24年GW奈良・中四国遠征
剣山
(1955 m)
2012年5月5日(快晴)
私達夫婦2名のパーティー
大山から出雲大社を観光して剣を目指す。少しずつ明るくなる中、美馬から狭い山道を見の越に向かうと、きれいな渓流に山並み、山村風景を堪能できる。朝早くの見の越の駐車場を出発して、快晴の剣山頂へ。大山の駐車場で妻が出会った女性が「剣山に行くならジロウギュウにいかなければ意味がない。素敵なプロムナード(Promenade)ですよ・・」との一言で行くことになった。言われたとおり剣山の展望は次郎笈からの展望が最高。そして西島に下る途中に御神水(おしきみず)を通りながら下れるのもよかった。大台ケ原のビジターセンターで遭遇した前橋ハイキングクラブの方達戸山頂出会い、翌日石鎚山での再会を約して別れる。 |
【ルートタイム】 |
6時51分 | リフト乗り場の前の駐車場があいていてそこに駐車して身支度を整え、出発する。 トイレもあります。 この駐車場は遅くなると観光客で道路まで埋まります。 |
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剣神社の階段が登山口である。 この階段を上った神社の境内に宮尾登美子の「天涯の花」の碑が建っている。 |
6時55分 | |
7時04分 | 緩やかで踏み固められた | |
眼下にリフト乗り場の駐車場と車道が見える。 あっという間に高度が上がる。 |
7時08分 | |
7時09分 | リフトの下を通るトンネル。 | |
岩場を越えるとテント場の上に西島駅の建物が見えてきた。 個の剣山にテント場があるとは思わなかったが、ささやぶの中のなかなかいいテント場である。 |
7時37分 | |
7時44分 | 西島駅 リフト正面の駅の左からは稜線上のまっすぐに登るルートの登山口である。写真の手前が大剣道、縦走道の登山口である。 標高1730m地点 |
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尾根道の取りつき。 山頂まで約40分ほどと書かれている。 |
7時49分 | |
7時57分 | 刀掛け松 ここが分岐点 宮尾登美子の小説「天涯の花」キレン ゲショウマはこれ行場に下ったところに咲くという。 |
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行場への分岐 鎖場、両剣神社、古剣神社がある。 |
8時14分 | |
8時20分 | 剣山本宮宝蔵石神社 神社と隣の剣山頂上ヒュッテの間を抜けて山頂に向かう。 |
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剣山本宮宝蔵石神社の裏の巨岩 | 8時22分 | |
8時23分 | 山頂までの長い木道 だだっ広い剣山を快晴の青空に向かって登る。 |
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8時28分 剣山山頂 安徳天皇の剣が埋められているとも・・。 |
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8時33分 | 次郎笈(じろうぎゅう)へ稜線。 | |
西島駅への分岐 案内板では縦走ルートとされているもの。展望がとてもいいアップダウンの少ないルート。 |
8時46分 | |
8時50分 | 次郎笈への上り 大雨の大山(だいせん)の登山口で妻が雨のため登山を中止するという女性から「剣山に行くならジロウギュウにいかなければ意味がないのよ。素敵なプロムナード(Promenade)ですよ・・」と言われた意味が分かった。 プロムナードはフランス語で散歩道であるが・・まさにこのルートは最高のプロムナードである。 |
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右に折れると三嶺へ16qと書かれる。 | 9時03分 | |
9時9分 | 笹の原の中を山頂に向かう。 | |
次郎笈の山頂はそれほど広い場所ではないが、展望が素晴らしく、剣山を見る場所としては最高の場所である。 山頂で次郎笈(じろうぎゅう)の笈(ぎゅう)がどのような意味か話題になっていた。 ただ会津若松に住んだときに、松尾芭蕉の「笈の小文」という日記を読んだことがあり「笈」は修験者がお経を収めて背負うものということを知っていたため、剣山が太郎笈、こちらを次郎笈と呼ぶのは収める箱のようなものに見立てたのかというのが私たち夫婦の結論であった。 |
9時25分 | |
9時25分 四等三角点 |
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10時12分 | 1928m 前橋ハイキングクラブの皆さんが下山を始める。 大台ケ原のビジターセンターでお見かけして、この山出会い、そして翌日も石鎚山を登るという。 とてもパワフルなグループでした。 前橋ハイキングクラブでご覧ください。 |
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西島駅と剣山山頂との分岐 このルートは西島までなだらかに下る、とても展望のいいルートである。 剣山に登ったらぜひこのルートを使うことをお勧めします。 |
10時45分 | |
10時51分 | 展望台。 遠くに剣大岩が見えてくる。 |
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剣大岩の展望。 大岩の左わきに大剣神社が見える。 そして岩の真下に下の写真の御神水(おしきみず)が湧き出ている。 大岩下に御神水の祠が見えている。 それにしても大きな岩である。これをもって剣岳の名前の由来とする説もある。 |
10時59分 | |
11時04分 | 百名水 剣山御神水(おしきみず) 剣大岩の真下から湧き出ておりミネラル分が多くとてもおいしく腐りにくいという。 |
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休憩用の東屋が建っている。 | 11時23分 | |
11時32分 | 西島駅リフト乗り場 | |
時間短縮のためリフトを使って下山。 1000円でした。 |
11時46分 |
【アクセス】 見の越まではかなり遠い。 ○国道192号(つるぎ町貞光)からは、国道438号を南下し、約90分 ○国道32号(大歩危)からは、県道45号・32号,国道439号を東へ進み、約95分 【駐車場】 数か所無料の駐車場がある。 朝早くであれば特に問題がないが観光客が来る時間には道路まで長い列ができる。 【トイレ】 駐車場にあります。 【水場】 トイレと登り口の剣神社に水が湧き出ています。そして縦走ルートには2か所ほど水場がある。 【テント場】 登山道の途中の西島駅の下に20張りほどの笹の中のテント場がありました。トイレは西島まで登るようです。 |
【登山後】 剣山の登山口、見の越は東祖谷(いや)と呼ばれる落人伝説のある四国の中心部の山奥である。国道439号線を国道34号線に出でるまでの間にはかずら橋や大歩危小歩危がある秘境である。私達は西祖谷の沢山の観光客で込み合うかずら橋ではなく剣山の山麓奥祖谷の二重のかずら橋を渡ってきた。追手が迫った時に切り落とすためだったとか。そして、高知県桂浜に向かい坂本竜馬に面会。これで管理者は全国47都道府県を制覇。そのあと高知市内春の地区にある温泉に入りそこで、高知のカツオのたたきを堪能。そして国道194号線を愛媛県に向けて走り県境の寒風トンネル手前の「道の駅木の香」で仮眠。そして夜明け前に四国の背骨を東西に延びる瓶が森線(UFOライン)を剣岳の登山口土小屋に向かう。明け行く1700mのスカイラインの展望はなかなかのもの。そして5時半ごろに土小屋に到着。 |