戻る 麹町ウぉーカー(麹町遊歩人)

麹町ウぉーカー134号
(まちの記憶プレート)

平成18年から千代田区の各所にこの界隈に棲んだ文化人の旧居跡を示すピンクや緑のプレートが掲げられるよいうになった。今回久しぶりに麹町を訪ねたためこのプレートのある場所を訪ねてみた

 1  島崎藤村旧居跡
1937年昭和12年
昭和12年から6年間ここに住んだ。「巡礼」や「ふるさと」などははここで生まれた

六番町13番10 JR四谷駅を出て双葉学園とエフ・プラザの間の路地を入り2つ目の角にある双葉幼稚園の路地を入っていくと右側の植え込みの中にある。
 2  泉鏡花旧居跡

明治43年から死去まで(婦系譜」のモデルでもあった愛妻すずとここで暮らし、「夜叉が池」や「天守物語」などはここで生まれた。

六番町5 パーキングのあるエリアの隣にある。
 3  

有島武郎、有島生馬、里見淳旧居跡 
白樺派の作家、有島武郎をはじめ有島生馬、里見淳ら作家兄弟が育った。彼らの父が明治29年ここを購入し自宅とした。
泉鏡花旧居の筋向いの広い場所である。

 4  

明治女子学校跡
1892年明治25年
羽仁もと子、野上弥生子ら先進的な女性を輩出した明治女学校(明治18年から41年)は1892年(明治25年)から4年間ここにあった。

 六番町3番地1グランフォルム六番町植え込み

 5  

島田三郎ここにくらす
1892年明治25年
日本最初の公害訴訟で活躍し、廃娼運動や普通選挙の実現にも力を尽くした。

 四番町2図書館の隣の八百屋さんの路地を西に登り今解体中の公務員宿舎隣のマンションの植え込みにある。

 6  

網野菊旧居跡
1942年昭和17年「光子」、「さくらの花」に麹町界隈の庶民生活を描いた。幼少のころよりこの地に親しみ昭和17年からは空襲で焼けるまでここに住んだ。
 
四番町1番地 四番町歴史民俗資料館 植え込み

 7  

串田孫一旧居 
1938年昭和13年
哲学者・串田孫一は人生、山、植物などのテーマでエッセイなどを残した。昭和13年数年間ここに住んだ。

一番町20番地1
バチカン大使館の向かい ホーマットカメリア

 8  

川喜田半泥子旧居跡
1937年昭和12年
実業家・河喜多半泥子(はんでし)は陶芸、書、俳句、絵画、茶道などの文化人としても名を残した。東京の拠点として昭和12年から数年ここに住んだ。
 一番町20番地5 バチカン大使館の向かいにある。

 9  黒田清隆旧居跡 
1900年明治33年
重要文化財の「湖畔」や「智・感・情」などの作品を描いた明治、大正期の洋画家。これらの絵画をパリ万博に出品し銀賞を受賞した。
平河町二丁目6番3号都道府県会館 国会側地下鉄永田町駅の出口前にある。

平成24年10月


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