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Good Journey(よい旅を!)
道後温泉本館

道後温泉本館(どうごおんせんほんかん)は、愛媛県松山市の道後温泉の中心にある松山市営の温泉共同浴場(別名:坊っちゃん湯)。日本最古の湯ともいわれる。
明治27年に建築された三層楼のどっしりした歴史ある建物(近代和風建築)で、1994年に国の重要文化財(文化施設)として指定された。1890年道後湯之町の初代町長が伊佐庭如矢が自らは無給としてこの給料分を当てて建設しようとしたがあまりの予算大きさに大反対がおき、命が狙われる程の危機的状態だったという。そして伊佐庭は鉄道も道後まで引き現在の繁栄の礎を築いた。道後温泉の権利は、旧道後湯之町から戦時合併により受け継いだ松山市が有しており、各ホテル旅館への配湯はもちろん、本館と椿の湯の経営も行っている。日本で唯一の皇室専用浴室がある(見学可能)。共同浴場番付において、東の湯田中温泉大湯と並び西の横綱に番付けされている.。2009年3月、ミシュランガイド(観光地)日本編において2つ星に選定された。「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルとされる。
1階に「神の湯」、2階に「霊の湯(たまのゆ)」がある。

本館正面
本館右前から
本館右側
本館左側
温泉神社から降りた交差点の角から
裏側

【利用料金】
入口右手の窓口で以下の4種類の切符を販売(以下の料金は大人1人)。さらに、履物を脱いで上に上がり、入り口で券を渡す仕組み。
「神の湯階下」(400円):神の湯に入る。一般的な銭湯と同じ。
これより高い切符は全て浴衣、茶菓のサービスがある。霊の湯は貸タオルつき。
「神の湯2階」(800円):神の湯に入浴し、2階の大広間で休憩。菓子はせんべい。
「霊の湯2階」(1200円):
霊の湯、神の湯に入浴し、2階の広間(神の湯とは別でこじんまりとしている)で休憩。菓子はせんべいのデザイン違い。
「霊の湯3階個室」(1,500円):霊の湯、神の湯に入浴し、3階の個室で休憩。休日等は満室のことが多い。菓子は坊っちゃん団子。
貸しタオル:60円(道後温泉の刻印のあるミニ石鹸付)

【山部赤人】
神の湯の中央には山部赤人の万葉集の一節が書かれている。なかなか難しく日本百名山の深田久弥氏も難しくて眺めていたと書いているがその中に「・伊豫能高嶺乃」という一節を見つけた。それはこの日登ってきた石鎚山のことであるといわれている。
とても気持ちのいいお湯で確かに神代の時代から知られていたお湯であると実感できる。
2012年5月6日  撮影 CANON G10
 
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