである。したがって、山でのハードな利用に耐える軽量で着やすく、蒸れにくい物が必要である。ゴアテックスの透湿性素材を使った耐久性のあるウエアーが必要である。
・ゴアテックスを使用した素材でも1万円程度のものから上下3万円を超えるものまである。山行スタイル・予算に合わせてに選択することになる。
しかし、ゴアテックスのような高性能な透湿性素材を使ったレインウエアーといえども雨の中で重いザックを背負って歩くことは決して快適なものではなくサウナスーツのようにはならない程度と思っていたほうがいい。(レインウエアーの下の重ね着の工夫が必要である。)
スーパーの買い物袋の持参:レインウエアーを着る時は濡れて靴が泥だらけになっていることが多いため、パンツをはくときにいちいち靴を脱ぐのを避けるためにスーパーの買い物袋を持っていき靴にカバーをかけてパンツをはくとレインパンツが汚れない。
montbell ストームクルーザー(ジャケット) 280
montbell ストームクルーザー(パンツ) 195
ナイフ ・食事を作るときやフルートを切るときの包丁代わりに、緊急時には命を守る道具である。
・アーミーナイフと呼ばれる「ビクトリノックス」は多機能ナイフとしてよく知られているが、「フランスの肥後の守」と呼ばれるオピネルはシンプルで使い易いナイフである。
*以前妻が田部井淳子さんの講演会でヒマラヤ登山中に雪崩で雪に埋もれたときに首につけていた小さなアーミーナイフでテントを切って脱出したという話を聞いてきた。NHKの紅葉の涸沢から穂高に登るときにヴィクトリノックスのクラッシクを首に掛けているのを見た。
オピネル 55
ヴィクトリノックス(小) .
テント

軽量で強いこと。】そこで私たちが登山を始めて最初に選んだテントはダンロップ(現:プロモント)のVL-31であった。重量は3名用であるにもかかわらずポールを含めて2kg弱という軽さが魅力であった。しかし、ザックをテントの中に入れても十分スペースが確保して寝られるようにとの考慮から3人用になった(しかしこれは単に登山の生活技術の未熟さからの判断でした)。さすがに伝統と実績のある優れもののテントで今まで幾多の稜線上の強風や大雨等過酷な条件下でも私たちを守ってくれた。フライシートで前室ができるため、出入り口の空間が広く靴等の収納スペースとしても、雨の日のバーナーの使用にも耐えられる広さがある。

しかし、経験を積んでくると更なる軽量化のために2人用で十分でであり、あと300から500グラムは減量できる。現在では軽量でいい登山用のテントが多数出ている。

シングルウォールテントかどうか】テント選びでのポイントは軽量化のためにフライシートを使用しない「シングルウォールのテント」を選ぶかどうかである。シングルウォールの今までは防水透湿性素材のゴアテックスを使用したエスパースやICI石井のゴアライト等のテントであればフライシートは不用であるとして使わない登山者も多い。但し、シングルウォールのゴアテックスのテントはダブルウォールに比べて少しかさばりそれほど軽量ではなくむしろ重い物も多く、軽量化=シングルウオールテントではなく、重さの面ではそれほどメリットがあるとは思えない。それに、ナイロンテントに比べ多少高価である。

登山を始めた頃は、登山の生活技術の未熟さから、軽くて広いテントで全室のあるダブルウォールのテントを選んだが、強風や大雨の中での経験を積み、10月の気温が氷点下に落ちるアルプスの稜線上でのテント泊になると、ナイロンのテントでは風がテントを抜けとても寒い思いをした。ナイロンテントは風が通ります。

2010年のGWに北穂高登山の際に山の師匠からシングルウォールのエスパース1人〜2人用をを借りて、涸沢で使ってみた。気温が急激に下がる涸沢では、ベンチレーションに注意しながらテントの中で煮炊きをしなくてはならないが、テントの中はとても暖かく、全く結露などせず快適に夜を過ごすことができ、それまで持っていたシングルウォールに対する偏見(?)、ダブルウォール信仰は吹き飛んでしまった。靴をビニールに入れて外に出しておいたり、雨の日の出入に多少の支障はあるがそれは登山のおける生活技術の向上より何とかなると思います。PAINE G-Light 2人〜3

とはいえ、シングルウォールのテントであっても雨の日のテントに出入りにはフライシートがあったほうが格段に便利であり、結露防止、保温性の効果は向上するのは間違いない。

