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巻機山
(1967m)
2007.9.15日 (晴)
妻と二人のパーティー

5時44分:桜坂駐車場(出発)545分:井戸尾根コースとヌクビ沢、天狗尾根ルートとの分岐608分:避難道とヌクビ沢コースとの分岐612分:割引沢627分:吹上の滝649分:アイガメの滝720分:ヌクビ沢の出会742分:布干岩807分:行者の滝855分:高巻のトラバース地点915分:庇のある大岩1029分:ヌクビ滝?(天狗尾根から流れ落ちる細い滝)1112分:ヌクビ沢の源頭下の草付きへの登り口1130分:割引山と巻機山の稜線1200分:巻機山山頂(最高点はここから10分ほどの場所)1250分:山頂発1307分:避難小屋()1319分:避難小屋(発)1330分:ニセ巻機1349分:8合目⇒1445分:6号目展望台1525分:5合目展望台⇒1550分:4合目168分:3合目1619分:井戸尾根登山口1621分:桜坂駐車場登山  (登りは体調不調でかなり多くの休みを取りながら登りました。)

写真をクリックすると詳細写真がごらんになれます。
桜坂駐車場の登山口の注意書 5時44 桜坂駐車場(5時55分出発)
登山口には入山届けがあり、掲示板には以下の通り書かれている。
「遭難多発 登山には充分注意  割引沢、ヌクビ沢、天狗尾根下部は危険ヶ所が多く、下山コースには不適。吹上滝、アイガメの滝付近は草付き岩場とも足場が悪い。行者滝から上部キリにより視界不良のこと多し。三クラ沢は登行不適」
登山口である駐車場を出ると50mほどで井戸尾根ルートとヌクビ沢ルートとの分岐に出る。
(アクセス 関越自動車道塩沢石打ICから国道291号線に入り清水集落まで約25分ほどで到着した。この駐車場は清水生産森林組合が管理しており駐車料金400円である(巻機山のピンも販売している500円)。)
吹上の滝(6時27分)落差約15m
分岐点を左にルートを取り塩沢山岳会の山小屋の脇を過ぎじめじめした山道を少し行くと避難道と沢ルートとの分岐に出る。(直進して避難道を進むとアイガメの滝の上で合流するようである。)
分岐点を左に折れると直ぐに割引沢に出る。沢を渡り左岸に取り付き、赤いペンキマークを頼りに、ロープの掛けられた大きな岩場を過ぎると、幾つもの小さな滝が大きな岩を滑り落ちる吹上の滝が現れる。
吹上げの滝の上部は大きな岩場になっており、その右上にアイガメの滝がある。
627 吹上の滝
アイガメの滝 649 アイガメの滝(6時49分)落差約40m
吹上の滝の左岸の草付の岩場をを慎重に登り、上部に着く、右前方に大きなアイガメの滝が見えてくる。この岩場はとても高度感がある。その手前には小さな滝があり、滝にはクサリが掛けられておりこのルートで最初の滑りやすくて危険な場所である。
アイガメの滝の左岸の岩場にはロープがつけられており、この濡れた滑りやすい岩場をほぼ垂直に登る。
ヌクビ沢の出会(7時20分)
アイガメの滝を登りきり、少し潅木の中を登り再度沢に出て渡渉を繰り返しながら登る。沢の正面に天狗岩が聳え、その突き当りがヌクビ沢の出会いである。突き当たりを左に登ると天狗尾根コース、右に登るとヌクビ沢ルートである。
720 ヌクギ沢の出会
布干岩 742 布干岩(7時42分)
ヌクビ沢の出会いを右に折れてヌクビ沢に入るとすぐに沢全体が大きな一枚岩でできた布干岩にでる。
岩の左岸には鎖がつけられているがこの日は岩が乾いており、とくにクサリを借りずとも登ることができた。
白い大きな一枚岩は見事な光景である。
行者の滝(8時7分)落差約20m
布干岩を過ぎて沢をしばらく登ると正面に小さな滝が見えてくる。この滝は行者の滝ではなくこの滝の前で沢は大きく左に曲がり、正面に大きな行者の滝が見えてくる。
行者の滝の右手の滑りやすい岩場をクサリを頼りにほぼ垂直に登る。
807 行者の滝
高巻のトラバース 855 高巻のトラバースポイント(8時55分)
行者の滝を登り、再度沢に出て少し登り再度左岸の急な潅木帯に入りしばらくして下りにかかるとそこがこのルートの中でひときわ危険なポイントといわれている高巻のトラバースポイントである。昨年までのネットのこのポイントのレポートでは「高度感のある急斜面で滑りやすく又手がかりの少ない場所でとても怖い場所」とされていたが、現在ではしっかりしたロープがコース全体に張られており安心してトラバースすることができる。しかし注意は必要である。
ヌクビ沢の上流部(天狗岩下)
高巻のトラバースポイントを過ぎるとそれから先は沢の両岸はますます狭くなり、渡渉を繰り返し大きな岩を乗り越えながらぐんぐん高度を上げていく。
眼下にはV字谷の下に天狗岩が見える。
. ヌクギ沢上部(両脇が逼くなってきて大きな岩のzぁ和を登る)
ヌクギ沢の源頭部から急斜面の草付を登る(簿簿垂直の足場の悪い緊張する登りである。) 1112 ヌクビ沢の源頭部から稜線への登り(11時12分)
ヌクビ沢の正面に割引岳の稜線が壁のように聳えている。
そしてヌクビ沢の水が涸れる源頭部に来るとそれから垂直な草付きの急な岩場を登る。この登りはクサリなどなく崩れ易くて滑りやすい岩場であり慎重に登る。三点確保というより這いつくばりながら岩を登るといった感じである。そして20分程登ると割引岳と巻機山との稜線に出る。稜線の下には魚沼の平野が広がっていた。
割引岳へは体力がなく行くのをあきらめ、木道と階段の続く巻機山へ約20分程稜線を歩く。
巻機山(1967メートル)
巻機山の山頂は山頂標識のある場所から東に10分ほど行った場所である。)
山頂は曇っており展望はあまり利かなかった。
1200
避難小屋(ここ小屋はとても立派でトイレもきれいである。) 1307 避難小屋
巻機山を下り始めると直ぐに地塘のある丘を越え20分程で避難小屋にである。
新しいとても立派な避難小屋でボランティアのスタフがいた。
トイレはバイオ式のトイレで使用したあと自転車を漕ぐシステムである。水場は小屋の数分下の沢にある。
避難小屋からニセ巻機山までの稜線から振り返る巻機山とその奥にある割引岳のスカイラインが素晴らしい。何度も振り返ってこのたおやかな山容を楽しんだ。
井戸尾根の下り
七号目ほどまでは展望の良い階段の下りである。
六合目の展望台からは天狗岩とヌクギ沢が一望できる。
五号目からは山から下まで流れ落ちる幾つもの滝が展望できる。
そしてニ合目の標識が出てきたらすぐに井戸尾根の登山口にである。一合目までは行かないようである。
馬鹿尾根とも評されるやたらと長い尾根。(下山に3時間から3時間半かかる)
1349 前巻からの下りの階段

2007年9月15日撮影

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