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Good Journey(よい旅を!)
日本最古の学校・国指定史跡

足利学校

平安時代初期、もしくは鎌倉時代に創設されたと伝えられる中世の高等教育機関。室町時代から戦国時代にかけて、関東における事実上の最高学府であった。
室町時代の前期には衰退していたが、1432年(永享4年)、関東管領上杉憲実(のりざね)が足利の領主になって自ら再興に尽力し,鎌倉円覚寺の僧快元を学長である庠主(しょうしゅと読む)に招いたり、蔵書を寄贈したりして学校を盛り上げた。その成果あって北は奥羽,南は琉球にいたる全国から来学徒があり、代々の庠主も全国各地の出身者に引き継がれていった。教育の中心は儒学であったが、易学においても非常に高名であり、また兵学、医学も教えた。戦国時代には、足利学校の出身者が易学等の実践的な学問を身に付け、戦国武将に仕えるということがあったという。学費は無料、学生は入学すると同時に僧籍に入った。宣教師フランシスコ・ザビエルは「日本国中最も大にして最も有名な坂東のアカデミー(坂東の大学)」と記し、足利学校は海外にまでその名が伝えられたという。明治5年にその役割を終えたという。
歩道橋の上から足利学校の全景
足利学校の門
入場券
このような「日本最古の学校 足利学校入学証」
孔子廟
学問の神様ともいわれる孔子を祀る。
小野篁(おのたかむら:802〜852年)の木像
平安時代の公家・歌人で野相公(やしょうこう)と呼ばれた人で、足利学校では江戸時代には小野篁を創建者としていたといわれる。
方丈、庫裡、書庫等
方丈とは学生の講義や学校行事に使われた座敷
奥の建物が庫裡(台所食堂など)
庫裡の奥が書院になっている。
南庭園
北庭園
南庭園より格式が高いとされている。
書院の内部
奥で足利学校漢字検定も行われている。
足利学校の歴史に関する使用が展示されている。
上杉氏三代がこの学校に多くの書物を寄進したとある。
最盛期の足利学校は世界に知られていたという。
裏門
【アクセス】
東武伊勢崎線 足利駅から徒歩15分 JR両毛線 足利駅から徒歩10分
足利学校は近くに観光協会の無料駐車場がある。
【その他】
参観料 400円(高校生210円)
4月から9月午前9時から5時
10月から3月午前9時から午後4時30分
休日 第3月曜日 年末(12月29日肩12月31日)
2009年12月13日  撮影 CANON G10
 
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