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谷川岳
日本百名山(30)
(1977m)
20067.30 妻と二人のパーティー

登り 下山

7時30分:谷川岳登山指導センター発
7時57分:マチガ沢(厳剛新道登山口)
8時55分:第一見晴台
9時50分:鉄の梯子
10時13分:ラクダのコブとの合流
11時40分:尾根との合流
12時00分:トマの耳(1963m)
12時20分:オキの耳(1977m)

13時05分:オキの耳発
13時25分:肩の小屋着
13時35分:肩の小屋発
13時43分:ザンゲ岩
14時02分:天狗の溜まり場
4時35分:熊穴沢避難小屋
15時20分:天神平

写真をクリックすると詳細写真をごらんになれます。

朝5時に埼玉の家を出て、東松山ICから高速に乗り、7時10分に谷川岳ロープウエイ駅の駐車場に着いた(500円)。

以前はロープウエイの駅は壊され平地になっており、以前駅の下に駐車場から渡り廊下でつながれた新しいゴンドラの乗り場がある。マチガ沢登山口

登山指導センターで登山届けを出して、マチガ沢の巌剛(ガンゴー)新道の登山口を目指す。指導センターの裏の急なS字のカーブをひと登りするとそこに西黒尾根の登山口がある。そこから先は平坦な林道で20分も歩くと駐車場がありその正面にマチガ沢とその上に岩の谷川だけが聳えている。少しだけ雪渓が見える。

マチガ沢の登山道ははじめ潅木の視界の利かない沢歩きのような状態であるが、20分も登ると右側にマチガ沢の大きな雪渓が現れ、雪渓の上にポールを立てて、スキーをしている。登山口のマチガ沢の駐車場にいた人たちがスキーの板にスラローム(SL)用のヘッドギアの着いたヘルメットがあるのを見てこの時期に何をしているのかな?と思っていたのであるが、夏スキーの名所らしい。
因みに、「巌剛新道」の名の由来は、昭和29年、水上営林署の竹花巌、川中剛の両氏によって開かれたことによるという。

これから先は所々で雪渓と背後の急峻な岩山が望める。

第一見晴台という上部の雪渓から下の雪渓に流れ落ちる大滝が一望できる場所がある。地図に大滝とある場所は雪渓で埋もれて、滝の姿は見られない。

厳剛新道これから上は雪渓の姿がだんだん長く、そして上から下まで一望できる場所が次から次まで現れてとても楽しい登山が楽しめる。それに見上げると谷川岳の尖った岩山が聳えている。

見晴台から上は斜度もきつくなり、鎖場や岩場、鉄の梯子が現れる。西黒尾根の直前になると、所々で登山道が崩落してロープを頼りに登る場所もある。

そして登山道が緩やかになると西黒尾根の「ラクダのコブ」の合流点につく。正面に天神平のスキー場が突然現れ、見上げるとこれから登る西尾根の最初の岩場がそびえ、多くに登山者は登っている。

一休みして登り始めるとクルマユリ、クガイソウ、ヨツバシオガマ、ニッコウキスゲ、など多くの高山植物が現れ始める。西黒尾根

合流点からの最初の登りは見た目より急で所々の岩場は三点確保が求められる場所もある。

そして30分程で登りきると一旦、緩やかな尾根に出る。ここから谷川岳までは右には谷川岳のトマの耳、オキの耳そしてその前のとてつもなく大きな岩場がそびえ、その眼下にはマチガ沢の大きな雪渓がマチガ沢の登山口の上まで伸びるパノラマを望むことができる大展望である。登山をすることがとても楽しいルートである。

そしてヤセ尾根を渡りきると、又急な岩場になりとても大きな岩場やチムニー状のとても滑りやすい場所を鎖を頼りに登る場所もあり、岩山谷川岳を楽しめる楽しい岩場である。

これからピンクのシモツケソウやウスユキソウが現れ始める。

谷川岳山頂(オキの耳)1977メートルそして右上の谷川岳のトマの耳、オキの耳の姿が大きくなりその上に立つ登山者の姿がはっきり見え始めると緩やかな尾根に出る。

そこから溶けた雪渓の上部を渡って大きな方向指示板のあるケルンの脇を過ぎ左下に肩の小屋が見えるとすぐに1963mのトマの耳である。

谷川岳は山頂に立つと谷川岳の西側はたおやかな山容であるが、東側は急に切れ落ちた絶壁の非対称の独特の山であることがわかる。そして山頂に立つとマチガ沢の登山口から沢に延々と伸びる雪渓、さらに登って来た多ルートと尾根が一望できる。それも眼下に見えるのに感激する。この標高差は約1000mほどある絶景である。

そしてオキの耳に一旦下り尾根をわたって再度登り返して20分程でオキの耳の登る。谷川岳の主峰1977mである。

オキの耳からは左側に一の倉沢の雪渓と絶壁そして右側にはマチガ沢の雪渓と天神平方面の展望が望める。そして正面には白毛門、武尊岳、至仏山、燧ケ岳などが望める。

山頂の東側の絶壁の上にある狭いテラスはお花畑になっておりそこを昼食の場所とする。ザンゲ岩

座っているすぐ脇は数百メートルの絶壁の上の狭いテラスの昼食は最高であった。妻がその崖に立っていると「よくそんなところに立ってられるね。」と声をかけられた。

そして下山を開始してトマの耳に戻りさらに肩の小屋で谷川岳のピンを買い、天神平に向けて下山を開始した。このルートは笹原のなかを下るとても展望の利くルートで途中に「ザンゲ岩」や「天狗の溜まり場」という大きな岩がある。何より谷川岳の西側の尾根に続く俎ー(マナイタグラ)とオジカ沢ノの立派な姿に感激する。是非一度谷川岳からあのたおやかな尾根を渡って万太郎岳に縦走したいと思った。

途中で鎖場やザイルの張られた急な場所がある。そして避難小屋を過ぎ天神平に下山した。途中でラクダのコブから谷川岳までのスカイラインが一望できる展望が利く場所があり、巌剛尾根ルートの急峻さを実感できる。谷川岳は素晴らしい山である。

 

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2006年7月30日撮影

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