戻る  埼玉県北足立郡伊奈町(伊奈町見聞記)

御定杭

備前提の碑のある新幹線ガードしたから真っすぐ堤に沿って進むと蓮田から来る道と交差する橋がある。そのまま土手を進むとに流れが右に曲がるとそこが元荒川との合流点である。
「御定杭」は堤が右に曲がるところにぽつんと幾分傾いたように立っている。
「御定杭」は向かいにある桶川市の清掃センターの前の道路りからも川越に見ることができる。
この杭は備前堤の完成により、下流の伊奈、蓮田方面は洪水の害をまぬがれるようになったが、桶川市を含む上流の村は、大雨の度に被害をうけ、備前提の高さをめぐって上流の住民と下流の住民との間で争いが絶えなかった。そこで1773年(安永2年)の綾瀬川切り下げ普請のとき、備前提の高さは田面より7尺5寸と定められ、定杭が打たれたという。
御定杭
御定杭と川向こうの清掃センター

2003年4月29日撮影

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