シングルウォールテントであれば別売のフライを買えばS⇒WになりうるがW⇒Sにはなりません。しかし、本体が5万5千円ほどであり、フライが2万弱ですので、シングルテントの2倍はします。
とはいえ、私達は2010年春に10年使ったダンロップVL31から最新の素材「G-TREK Fabrics」を使ったICI石井の「PAINE G-LIGT2〜3人」に変えた。

Gore-TexからX-TREK Fabricsへ

X-TREK Fabrics」は2009年ごろからゴアッテクス社が提供し始めたテント用素材であり、あるサイトではこの素材をゴアテックスではない偽物と書いているものもありました(笑い)。「X-TREK Fabrics」の透湿性能と軽量化はGore-TEXに比べ格段に向上しているようです(山と渓谷2009年7月号にGORE-RAIZとG-LIGHTとの比較がレポートされています)。あまり紹介されていないようですが、アメリカでは防水透湿性素材のゴアッテクスの皮膜を挟むレイヤー素材が可燃性素材でありテントの素材としてゴアッテクスを使用することが禁止されたため、その後継として開発された素材であるという。従って、2010年以降ゴアッテクスのテントは在庫分しか販売されず、すべてX-TREK Fabrics素材のテントになってきます。このことが何故紹介されていないのか分かりませんね。
*テントの中では火気を使わないでくださいと注意書があっても、訴訟社会のアメリカではあまり役に立たないのですかね・・
(2010年6月12日追加)
× × プロモンテ(旧ダンロップ)/VL-31(常念岳にて)
1940
PAINE 
「G-TREK Fabrics」G-LIGT2〜3人
1430
グランドシート ・グランドシートはテントの下に敷くシートである。
・軽量化を徹底するならばグランドシートは不要な装備であり、最初持っていなかった。しかし、北アルプスの岩場でテントを張る時にテントのシート部分が擦り切れて痛んだり、濡れた場所にテントを張るときに必要を感じて購入した。
テ・ントのそこが泥だらけにならずまた濡れないためテントの撤収が容易なため少し重くなるが有用な装備である。
プロモンテ(旧ダンロップ)/VL-32用 422
シュラフ ・寝袋は春、夏、秋のスリーシーズン使用するものであれば最低でも摂氏0度まで使用できるものである必要がある。寝袋はどうしてもかさばるものであるがコンパクトで軽量なものが沢山出ている。しかし、使用可能最低気温が低く軽量なシュラフはとても高額なものになる。(ただ衣類を着込むことにより低い温度にも対応できる)
・シュラフの中綿は羽毛と化繊のものがあるが前者が軽量でコンパクトになるが、高価であり、濡れると保温高価がなくなる欠点があり、濡らさない工夫が必要で、後者は濡れても保温性が高いものが多いる。
・羽毛はフェザー(羽根)と水鳥の体温を守るため風の当たる場所や臓器のある場所にはえてるダウンがあるが、高性能でコンパクトに収まるシュラフはダウンの含有率が高い。
ダウンが空気を包み込む割合をフィルパワー(FP)で現すが、550FP以上が高級品、750〜800FPが最高級品である。
シュラフ(収納時の大きさ)
*私たちは最初、山と渓谷のモニターとしていただいたajunilak(アユンギュラッシュ)とCANPを使っていたが、モンベルのU.L.スーパーストレッチ ダウンハガー(#3)シリーズが出たときにストレッチ性があり、軽量でコンパクトに収納できるのでこの製品に落ち着いた。
*シュラフは湿気を含むと羽毛の嵩(かさ)は低くなりが保温性が落ちるため、使った後はしっかり乾燥させる必要がある。そして、シーズンオフには一度は洗って羽毛の嵩が回復するように羽毛を優しく揉み解して、大きな袋に入れて保管することである。

*山小屋泊まりの登山者でも日本百名山を目指すならば東北の山小屋は寝袋を持参する必要がある。
× モンベル(mont-bell)U.L.スーパーストレッチ ダウンハガー#3
682
CAMP 1600
ajunilak(アユンギュラッシュ) 1100
マット ・登山におけるテント場は平坦な場所は少なく、険しい山の中でやっとテント場を確保しただけの場所が多い。穂高の涸沢はゴツゴツした岩場にテントを立てるのである(予約するとコンパパネを貸してくれるようです。)。このような下がゴツゴツした場所で快適に寝るためにはウレタンのマットかエアーマットが必要である。 × サーマレスト/プロライト3ショート 370
