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八甲田山
(大岳:1584m)
2009年5月4日(晴れ)
妻と二人のパーティー

八甲田山は八甲田火山のカルデラに生じた中央火口丘郡をさす。標高1584mの大岳が主峰で前嶽(1252m)、田茂萢岳(1324m)、赤倉岳(1540m)、井戸岳(1550m)、石倉岳(1202m)、高田大岳(1552m)、雛岳(1240m)の八峰を指す。その他、小嶽(1478m)、硫黄岳(1360m)を含める説もある。
明治35年(1902年)起きた帝国陸軍雪中行軍遭難事故(死者196名)により広くこの山の名前が知られている。
リープウェイで登り田茂萢から赤倉岳、井戸岳、大岳に縦走。懐の深い八甲田の大自然を満喫。
ここ八甲田山は尊敬する故三浦敬三さんが山スキーを開拓した場所として知られ、沢山の山スキーヤーがそれぞれのルートを楽しんでいた。
【ルートタイム】
8時24分:八甲田ロープウエイ山麓駅⇒8時34分:八甲田ロープウエイ山頂公園駅⇒8時40分:ロープウエイ山頂公園駅(発)⇒8時48分:田茂萢(たもやち)宮様ルート分岐⇒9時40分:赤倉岳稜線⇒9時51分:赤倉岳祠⇒9時54分:赤倉岳⇒10時3分:井戸岳⇒10時22分:大岳フュッテ⇒10時53分:大岳山頂⇒11時05分:大岳(発)⇒11時25分:大岳フュッテ脇⇒(井戸岳、赤倉岳西面トラバース)⇒12時30分:田茂萢(たもやち)宮様ルート分岐⇒12時57分:ロープウエイ山頂公園駅⇒13時15分:ロープウエイ山麓駅
8時36分 八甲田ロープウエイ山頂公園駅
標高:1324m
始発は9時であるが、1時間以上前から沢山のスキーヤーが並んだため8時25分に臨時の始発が出た。
往復料金:1800円(JAF割引有)
詳細写真
通信塔
山頂公園駅の裏手に通信塔の脇を抜けて田茂萢に向かう。
8時44分
8時46分 右から赤倉岳、井戸岳、大岳
ここから田茂萢(たもやち)に下り田茂萢(たもやち)を抜けて赤倉岳に向かう。
田茂萢(たもやち)を抜けて真っ直ぐに樹林帯にはいる。
ここから赤倉岳の稜線まで約40分。
この手前に宮様コースの分岐がある。
宮様とは1969年、高松宮宣仁さまが八甲田ープウェー山頂駅―酸ヶ湯温泉間の春スキーを楽しまれたのを記念して宮様コースと呼ばれた。故三浦敬三氏の著書では高松宮殿下を何回か案内しているようである。
9時1分
9時30分 積雪のある樹林帯を抜けてぬかるんだ登山道を登る。右の三角の山は前山でこの裏側が青森第5連隊八甲田山行軍遭難の地
左の山のロープウエイ山頂駅から登ってきた。
9時46分
正面は赤倉岳(標高:1540m)
右に手前井戸岳と奥に大岳を望む
赤倉岳から井戸岳へ
詳細写真
9時54分
10時2分 井戸岳(標高:1550m)
最高峰は火口の反対側
10時7分
右:井戸岳の噴火口

左:井戸岳噴火口壁を進む
井戸岳から避難小屋に下る。
木の階段が牧場の柵のように繋がっている。
正面は八甲田山の最高峰大岳。

10時12分
10時22分 大岳避難小屋(環境庁と青森県が設置しているようである)
標高:1430m
避難小屋の裏から大岳を望む。
ここから標高差250m程登る。
10時22分
10時44分 背後にロープウエイ駅、前山、井戸岳
八甲田山最高峰 大岳(標高:1584m)
大岳の山頂はとても広い山頂で、360度のパノラマが広がる。
詳細写真
10時53分
11時15分 眼前にこれから向かう田茂萢(たもやち)とロープウエイ山頂駅
大岳から、真っ直ぐに下り、井戸岳、赤倉岳の西面の雪原を真っ直ぐにトラバースする。
井戸岳の西面の雪原をトラバース。
田茂萢(たもやち)にむかい、登り返しを避けるため標高を保ちながら雪と木々の間を進む。
11時51分
12時9分 赤倉岳の西面の大きな雪渓。
トラバースは思ったより大変であった。
詳細写真
田茂萢(たもやち)から赤倉岳、井戸岳、大岳を望む
夏はここは田茂萢(たもやち)湿原である。
12時39分
12時56分 八甲田ロープウエイ山頂公園駅
八甲田ロープウエイ山麓駅
標高:600m
1時20分
【アクセス】
東北道 黒石ICから29km 国道102号〜国道394号〜城ヶ倉大橋経由〜国道103号(青森方面)
【ロープウエイ】
始発:9時00分 運賃往復:1800円 (JAFの割引が利用できます。) 定員101名 乗車時間約10分
【温泉】
酸ヶ湯温泉(すかゆ)
名物は千人風呂。総ヒバ造りの体育館のような巨大な建物で、大きな浴槽2つ(「熱の湯」、「四分六分の湯」)と打たせ湯がある。 千人風呂は混浴であるが男性が助成のほうを見ているため女性は入りにくい。混浴の風情のまったくないのは残念。別の男湯、女湯があるがとても混んでいる。
【八甲田雪中行軍事故】
1902年(明治35年)1月に日本陸軍第8師団の歩兵第5連隊が八甲田山で冬季訓練中に遭難した事件。訓練への参加者210名中199名が死亡する、日本の冬山登山史上もっとも多くの遭難者が発生した事件となった。
新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」を原作とした1977年公開の映画 「八甲田山」は高倉健(弘前第三十一連隊・徳島大尉(モデルは福島泰蔵大尉))、北大路欣也(青森歩兵第5連隊・神田大尉(モデルは神成文吉大尉))、三國連太郎(同・山田少佐(モデルは山口少佐))主演。北大路欣也の「天は我々を見放した」が当時の流行語になった。ロープウエイの駅には八甲田山のDVDが流されており、撮影当時のパネル写真が沢山展示されている。
森田健作(千葉県知事)やタレントの大竹まこと氏も出演していたのですね。栗原小巻、加賀まりこなどの大女優に混じって可愛い秋吉久美子が案内人役で出演しています。とても過酷な撮影だったようです。
2009年5月4日撮影 CANONG10

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