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恵那山
   (2191m)  
2009年8月9日(曇り晴れ)
妻と二人のパーティー

長野県と岐阜県の県境に位置し、北には中仙道妻籠宿があり、島崎藤村の「夜明け前」にも登場する恵那山。その恵那山という山名は天照大神の胞衣(えな:胎児を守ってきた胎盤や膜)を埋めたという言伝えからきているという。山頂には恵那神社のほか沢山の祠が建つ。
営林署の作業道を整備して平成13年10月8日に開通した長野県阿智村の広河原コースを登る。最初とても急であるが途中の笹の稜線からは背後に南アルプスが北は甲斐駒ヶ岳から仙丈岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳、荒川岳、赤石岳、聖岳、光岳まで全て展望できる。聖岳の右隣には富士山の山頂も望める。
山頂からは木々に囲まれて展望はないが、避難小屋の後ろにある岩場から中央アルプスの木曾駒ヶ岳、空木岳、から南アルプスが展望できる。
【ルートタイム】
600分:臨時駐車場⇒630分:広河原登山口⇒750分:1716m地点(10分休息)915分:稜線分岐⇒948分:山頂⇒1000分:避難小屋()1045分:避難小屋()1050分:最高点(神明社)1100分:避難小屋()115分:避難小屋()1115分:山頂⇒1120分:山頂()1145(25分:通常20分のコース):稜線分岐⇒1250分:1716(1時間5分:通常50分のコース)1410分:登山口(1時間20分:1時間のコース)1440(通常20分のコース):駐車場
(注:下山時、膝痛のため山頂から駐車場まで3時間20分ほどもかかってしまった。通常であれば山頂から駐車場まで2時間30分程のコースです。)
6時00分 井沢の集落から約1.8kmほどの所にある臨時駐車場。
標高:1140m程
簡易トイレもある。
ここから登山口まで約2km歩くことになる。

地図では林道がS字にくねる200m程手前に駐車場がある。
登山口の手前にあるトンネル。
これを抜けると登山口が見えてくる。
ここまでの林道は落石や崩落が著しく法面に注意しながら歩く必要がある。
6時27分
6時30分 恵那山登山口
ここから左側の本谷川に下る。
林道の右側にはきれいな清水が湧き出ている。
標高:1220m程
広河原の橋を渡る。
この左側から登りにかかる。
6時33分
7時00分 河原から急なジグザグの登りが続く。
登り始めて3分ほどで風穴の標識がある。
広河原の標高が約1220m程であり1716mポイントまで一気に500m程高を稼ぐことになる。
標高約500m程
標高1716m地点
ここから山頂まで100分と書かれている。
ここ辺りから登りがなだらかになる。
7時50分
8時30分
笹のおいしげる稜線を登る。
振り返ると南アルプスの全貌が望める。
稜線分岐
笹の斜面が切れて樹林帯に入ると少し岩場がありその先に旧黒井沢ルートとの分岐点であるが現在では閉鎖されている。
9時15分
9時48分 標高2190m(2189.8m)
広い山頂であるが高い木々により展望はない。
立派な展望台があるがその上に登っても展望はない。
奥に恵那神社が見える。
一等三角点がある。
(一等三角点(恵那山) の脇には、自然石に刻まれた+印があるらしい。両者とも南北を指しており、自然の傷跡とは思えず、 おそらくは三角点埋設に当たっての”仮三角点”とも言える”標石”ではなかろうかといわれている。)。登られたら探してみてください。
恵那神社 本社
天照大神が産まれた時の胞衣 (えな:胎盤やへその緒) を納めたという伝説が残っており、この山の名前の由来ともなっている。
この隣に葛城社、避難小屋に向う途中に富士社、避難小屋の裏に熊野社、そして最高点に神明社があった。
9時54分
9時56分 避難小屋へ
尾根から少し下ると広い自然浄化施設の設けられた砂の広場の先にトイレがある。
このトイレは水洗式である。
9時59分
10時00分 避難小屋
中津川市が設置している立派な避難小屋。
背後の岩場がとても展望がいい。
避難小屋の上からの小屋とトイレ

⇒避難小屋裏の岩場
南アルプスと中央アルプスが展望できる。
避難小屋から奥に(神坂登山ルート方面)5分ほど木々の間を歩くと展望が開ける場所に熊野社が建っている。
ここが恵那山の最高点である。
ここから神坂方面の展望が素晴らしい。
標高2190mと書かれているが正確には2191mである。
10時50分
11時3分 トイレと周辺の案内板
恵那山山頂
一等三角点がある。
11時15分
12時22分 笹の稜線お先のピークが1716m地点
先の尾根の右側に富士見高原が見えている。

左奥の山は空木岳とその左奥に宝剣山、木曾駒ヶ岳
1716m地点 12時50分
14時9分 本谷川
増水時は渡渉をやめること。数年前に下山時に女性の登山者が流されて死亡事故が発生している。
臨時駐車場の到着。
下山時膝を傷めてしまい、とてもつらい下山であった。予定より1時間ほど時間がかかた。
14時40分
【アクセス】
名古屋方面からは園原ICから10分ほど(東京方面からは出ることができない。)
東京方面からは飯田山本ICから昼神温泉を通過して約30分ほどかかる。
【駐車場】
沢井の集落から林道を約1.8kmほど入った場所で道路は閉鎖され、広い臨時駐車場がある。
地図では林道がS字になっている手前200m程の場所が駐車場である。30台ほど駐車できる。
【水場】
稜線上に水場は無い。登山口の山際にきれいな清水が湧いている。
【避難小屋】
三角点のある山頂と最高点との間に非難小屋がある。トイレは水洗式でとてもきれいな避難小屋。
避難小屋の裏の岩場が南アルプスと中尾プアルプスを展望できる唯一の場所である。
【温泉】
湯ったりーな昼神 昼神温泉の国道沿いにある立派な公営の温泉施設。
ラジオ文化放送「くにまるワイド ごぜんさま〜」の中で「南信州美人の湯 昼神温泉」と毎日のように聞いていた場所であった。なかなかいい温泉でした。
2009年8月9日撮影 CANONG10

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