シュラフカバー ・羽毛のシュラフは濡らすと保温性が極端に落ちるためにシュラフカバーは必需品である。ゴアテックスを使った高性能のカバーは羽毛のシュラフを湿気でぬらすことを防止することができ、保温性も格段に位向上する。
・暑い夏山ではかさばるシュラフを持たずにこのカバーだけで過ごすベテランも多い。
× ISUKAゴアテックスシュラフカバー ウルトラライト 350
シュラフライナー ・シルクでできたシュラフの中に入れる筒状の袋。とても肌触りがよくシュラフの中で快適に眠ることができる。
・テント泊の登山者だけでなく山小屋で泊まるときもシュラフライナーを使うことにより、他人が使用したフトンをある程度気にせずに快適に眠ることができる。女性にはうってつけの装備であろう。
× SILK TRAVEL LINER 145
時計・高度計・温度計 ・登山専用の高性能の時計。
・高度/気圧計、方位計、温度の計測が可能。特に高度が測定できることは登山における有力なツールになります。このモデルはデジタルとアナログのコンビタイプで針がついているので高度を表示しながら時間も確認できます。時間の瞬時の判断ができる針があるのが一番です。(しかし廃盤にまってしまいました。残念)
・高機能の時計はいろんな機能が付いているためどのような状態でも充分に使いこなせるようにしておきたい。
CASIO プロトレックPRG-60TJ .
ツェルト ・ツェルトとは、簡易テントのことで、一般的にビバーク(予定地以外での露営宿泊)せざるを得なくなったとき使用するもの。現在では非常装備としてパーティーに一つは必要といわれる。
・被って風を避けたり、ストックや細引きを使ってテントのように立てて使う。
北岳や涸沢、槍ヶ岳でテントではなくツェルトを使って野営しているを軽量化に徹しているベテランの登山者を見かけたことがある。天気の夏山ではテント代わりとして充分である。
・私たちはテント泊以外の山行のときに持つようにしている。今度盛夏の山で使ってみたいとおもっている。
パイネ EMライトツェルト1〜2人用(細引付) 254
ファーストエイドキット ・緊急時に使用する救急箱(薬箱)であるが、かさばるので自身の常備薬のほか必要最小限のものを選ぶ必要がある。
・私達の基本共用装備には消毒液 、三角巾、ガーゼ 、、カットバン、バンソウコウ、テッシュ、綿棒、包帯止め、包帯、安全ピン、ハサミ、ナイフ(ビクトリノックススーベニア毛抜き付)、目薬、 抗ヒスタミン軟膏 (オロナイン軟膏)、テーピング用のテープ、解熱・鎮痛・正露丸、湿布薬 、ホッカイロ、日焼け止め、ポカリスエット(粉末)等が入っている。
・ただ上記の装備はパーティーの共用装備として持つものであるが、私達の場合妻も少しファーストエイドキットを持っている。それは私と離れているとときの最小限度の装備である。
*これらは本来使わないほうがいいものであり、カットバン等はよく使うが、それ以外の装備は自身で使った事はないが、南アルプス悪沢岳の岩場で転倒した登山者と両神山で足をくじいた登山者に私達の装備を提供したことがある。
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デジタルカメラ 一般の登山者にとてはカメラは山の思い出を残すために必要な道具であるが、山や高山植物の写真を撮るために山に登る人達にとっては一般装備よりカメラの装備が重いという登山者も多い。
現在私は山の写真を撮ることも趣味の一つとして楽しんでいるが、山のメモ代わりとして使っている。山行記録をメモ帳に書いていたが、デジタル写真に撮り、パソコンで写真のデーターを読むことにより山行記録は再現できる。(しかし、休息しているときに山ノートにメモしている光景はとてもかっこいいのですがね・・メモはメモで必要です。カメラの画像では残らないことも沢山あります。)
さらにバスや電車の時刻表や山小屋ルートの情報なども撮って置くとメモとしてもとても重宝する。
デジタルカメラの場合、長い山行になるとき予備の電池とメモリーカードの準備は必要である。
2008年の北アルプス4泊5日の山行でバッテリーを忘れたことに気づき、苦肉の策として液晶のモニターを消してファインダーを覗いて写真を撮った。デジタルカメラで一番電池を消耗するのは液晶画面である。そしてメモリーカードは携帯電話のカードをアダプター(いつも小物入れに入れている)を使って間に合わせた。
