戻る 麹町ウぉーカー(麹町遊歩人)

6月7日月曜日久し振りに、麹町を訪れた。

快晴の青空の下、麹町駅前のスクワールビルの前には日枝神社の大祭の幟が建てられており夏が近いことを告げている。

この日は、上智大学側の歩道を半蔵門まで歩いて見た。日枝神社の祭りのために、麹町大通りに建つブロンズ像も祭りの法被を着ているにも拘らず、沢山のビルが建築中であり沢山のクレーン林立する少し風情の無い町並みであった。

法被を着たブロンズ像

まず、平成19年にクレーンの転倒の死傷事故があった麹町4丁目も国会議員宿舎の前の一角、東京メトロ麹町駅の上にある麹町4丁目交差点角のみずほ銀行があったビル、さらに以前興業銀行の事務センターがあったビル、そして麹町1丁目のビルが建築中であった。

 

麹町大通りを久し振りに歩いてみて、気付いたことを2点だけ紹介しよう。

麹町界隈で勤務するランナー達にとって皇居をジョギングするには最高の場所なのだが、着替えをしたり、シャワーを浴びたりする場所が少なかった。以前は麹町一丁目の銭湯バンドウーシャがランナー達にとって唯一の着替えの場所だったと思う(麹町ウぉーカー114号で紹介)。

3丁目の番町側のコーヒーショップ「EXCELSIOR CAFFE」の隣には「SPHGOLF&RUNNING スポーツパシフィックヘブン紀尾井町」ができ、「RUNNING SUPPORT 利用料500円で都心ランナーの強い味方 契約ロッカー、更衣室、シャワー完備、スートを脱いでランナーに変身。」と書かれた施設になっていた。この施設は同時にGOLF LESSONもできるようである。

ワコールビルのCW-X コンディションストアーさらに麹町一丁目の半蔵門の前にあるワコールのビルが「CW-X CONDITIONING STORE」になっていたことである。ここは同社の「CW-Xスポーツタイツ」のプロモーションスポットとなっており、CW-Xのレンタル使用ができると当時に、女性用ターミナル施設としてシャワーとロッカールームが利用できる施設になっていた。

CW-Xは筋肉や関節を適圧でサポートし、動き易く疲労しにくいことから登山用のタイツとして使用されていたが、現在ではあらゆるスポーツの選手が使うようになった。登山を趣味とする私達も登山愛好者として致命的な膝痛に悩まされていた妻が2004年から使い始め、登山パンツの下にはくが蒸れることもなく、疲労が少なく、効率的に登れ、膝や関節の痛みの発生を抑えてくれるため、今では手放せないものになっている。

特に登山用のCW-Xはその筋力と関節のサポートという以上に登山のスタイルを大きく変えてしまったアイテムといえる。登山というと登山用のズボンにザックというスタイルを思い浮かべるかもしれないが、今ではこのCW-Xタイトをはいて、男性はショートパンツ、女性はヒップラインを隠すためにその上にスカートを巻くというスタイルが多くなってきている。そして「山スカ(-ト)」や『トレッキングスカート」という言葉すらできた。北アルプスなどでは若い女性の登山者に限らず、年配の女性もそのスタイルで登っている。近年登山のスタイル・シーンを大きく変えた優れものである。往年の登山者には信じられないかもしれないが山でスカートを楽しむ時代になってきたのである。山がオシャレになり山ガールという言葉も生まれ活動的で美しい女性たちが登山シーンを大きく変えている。

 

次に、カレーショップが3店増えていたことであろう。

東京メトロ麹町駅の出口のそば麹町三丁目3丸増麹町ビルにオープン『麹町カリー (こうじまちカリー)』である。ボリュームのあるワンコインカレーとして人気のある店。

さらに麹町1丁目の交差点の角に「新古茶道具 抹茶 ほ里り」があり、そのとなりに2008年10月にオープンしたインド人スタッフによる北インドの家庭料理DIPMAHAL(ディップマハル)半蔵門 』である。ここの店には入ったことはないが、神楽坂上にあった店に入ったことがあるが、キーマーカレーがとても美味しかったと記憶している。東京都千代田区麹町1-3-7 日月館麹町ビル1F。

最後に麹町6丁目の交差点から上智大学東門の方向に曲がり、少し下ると中国料理麹町飯店の隣にある『カレーのチャンピオン』という2009年11月にオープンした石川県を代表する故郷のカレー店である。カーレーのチャンピオンのLカツ

基本は「チャンカレ」でコクのある素朴な昔ながらのカレーである。名物の「Lカツ」はステンレス製の器に盛られたチャンカレに厚手のカツと刻んだキャベツが盛られ、スプーンではなくフォークを使って食べる。日テレの脇にあるるアジャンタのような本格的なインドカレーといは異なる懐かしい日本のカレーである。前の週の2010年6月3日の「秘密のケンミンSHOW」で紹介していたため訪ねてみた。テレビでは最後の瞬間の画面しか見ることが出来なかったが、石川県出身者がこの店を訪ね、店に入る一瞬が映っていた。店の前の特徴的な壁が上智大学の東門から東京スタイル本社ビルに下る坂であることは分かったので訪ねてみたがまさにその通りであった。あの一瞬の画像だけで場所を特定できるは麹町ウぉーカーならではと、自画自賛であった。

チャンピオンカレーを楽しんだあとは、イグナチオ教会の礼拝堂でしばらく静かな一時を過ごして、麹町を後にした。

前日、以前転勤で過ごした会津の山中で友人が5年かかって一人で建てた丸太小屋の前で、焚き火を囲みながら友人たちと酒を酌み交わしながら素晴らしい一時を過ごした。その大自然の中からその足で、この麹町にやってきた。半蔵門の一元屋にも立ち寄り、名物の金つばも買って食べてみた。相変わらず美味しかった。ただ、少し気になったことは、ビルが建設されている中で、いくつかのテナントやお店が閉店していたことである。麹町ウぉーカー(麹町遊歩人)として、時にはこの町を訪れ、その移り変わりをレポートしたいとおもっています。

平成22年6月20日


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