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「大菩薩嶺登山」
大菩薩峠から

大菩薩峠の介山荘
大菩薩峠から見える南アルプス
中里介山文学碑

大菩薩峠(標高1897m)には介山荘という立派な山小屋があり、日の出や夕焼けのほかに甲府盆地の夜景を楽しむことができるという。この日は快晴で正面に雪がほとんどない明るい新春の日差しを受けたなだらかな大菩薩の稜線が青空を背景にくっきりと見え、眼下に塩山市の象徴「塩の山」、甲府盆地とその奥に雪をいただいた南アルプス、甲斐駒ケ岳が一望できた。介山荘の前には黒御影石の方位台が置かれて、ここから見える全ての山の名前が書かれている。ただこの場所からは富士山は見ることは出来ない。これによると正面に見える快晴の青空を背景に並ぶ南アルプスの山並みは南から聖岳(3013m)、赤石岳(3120m)、荒川岳(悪沢岳3141m)、塩見岳(3052m)、農鳥岳(3025.9m)、間ノ岳(3189m)、北岳(3192m)、仙丈ヶ岳(3033m)、甲斐駒ケ岳(2967m)であった。この峠の脇に東京都水道局の案内板が建てられていた。この辺りが東京都の水源多摩川の源流域であるであることを物語っている。青空の稜線に向かって親不知頭に向かうとすぐにこの峠を書名としたあまりにも有名な未完の長編小説「大菩薩峠」の作者「中里介山」の文学碑が建っている。

2004年1月3日撮影

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