*2009年の3泊4日で縦走した時、登り始める前に地図を忘れたことに気付き、登山口にいた登山者に地図を見せてもらいデジタルカメラの撮影レベルを最大に上げて撮影し、最初の写真を地図としてズームで拡大しては、現在位置に写真真の中心点を動か確認しながら登った。現在のデジタルカメラはかなりの解像度を持っているために、予備として最初の一枚を地図としておくことはかなり役に立つ。(画像モードで選択を進めれば最初の写真が確認できます)
CANON IXY デジタルG10 370
CANON IXY デジタル500 230
予備電池 50
メモリーカード 10
携帯電話 現在では山でも携帯電話が通じるエリアが多いため有力な通信手段である。
山頂でも少し場所を移動することにより電波を拾うことができることがある。
登山における携帯電話利用のポイントは必要が無いときには電源を切っておくことである。電波の入らない圏外では電話が強い電波で基地局を探すためすぐにバッテリーが消耗してしまいます。
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無線機 ・登山における通信手段は携帯電話ではなく本来無線機である。見晴しのいい山頂に立てば携帯電話より格段に通信の可能性はは高く、145.00や433.00メガヘルツのメインと呼ばれる周波数で電波を出せば誰かが電波を拾ってくれる。
・アマチュア無線は国家試験が必要である。第4級アマチュア無線技師の資格は比較的容易に取れるので、登山で無線を使用したい方は取得することをお勧めします(息子は小学1年生で取りました。)。
・無線の資格を持つことにより緊急時の無線交信のルール(非常通信)が身につき、自分たちのためだけでなくほかの登山者のためにも有用である。・私達は近場の山の場合にはC−501・601を夫婦で各自持ち雪山や深い山の場合には私は少し重さはあるがパワーのある右のC-470を持つようにしている。
Standardc-470・雪山で路を失ったときお互い無線の電源を入れて左右に展開して登山ルートの赤いリボンを探す時などは山でお互い離れて行動するときはとても有用です。exBMKこちらはBMJQTH(所在地の意味)は○○です。
*以前大晦日に家族で蓼科にいたとき雪の戸隠山で遭難した大学生のパーティーのかすかな非常通信の電波を拾ったことがある。私が応答したが、私の持っていたハンディーの無線機の電波は相手方に届かず、蓼科とは山を隔てて反対側の上田市のアマチュア無線局が電波を拾って交信し、警察の救助を求めたことがある。ハムあれば非常通信を傍受すればそれに対応することは義務であり、アンテナを電波が出ている方向に向けて電波を拾ってくれる。緊急無線交信に参加できることはハム(アマチュア無線家)冥利に尽きる瞬間である。
*2004年2月北陸の大長山で大学生の14名のパーティーが遭難しアマチュア無線を使って救助を求めて救出されたが、誰も無線の免許をもていなかった・・ということがありました。(雑誌CQ HAM radioに交信状況をワッチした記録が掲載されていました。交信している交信内容が詳細で、遭難している学生の感情まで伝わってくる緊迫の記録でした。
Standard C-470 145Mhz
/430Mhz
320
スタンダードC-501(145メガと430メガ) 250
スタンダードC601(430メガと1200メガ) 250
ヘッドライト ・ヘッドライトは夜間歩いたりテントで山登りをする登山者以外の山小屋利PETZL/ペツル ティカXP E86P用者やハイキングを行なう方も必ず準備すべきである。
・天候の変動やペーティーのメンバーの体力によって計画に遅れが出て暗くなる可能性は大いにある。
・また山小屋では就寝時に電気が消え、南アルプスの山小屋ではトイレが小屋から離れた場所にあるところもある。
・ハイキングでも晩秋の日の落ちるのが早い季節には必ず持つようにしたい。
・富士山登山や山小屋泊まりであれば懐中電灯でもいいであろうが、登山であれば両手が自由に使えるヘッドランプにしたほうが安全のためにもいい。
・足元の不安定な登山道を安全に歩くためにはある程度明るさが必要で、また軽量である必要がある。
現在では単四電池を使ったLEDライトで電球が切れずに明かりが長持ちするものだ多数出回っている。予備の乾電池も準備する必要がある。
PETZL/ぺツル ジプカプラス 65
PETZL/ペツル ティカXP E86P 95
コッヘルセット コッフェルのセット・山用のナベ、釜である。
・軽量でコンパクトに収納できるものが必要である。以前はアルミ製が多かったが現在では軽いチタン製の装備が多数出ている。
