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羅臼岳 
 (らうすだけ:1661m)     
2013年7月16日( 快晴)
私達夫婦の2名+宮崎県と埼玉県から来た男性2人の合同パーティー

 ヒグマの心配のある羅臼岳であるが、ウトロの道の駅で泊まり居酒屋で知り合いになった宮崎県都城市と埼玉県鶴ヶ島市男性2人のパーティーと急遽合同チームを組んで登ることになった。大人数がなにより安心との配慮からだ。登山口からしばらくしてヒグマの多発地帯になる。アリの巣を食べに来るらしい。羊蹄山であった登山者から雪渓で子供連れの母熊にあってなかなか道を開けてくれなかったという情報もあったが、今回は幸いなことに遭遇することはなかった。しかし、2か所ほど獣の匂いがしたので近くにいたのであろう。羅臼平から山頂までは思ったより時間がかかった。そして山頂下は思ったより急で北アルプスにも匹敵するような急な岩場だ。
【コースタイム】
353分:木下小屋(発)⇒435分:オホーツク展望台⇒527分:弥三吉水⇒65分:仙人坂⇒30分⇒632分:銀冷水(休憩)⇒655分:大沢の大雪渓の下部⇒739分:羅臼平(木下弥三吉レリーフ)⇒7時33分:分岐フードロッカー⇒803分:石清水分岐⇒852分:羅臼岳山頂(着)⇒917分:羅臼岳山頂(発)⇒943分:岩清水分岐(20分程食事)⇒1044分:羅臼平⇒1116分:銀冷水⇒1133分:仙人坂⇒11時57分:弥三吉水⇒1235分:オホーツク展望⇒1300分:登山口(木下小屋)
3時48分
木下小屋
手前の小屋がトイレ
トイレの右脇が登山口
小屋前の登山口で登山者名簿に記入
手前にある「ホテル地の涯」の駐車場にも登山者用のトイレがある。

(標高約220m)
小屋は有料自炊。露天風呂があると書かれているが「ホテル地の涯」の右下の沢に三段の露天風呂が無料開放されている。
4時35分
オホーツク展望台
頂上まで5.9q
ジグザグにつけられた登山道を登りきると稜線に出でてオホーツク展望台に着く。
ただ展望はそれほどよくない。この少し上の岩場が展望がいい。
坂の途中に「ヒグマ出没多発区間の看板」がある。650m岩峰あたりまではアリの巣が集中し、頻繁にクマが食べに来ると書かれている。
4時53分
稜線上の緩やかな登山道が続き気持ちのいい登りである。
650m岩峰
山頂まで約5q
「昭文社の山の地図では560m岩峰となっている。」
このあたりまでがヒグマの出没多発区間
ヒグマと遭遇しなかったが途中2ケ所獣の匂いがした。
5時27分
弥三吉水
(標高785m)
この水は地下から湧き出てそれが木管で導かれており煮沸することなく水を飲むことができる。
冷たくてとても美味しい。

テン場でもあり3張程張れそうである。
5時38分
極楽平。
頂上まで約4q

これから約5分から7分ほ極楽平の平坦でななだらかな登山道が続く。
極楽平から羅臼岳の山頂が望める。
6時05分
仙人坂
頂上まで約3.0q
ここからはオホーツクの展望がいい。
6時32分
銀冷水
ここは雪渓の下から水が湧き出ていた。
直接飲めるらしい。ただ、あまりお勧めできないと思われた。
6時55分
大沢の雪渓の取り付。
途中小さな雪渓を2つほど越えてきた。

ここから山頂まで約2.0q
7時07分
長い雪渓が続き
7時38分
羅臼平
ここには岩尾別登山道開設者、木下弥三吉氏の碑とフードロッカーがある。
ここは三ツ峰から硫黄岳方面への分岐である。
ハイ松の登山道を山頂に向かう。
8時05分
石清水分岐
羅臼からのルートとの合流
 8時05分
雲海の彼方に北方領土の山の頂が二つ望めた。
とても高い山のようである、国後島の爺爺岳(1822m)?
8時08分
岩清水
冷たい滴が垂れておりとても冷たくておいしい清水
8時16分
しばらく急な岩の登りが続く
8時20分
眼前に厳しい岩場が広がる。
左下の雪渓の奥を登る
8時26分
急な岩登りが始まる。
8時34分
上部は大きな岩がゴロゴロしている。
崖の上に大きな岩が引っ掛かっており、地震でもあったら落ちてきそうでとても怖い。
8時41分
最後はストックも外して攀じ登ることになる。
8時47分
どこを登るのだとと思うような急な岩場。
しかしちゃんとルートがついておりそれほど難しくはない。
8時48分
振り返るとこのような急な岩場。
8時50分
山頂は急な岩の崖の上にある。山頂はそれほど広くない。
高度感は最高である。
8時52分
羅臼岳山頂
標高1661m
背後が知床半島
イワツバメが飛び交っていた。
山頂から知床半島を展望する。
ピンクのエゾツガザクラ
エゾツツジ
13時00分
登山口にある祠
無事下山できたことのお礼をした。
13時01分
木下小屋
13時08分
ホテル地の崖
海道 斜里郡 斜里町 岩尾別温泉
TEL 0152-24-2331
登山口木下小屋の前にある。

山側に3階建ての立派なホテルが建っている。

この下の沢が無料の露天風呂になっている。
利用した登山者に聴いたらアブが多くて困ったとのこと。
 【アクセス】
道の駅「うとろ・シリトク」から約13q 約30分
【設備】
駐車場:登山口の木下小屋の駐車場は5台ほど。ホテル前に駐車場はあるが。
トイレ:木下小屋と「ホテル地の涯」の駐車場にも登山者用のトイレがある。途中には無い。
温泉:ホテル地の崖の温泉は800円 露天風呂は無料で使える。
   ウトロに温泉街がある。
【第2次北海道遠征】4日目
斜里岳から明るいうちにウトロに移動し、洗濯と洗車をする。この日は久しぶりに地元の美味しい肴で一杯。海鮮ラーメンも美味しかった。道の駅の向かいにある「熊の家」は夜も開店の貴重な店。しかも美味しい。
登山を終えて、雌阿寒岳に移動。斜里の町で洗濯と買い物をして屈斜路湖を経由し弟子屈町の道の駅で一泊。珍しく雨の中の移動となる。そして雌阿寒岳登山口までは約65q。阿寒湖に道の駅は無いが、雌阿寒岳登山口の駐車場にもトイレがある。しかし雌阿寒岳は2時間少しの登りで早立ちの必要もない為設備のいい「摩周湖」道の駅を選ぶ。
2013年7月16日撮影 

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