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坊津町の方言

旧加世田市で高校時代を過ごしましたが、担任の先生が坊津の言葉についていろいろと教えてくれました。高校時代に祖母に聞いてまとめたノートは無くなってしまいましたが、再度チャレンジしてみました。坊津の方言は普通の薩摩弁のイントネーションが逆になっており、標準語に近い発音になっているとのことです。
今岳に住む妹の協力を得て少しずつ追加して行きます。一部は坊津と言うより久志今岳の言葉かもしれません。(2011年6月10日更新)
アゲンセンカ あのようにしなさい
アマン
イゲ とげ 棘
インノメ(犬の目) ものもらいのこと。 関西ではメイボと言っていましたね。
アカ 船にたまった水
アクウ、ンウベ アケビとムベ 前者は実が割れるが後者は割れない。
オシケ 味噌汁
オカベ 豆腐  ・これは公家言葉だと言われます。
カラウ 背負う
ガラッパ 河童
ギッチョ 左利き
キンキン 正座。正座をすること。 子供言葉ですが。
グラシカ 可哀そう
グン ぐみの実
ケナブイ (人を)見下す
ケモン 買い物、けだもの
コソクイ 修繕
ズッパイ 全部、たくさん
スンクジラ 隅っこ。角   ex坊津は南九州のスンクジラです。
セッペ 一生懸命
ソケ 竹の篭 テゴという言い方もある
ダンマ 川にいる手ながエビ
ダレヤメ又はダイヤメ 晩酌。要するに仕事を終わって飲む焼酎
チンカ 小さい
ツマンビ カタツムリ でんでんむしですね。
トキッツ トウモロコシ
トゼンナカ 寂しい。 「徒然なか」と書く中なら古典的な語源を持つ。
ナヲス しまう。片付ける。病気が治る。
ナガシ 台所
ナガシタ 梅雨のこと。
ニガゴイ にがうり、ゴーヤー
ヌイカ 湯がぬるいこと
ヌクン 暖をとる。暖める。
ヌッカ 暑い
ネオッ 病気になる
ネマッ 腐る
ノー 能力、才能
ノボセ 有頂天になる。顔が火照る
ハマンコラ
ハラカク 怒る 
フッ ヨモギ(蓬)、洋服 ex フッの餅(ヨモギ餅)
マッゲ 間違い
マクッツ 負ける。転ぶ。落ちる。
モモジル もみくちゃにする。
ムゾカ 可愛い。
ヤマイモホィ(山芋堀) 酔っ払いが同じことを何度も話すこと。酒癖の悪い人が座を白けさせること。
ヨッゴロ 欲張り。
以下「魚貝類}
アナゴ アワビの一種の「トコブシ」 
ガシタ クロホシイシモチやネンブツダイ等の雑魚 子供の磯での釣りの対象魚
ガラコイ カサゴ
キンナゴ きびなご
ウンゴイ ウミゴイ、おじさんと呼ばれる魚
シマンケタ ネンブツダイ? ガシタより少し大きな縞のある雑魚でした。
スイメゴ 末柏浜にいるアサリ。隣町の久志では「ケ」といいます。
ハンタクイ ブダイもしくはモハメ
キラカ ウツボ 坊津では美味しく食べます。
ホシタロウ スマと呼ばれるサバと同じ種類の魚で小型のカツオと思われている。
秋太郎(アキタロウ) ばしょうカジキ
クレ メジナ
マンビキ シイラ
チヌ クロダイ
ナベンフタ エイ 鍋の蓋に見えますね。
クッチャ貝 イガイ、ムラサキ貝 ムール貝 味噌汁にするととても美味しい。


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