・コッフェルのセットは中にバーナーとガスタンクを収納できるものがいい。
蓋はフライパンのように利用できる。
SNOW PEAK(チタン) 365
バーナー ・バーナーまたはストーブは山で調理をするための道具。
・軽くて火力が強い物がいい。火力は2700カロリーから3000カロリーほどはほしい。
・燃料はガスが主流であるがガソリンやアルコール、固形燃料もある。
プリムスのP-153 軽量で火力が強い・ガスボンベは普通250グラム対応であるが縦走や長時間の使用が見込まれるときは少し重たいが500グラムタイプを持つ。
・ガス式の場合自動着火装置がついているものも故障する場合が多いので必ずマッチやライターを持つようにした。
・アルコールや固形燃料も火力は弱く風に弱いという弱点はあるが、比較的簡単にお湯を沸かすことができる。それに何より風情がある。私たちはエマジェンシーキットの中に固形燃料用の装備も持参している。
●テント泊の登山だけでなく、日帰り登山や山小屋利用利用の登山でもバーナーのセットが一セットあると昼食や休息のときに温かいものを口にすることができるため、山歩きに慣れてきたら是非そろえたい装備である。
●ライターはチャッカマンのように圧電式のライターは高山では使用できないためヤスリ状の回転発火のフリント式のライターを持つようにしたい。
Primus P-153ウルトラバーナー 110
ガスタンク ガスボンベは基本的に純正を使い他社のボンベはは使えないことになっているが流用が利くことも事実であり試して知識としては持っておきたい。大きな山小屋ではボンベが販売しているところもあるが、持っているバーナーのメーカーのボンベとは限らない。 IP-250T ハイパワーガス 225
ランタン ヘッドライトで用が足るため現在ではほとんど持っていったことがありません。
一度寒い夜ガスランタンの明かりで暖を取ったことがあります。
× × PRIMUS P−541 マイクロランタン 245
トースター ・これはパン等を焼くためのメッシュ状の目の細かい網と普通の網が二段になっており、メッシュ状の網にバーナーの火を当てると火が直接、パン等にあたらずあたかもトースターで焼いたようになる。
・パンだけでなく、例えばナン、オイルサーディン、スルメ、キビナゴ(鹿児島の小魚)、ハム、ソーセージ・・等に重宝する。ナンを焼くとレトルトのカレーも豪華なカレーになります。(山での食事を楽しむためのユーティリティーツールである)
プリムス・フォールディングトースターIP9222F 170
カップ又はシュラカップ マグカップ・山で飲み物を飲む時に使うマグカップ。気温の低い高山で冷めるのを防止するため中空のマグを使っている。
・食事を摂る時に使うシュラカップ。シュラカップは直接火にかけることができ、食事を作ると共に、食事を小分けにして安全に楽しく食事をすることができる。
snow peak(スノーピーク)チタンダブルマグ300mL 85
シングルチタンカップ 45
シュラカップ .
スプーンセット 武器 スプーンとフォーク・山のスプーンやフォークのことを「武器」と呼んでいる。
・大自然を楽しみそしてエコでローインパクトな登山を楽しむためには割り箸ではなく自分専用のスプーン、フォーク、ハシなどを持参したい。
スノーピーク ワッパー武器II SCT-002 39
ハイドレーション(水分補給)システム ・2リットルほどのポリエチレン製のタンク(カンティーン)にパイプが付けられ、その先のノズルを口で噛み水を吸い込んで飲むためのものである。水を飲むために都度、休息して水筒の口を開けて水を飲むのと異なり、タンクをザックの中に入れてノズルで水を飲むた、手間がかからず行動しながら水を補給できる。
・水をがぶ飲みせずにこまめに水分補給ができるため、登山における水分補給とプラティパス ハイドレーションシステム パイプの取り外しができて便利しては理想的なシステムである。
・便利なハイドレーションシステムであり、長い山行を楽しむ上では是非利用しすることをお勧めします。
・そのためにハイドレーションシステム用のザックにタンクを入れるポケットが付けられ、さらに、パイプを外に出す穴(H2Oと書かれている)が装備しているザックも多数出回っているのでザック選びに際して同時に検討することが必要である。
・オスプレーのザックは収納スペースと背面との間に専用のポケットがあり、ハイドレーションシステムを外から出し入れできる。
プラティパス(platypus) ウォータータンク2L .
