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磐梯山
    (1819m) 
川上登山口から猪苗代スキー場縦走
2011年9月25日(快晴)
私達夫婦2名のパーティー

【登山概要】
今回は裏磐梯の川上から磐梯山に登りそして猪苗代スキー場に降りてくる磐梯山登山では一番長いルート。
川上から火口原まではなだらかな深い樹林帯のトレッキング。火口原は噴火によってできた火口壁を展望しながらのトレッキング。そして急な崖を登り切り展望の開けた稜線から360度のパノラマの山頂。そして沼の平をへて猪苗代湖を眼前に望みながらの猪苗代スキー場の下り。
会津に住んだときには八方台から家族で登りましたが、今回は登山経験も増えたため以前から気になていた裏磐梯から表に縦走するこのコースになった。裏磐梯のあら荒々しい火口壁を楽しみそしてたおやかな表に下るルートはお勧めです。
【ルートタイム】
5時45分:川上登山口(発)→6時17分:川上温泉ルートとの合流→7時50分:裏磐梯コースとの分岐→7時53分:外壁への取り付き→8時45分:爆裂火口の上部→9時18分:水場→9時26分:八方台との合流→9時33分:弘法清水→10時04分:磐梯山山頂(着)→10時55分:磐梯山(発)→11時13分:弘法清水→11時37分:猪苗代コースとの分岐→12時11分:赤稙林道コースと分岐→12時45分:天狗の庭→12時50分:猪苗代スキー場上部→13時37分:猪苗代スキー場
5時53分 川上登山口
広い駐車場がある。
一般の登山案内では川上ルートは下の川上温泉ルートと少し上の川上登山口ルートとの2つが紹介されているが現在、下の川上温泉ルートは廃道となている。

【アクセス】
今回は裏磐梯から猪苗代スキー場に縦走するため車を猪苗代役場において猪苗代駅5時10分始発のバスに役場脇から乗りここまでやってきた。
川上温泉からのルートの合流点。
川上温泉からのルートは現在廃道になっている。
川上ルートは最初温泉の流れる沢沿いを進み途中からシダが生えてた、木々の深い静かな森のトレッキングが楽しめる。
6時17分
7時26分 尾根を越えると突然カラマツの生えて、空と櫛ヶ峰の望める平坦な場所になる。このあたり一面に白い白玉草(しろたまそう)が群生している日本庭園のようにも思える素晴らしい場所である。
ハイキングでここまでに来てゆっくり楽しむのもよさそう。
大かな河原のよう場所に出る。
迷いやすくルートマークを探しながら進む。
1888年(明治21年)7月15日の水蒸気爆発による噴火時に小磐梯が山体崩壊を起こしてできた広大な火口原を歩く。
7時37分
7時48分 正面の白いプレート裏磐梯ルートとの合流点
正面の緑の尾根を登る。
急峻な爆裂火口
櫛ヶ峰の鞍部に向かって伸びている尾根を登る。
火口壁の上でお会いした郡山から来たご夫妻から、裏磐梯赤沼からここを経由して、山頂に登り、そして中の湯に回り赤沼に回るルートが田部井順子さんが使われるルートと紹介してくれた。
荒れた河原のはずれにある灌木帯の赤いルートマークを頼りに爆裂火口の急な崖上りに取り掛かる。 7時53分
8時21分 滑り易い急な場所には太い鉄筋をまげて手すりにした場所が続く。
ヨーロッパアルプスの岩山には第1次世界大戦でイタリア軍が設置したViaFerrata(ヴィア・フェラータ=鉄の道)と呼ばれる登山道が整備されているが、ここはある意味磐梯山の鉄の道(ヴィア・フェラータ)である。
上の写真の場所から振り返ると歩いて来た河原のような火口原と銅沼とその先に檜原湖が見える。 8時22分
8時48分 櫛ヶ峰の鞍部に到着
正面に磐梯山山頂そして右の尖ったピークが天狗岩
8時48分
沼の平の大きな櫛ヶ池
少し登ると手前にもう一つの沼が現れる。
櫛ヶ沼でしょうか。
しかしこの沼は不思議なことにその後、上り下りのルート上どこからも見ることができなかった。山頂からも見えませんでした。この一瞬だけ見えるアングルのようである。⇒の写真の上にポインターを置くとご覧になれます。(櫛ヶ沼でしょうか
この二つの沼の間を渋谷登山ルートが通っています。
8時53分
9時5分 猪苗代ルートとの分岐
正面の標柱を左に下ると猪苗代登山口への分岐
左の磐梯山と右の天狗岩
山頂下に弘法清水小屋の赤い屋根が確認できる。
三合目天狗岩
天狗岩とその前に3合目の碑
9時09分
黄金清水
湧水が流れ出ておりコップも置かれている。
9時19分
9時26分 裏磐梯登山口、八方台登山口との分岐
ここから5分ほどで弘法清水の山小屋である。

