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奥穂高岳4
(涸沢の朝のモルゲンロート)

標高2300mの涸沢カールの底の夜はかなり冷えた。真っ黒なカールの外壁を作る穂高の上には満天の星が輝く。西には北斗七星が真っ直ぐに立ち、前穂高岳の上にはオリオン座とその下に一番明るい一等星「シリウス」が冷たい光を放っている。沢山の流れ星も見える。そして涸沢小屋の右脇辺りから山頂に向かって北穂高を目指す登山道のライトの明りが点々と続いている。そして涸沢小屋の明りが未確認飛行物体のように輝いている。
そして朝日が上がり始めると穂高の山並みが上から薄いバラ色のモルゲンロートに染まり始め、明りがだんだん下に下りてくる。ギリシャ最古の叙事詩「オデッセイア」の「朝のまだきに生まれ指バラ色の女神アウロラが姿を現す」瞬間の輝きを放っていた。感動的である。
カールの底には沢山のカメラマンがカメラを山の上に向けて写真を撮っていた。
写真にポインターを置くとコメントが出ます。
涸沢小屋と北穂高に朝日が当たり始めた。
涸沢岳ニ朝日が当たり始める。
奥穂高に朝日が当たり始める。
北穂高に当たる光が少し明るくなってきた。
涸沢岳とザイテングラード、白出のコルに朝日も明るくなってきた。
奥穂に当たる朝日
写真にポインターを置くとコメントが出ます。


2007年10月7日撮影

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