ハイドレーションシステム2L .
水筒又は水タンク 登山では行動中に沢山の汗をかくため水分の補給が不可欠である。
行動距離にも夜が春秋は0.75Lから1L夏場であれば1.5Lから2Lほどの水が必要である。
さらに、休憩やテントを張る場所に豊富な水があれば特に持参する必要はないが、休息するときにお水タンク茶を飲んだり食事を作るための水も必要であり、水分補給用の水+食事用の水の持参が必要となる。山の装備の中で水が一番かさばり重たいものである。
以前はグランテトラなどのアルミ製のタンクが多かったが、現在ではカラフルなポリプロピレンのボトルやプラティパス(platypus) ウォータータンクのようにビニール製のタンクが使われている。
プラティパス(platypus)は水を使った後に折りたたんで持ち帰れるため収納性にも優れている。
プラティパス(platypus) ウォータータンク1l/2l
Le Grand Twtras 1L 215
Le Grand Twtras 750ml 180
サモース ステンレス製魔法瓶:冬山だけでなく春先や秋口の登山やハイキングでは温かいお湯を入れたり暖かい飲み物を入れたステンレス製の魔法瓶(サーモス)を持つと便利である。
寒い雪山でも冷えた体は温かい飲み物を口に入れることによって体温が上がるととも生き返る思いがする。またお湯を入れておけば休息するときにバーナーを使わなくても手軽にコーヒーや紅茶を入れることができる。
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アイゼンまたはクランポン 12本アイゼンフランス語で「クランポン」、ドイツ語では、「シュタインクアイゼン」(ここ数年クランポンと使う雑誌が増えてきた。)軽アイゼン
アイゼンは10本、12本爪などがあるが、爪の数が多い12本爪のほうがソール面に隙間無く均等に爪が配置され歩行時から雪壁まで安定した足運びができるといわれている。
着装の手軽なワンタッチ式もあるが、靴に合ったしかりと着装できる物を選びたい。
軽アイゼンは夏場の雪渓等で使うものである。6本爪のものが多い。
春先や秋口は必ず軽アイゼンは持つようにしたい。
CAMP(12本)アイスライダー・クイックステップイン 1056
SNOW PEAK(軽アイゼン) 200
ピッケル(アイスアックス) ピッケルは雪の上で、歩行のバランスをとり、氷をカッティングして足場を作ったり、確保や、耐風姿勢をとるのにつかったり、足を滑らせたときに滑落停止につかったりする。山屋のベテランのスタッフからは手にピッケルを下げて、石突きが地面か踝に着くか着かないか位の長さが適当とのアドバイスがありました。
私たちは冬山登山というより初冬や春の雪山の縦走を楽しむために縦走用のストレートなピッケルにした。
ピッケルバンド:ピッケルが滑落中に自分の体から離れてしまうと、文字通り致命的なので、絶対に体から離れないようバンドでつないでおくものである。
ピッケルは握り方、使い方、初期滑落防止姿勢など充分に訓練する必要がある。
*春先の山であればピッケルでなくてもストックでいいという方もおられるが、ゴールデンウイークの木曾駒ヶ岳の千畳敷の山岳警備隊と指導員は10本以上のアイゼンとピッケルを持たない登山者は八丁坂から上には登らせなかった。やはり急斜面のある雪山はピッケルは必要である。
ブラックダイアモンド レイブン プロ
430
ピッケルバンドショルダー Mt.daxピッケルバンドショルダー 40
ピッケルガード CAMP 30
スノーシュー 西洋「かんじき」、つまり雪の上を楽に歩くための雪上歩行具。
フレームはアルミ製で軽くできており、裏側には爪で滑り止めを施しているものが多く出ています。
ウォーキングモデルとトレッキングモデルがある。
ウォーキングモデルは主に平らな雪面を歩く人向けのスノーシュー。
つま先のアイゼンが一枚刃であったり、ヒールクランポンがないモデルが多い。しかしながらそこそこの上り坂なら楽々こなすので雪上散歩を楽しむだけならこれで十分です。また価格も安く初心者向けのスノーシューです。
これに対してトレッキングモデルは山間部や長距離ツアー向けのスノーシュー。
耐久性や登坂力を重視し、アイゼンが前後二枚刃になり、滑り止めのヒールクランポンを装備している。荷物を背負うことも考えて、ウォーキングモデルより長さや幅が若干大きくなり、適応体重が大きくなっている。