右に折れると八方台の登山口(上りここまで1時間50分、下り1時間15分程)
途中の中の湯から裏磐梯に下るルートもあり、いろんなルートを楽しめる。
弘法清水の弘法清水小屋
右奥に岡部小屋がある。
奥に見える磐梯山の山頂。
左わき広場は展望がよく沢山の登山者が食事やお酒を楽しんでいた。
9時32分
9時33分 山頂への登り口で岡部小屋の前に弘法清水がある。
水温が5度でとても冷たく美味しい清水である。
灌木の中の急な上りが続きところどころで展望が開ける場所があるが、ここは磐梯山の東側の崩壊地の上部。ここから安達太良山が書面に望めた。 9時51分
10時04分 磐梯山山頂 標高1819m
ゴロゴロした岩の散らばる広い山頂
西側には岡部小屋があるが営業していなかった。
雲が切れると360度のパノラマが広がる。
山頂で50分もとどまり磐梯山を堪能した。
山頂を10時55分に出発する。
10時50分
←猪苗代湖
会津盆地(会津若松)→
10時53分
裏磐梯檜原湖

櫛ヶ峰(標高1430m)
11時35分 黄金清水から櫛ヶ峰の鞍部(コル)手前にある沼の平ら経由、猪苗代登山口への分岐に向かう。
このあたりは高原にもかかわらず心地よい水が流れる音が聞こえる登山道で、湿原になっている。
手前の銅沼と檜原湖
裏磐梯が一望できる。
11時36分
11時37分 裏磐梯、川上登山口へと猪苗代登山口との分岐
ここを下ると沼の平
櫛ヶ池?が正面に見える。これを下り沼の手前を赤埴山方面に沼の平を歩く平坦な歩きやすい登山道である。 11時40分
11時48分 渋谷登山口分岐
磐梯国際スキー場方面に下る。
約2時間10分のルート。
この先に沼の平らの案内板と湿原とともに磐梯山が一望できる場所がある。
標高1400m程の場所である。
赤埴(あかはにわ)林道分岐
地図によるとここから約10分ほどの場所(標高1300m)に林道の終点があるらしい。
この林道は猪苗代スキー場から約8kmの未舗装の林道で標高1300mあたりの終点に駐車スペースもあり磐梯山まで約1時間40分ほどで登れる最短のルートであると言う。登山の正規ルートとはされていないが紅葉シーズンは混雑するらしい。
12時12分
12時27分 赤埴山(あかはにわやま)登山分岐
この5分ほど上から展望の開け、大きな岩場の下りになる。正面の猪苗代湖の大展望を楽しみながら下る。 12時34分
12時45分 天狗の庭
灌木帯を抜けると猪苗代スキー場の上部の天狗の庭
ススキの中を下るとゲレンデに出る。
ここから展望が広がる。
磐梯山山頂へ2.8km弘法清水へ2.3km
猪苗代登山口へ1.8km
猪苗代スキー場の最上部の馬返しゲレンデから下部を展望する。
ここから右隣の林間コースに移って下るのが登山コースになっている
12時52分
13時22分 林道に出て葉山コースの林道にそって下るのが本来の登山コースらしく林道で下ると正面のゲレンデハウスに出る。
しかし私達は会津若松市に住んでいた時に通いつめて勝手知ったる猪苗代スキー場のメインコース最大斜度27度のふりこ坂コースの急坂を下る。
ここは標高900mあたり。
正面に磐梯山そして右隣りの赤埴山。
正面が猪苗代スキー場のメインコースふりこ坂コースと右側の最大第斜度30度の東坂コース。
赤稙山山頂下からのミネロスキー場の名物のこぶ斜面も見える。
このミネロの上部の裏あたりから猪苗代スキー場の上部に回り込んで降りてきた。
12時37分
14時05分 猪苗代町の総合体育館の脇から磐梯山を望む。
車を預けてきた役場まであと5分ほど。
猪苗代のスキー場から真っ直ぐに下って約30分で役場に着いた。
【アクセス】
今回は猪苗代役場に車を駐車させていただきその前のバス停から始発のバスで乗ってやってきた。
猪苗代駅5時10分始発の役場前のバス5時13分発にのり川上温泉5時29分着(しかし、登山口はその一つ先の川上バス停でした。)。600円もしました。
【駐車場】 
川上登山口には広い駐車場がある。
【トイレ】
弘法清水小屋 携帯用のトイレセットを持参することが必要。
【水場】 
黄金清水、弘法清水
 2011年9月25日撮影 CANONG10

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