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美ヶ原

王の頭(2034m)
2007.6.9 
妻と二人のパーティー

1051分:山本小屋11時5分:美しの塔(5分滞在)⇒11時15分:塩くれ場⇒11時48分:王ヶ頭(おうがとう)(10分)⇒12時20分:王ヶ鼻12時45分:王ヶ鼻(出発)13時15分:王ヶ頭ホテル13時45分:王ヶ頭ホテル発⇒14時23分:美しの塔⇒14時38分:山本小屋着

山本小屋(ふる里館) 1051分:山本小屋(ふる里館)
天気が悪くレインウエアーを着ての出発でした。

11時5分:美しの塔(5分滞在)

山本小屋を出てすぐに高原ホテルがありそれから5分ほどで美ヶ原のシンボル「美しの塔が立っている。
正面には尾崎喜八の「美ヶ原」の詩の書かれたプレートがはめ込まれており、裏に回ると塔の上につるされた鐘を鳴らすロープが下げられている。

美しの塔
塩くれ場

11時15分:塩くれ場

「塩くれ場の由来
美ヶ原牧場は明治32年に開設され、毎年5月から放牧が始まり、10月には閉牧されます。
昭和45年頃に牧区が整備されるまではこの地籍の平らな石の上で牛馬に塩をくれたところから、「塩くれ場」と呼ばれています。」と書かれている。

これらの石は「畜魂碑」等である。
この塩くれ場の100メートル先に見える建物がトイレである。

11時48分:王ヶ頭(おうがとう)(10分)

テレビのアンテナが林立する美ヶ原の最高点王ヶ頭(おうがとう)。王の頭ホテルの裏手に三角点と「美ヶ原頂上王の頭1034m」の碑が立っている。
王の頭(2034m)
王の鼻(2008m) 12時20分:王の鼻(2008m)
王ヶ頭からしばらく下って少し登り返し、林を抜けるとそこに宮崎の鬼の洗濯板を思わせる変わった岩場に石仏が並び松本方面に展望が開ける。
12時45分:王ヶ鼻(出発)

北アルプスは霞んで望めなかったが眼下に松本の盆地が一望できた。

写真が貼り付けられた方位版があり、そこから望める全ての山々の名前が確認できる。
そこには標高2008m 北緯36度13分 東経138度06分と書かれている。
王の鼻から背後に松本市を望む
牧場越しの塔の頭 13時15分:王ヶ頭(2034m)

王の頭の周りにはテレビのアンテナが林立している。雲の切れ間から見える王の頭の山頂はおとぎ話に出てくるガラスの城のようにも見えた。
13時45分:王ヶ頭ホテル(発)
王ヶ頭ホテルの脇から見ると美ヶ原が急峻な台地の上に広がる草原であることが実感できる。
王ヶ頭ホテルは美ヶ原の頂上にあるホテルでここからの松本盆地や北アルプスの展望そして四季の花々の美しさはいかほどのものであるか想像に難くない。いつかはゆっくりと楽しむために訪れたい場所がまた一つ見つかった。
王ヶ頭ホテルの山菜そばは600円とリーズナブルな上にとても美味しく、最初は2人で1杯のつもりが2杯注文してしまった。
塔の頭から美ヶ原台地を望む
ポニーが子どものハイカーと楽しそうに遊んでいた 牛とのふれあいも

美ヶ原
登リツイテ不意ニ開ケタ眼前ノ風景ニ
シバラクハ世界ノ天井ガ抜ケタカト思ウ。
ヤガテ一歩ヲ踏ミ込ンデ岩ニ跨リナガラ
此ノ高サニオケル此ノ廣ガリノ把握ニ尚モクルシム。無制限ナ、オオドカナ、荒ッポクテ新鮮ナ
此ノ風景ノ情緒ハタダ身ニシミルヨウニ本源的デ
尋常ノ尺度ニハマルデ桁ガ外レテイル。

秋ガ雲ノ砲煙ヲドンドン上ゲテ
空ハ青ト白トノ目モ覚メルダンダラ。
物見石ノ準平原カラ和田峠ノホウヘ
一羽ノ鷲ガ流レ矢ノヨウニ落チテ行ッタ。
              尾崎喜八 作並書

14時23分:美しの塔
尾崎喜八の詩に感動して何度も読み返した。

左は塔に埋め込まれた詩のプレートの写真から起こしたものである。



14時38分:山本小屋着
2007年6月9日撮影

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