足跡付いていない新雪をスノーシューをつけて下るときの浮遊感はなんともいえず、スノーシューイングの虜になります。
TABBS VENTURE
1860
TABBS SOJOURE KIT 1580
 ハーネス  登山用の安全ベルト.。ハーネスロッククライミングをするのであればベルトにパットの入ったアルパインクライミング用のハーネスが必要であるが、雪山や縦走の確保用には本格的なハーネスは重たくまたかさばるためパットの入っていないものが使いやすい。しかし、パットの入っていない分、腰回りが痛いそうです。  △ △  △   ブラックダイアモンド・クロワール  230
ザイル 岩場など危険な場所を通過するときには準備する必要ががる。
しかし、そのためには事前に十分な使用方法の訓練を受ける必要がある。下手に使うと危険が増します。
ロッククライミングでは8mm以下の使用は許されていない雪山などの補助ロープとしては十分でしょう。
ROCA
8MM(20m)
800
スタッフバッグ 衣類や小物などをこまめに分類して収納する袋。
防水性があり、表面がツルツルしたものが使い易い。例えばgranite gear AIR BAGS は優れもののスタッフバックである。
AIR BAGS(グラナイトギア) .
虫除けメッシュ 虫除けメッシュ頭からメッシュを被り顔にまとわりつく不愉快な蚊やアブを避けるもの。
北アルプスの稜線などでは必要ないが低山や樹林帯では必要となる。
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手袋 手袋(晴れの日用)雨水の浸入を防ぐ雨用とそれ以外の晴れの日用の2種類は準備しておくほうがいい。手が凍えると運動能力と気力が萎える。
*2006年10月の3連休に奥穂高を目指したが突然雨が雪に変わり涸沢テント場で濡れた手が強風と寒さで冷たくなりテントを張る気力すら失せてしまいそうになったことがある。周りを見るとゴアテックスの手袋を持ってない登山者が買い物袋を手袋のようにして冷たさを防ぎながら雪の中テントを張っている光景も見られた。気温が下がる高山では手を濡らさないことは重要である。
アクシーズクイーン 黄色 スカイブルー .
地図 山で安全に登り下山するための基本的な道具であり、事前にしっかりとルートを読み、シュミレーションしておく必要がある。ルートタイムなどが書かれている登山地図だけでなく国土地理院が発行し大きな書店で販売されている25000分の1の地形図(270円程)を使いこなせるようにしたい。
*複数の地図をつないで山行ができるようになるととても感動します。
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地図ケース 地図を入れておく防水用のケース。登山地図は防水性のある素材でできている物が多いが、地形図は水に弱い。事前に磁北線などを入れておく必要がある。 . .
コンパス 地図読むために必要な磁石。 安全登山と山での山座同定の必需品。
磁石の使い方には登る前に充分に慣れてお句必要がある。事前に練習したことを山で何度も使うことにより非常事態でも落ち着いて使いこなすことができるようにする必要がある。
SILVA(シルバー)コンパス .
携帯用トイレ ルート上にトイレが無い場合には準備しておく必要がある。北アルプスの白馬の雪渓や雨飾山では携帯用トイレの持参を奨励している。昔は雉撃ちや花摘などという風情のある言葉も通用したが、現在の登山者は自然保護、環境保全の意識を持ち、励行することは必要がある。 . .
シャベル(小) 山でどうしても「花摘」や「雉撃ち」に迫られたとき、自然に戻し、環境に対するインパクトを最小限度にするために配慮は必要。 Mont-Bell 40
ゴミ袋 山でのゴミは持ち帰るのが原則である。そのためスーパーの袋はゴミ袋は持参する必要がある。小さなものからら大きなものまで幾つか持つといろいろと活用できる。
大きなスーパーの袋は急に雨が降ってきたとき、靴を履いたままレインパンツをはくときに靴にゴミ袋をつつみそのままパンツをはくと汚れずに迅速に着用できる。
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× 不用 △ 必要に応じて 〇必要

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