Good Journey(よい旅を!)
弘前公園夜桜
江戸時代には弘前藩津軽氏47,000石の居城として、津軽地方の政治経済の中心地。別名・鷹岡城、高岡城。江戸時代に建造された天守や櫓などが現存し、また城跡は国の史跡に指定されている。江戸時代には津軽氏が居城し弘前藩の藩庁がおかれた。 廃城後、津軽氏が城跡を借り受け整備し、一般公開した市民公園である。現在は弘前市が所有・管理している。園内には1903年(明治36年)以降、桜の植樹が行われ、現在では約2,600本を数えるまでになった。本州の最北端に位置するためゴールデンウイークが桜の開花の時期と重なり弘前さくら祭りが開かれる。 |
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追手門前の堀の桜 |
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弘前城のお堀 昭和10年から投光器による照明が使われているという。 お堀沿いのソメイヨシノは終わっていた。 |
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弘前城の夜桜 |
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弘前城天守閣 天守は日本に12ヶ所残されている現存天守(江戸時代以前に建造された天守を有する城郭)の1つであり、国の重要文化財に指定されている。 天守は文化8年(1811)に再建され、弘前城史料館として藩の史料を展示。 |
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本丸広場の夜桜 この季節沢山の夜桜見物の人たちがお酒を持ち込んで思い思いに楽しんでいる。 しかし、上野公園などとは異なりとても静かな夜桜見物で騒ぐ人たちはい少ないようである。 |
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北の郭 武徳殿休憩所 中には昭和8年からの歴代の桜祭りのポスターが展示されている。 首都圏のJRの駅で目にするポスターである。 このポスターをゆっくり見るだけでもとても有意義である。 棟方志功画伯の描いたポスターも6枚あった。 |
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弘前市立観光館の中にある藩祖出陣のねぶた |
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弘前市立観光館の藩祖津軽為信 1590年(天正18年) 南部氏に臣従していた大浦為信は、小田原攻めにあった豊臣秀吉より南部氏に先駆けて45,000石の所領安堵の朱印状を受ける。大浦を津軽と改姓。 1600年(慶長5年) 為信は関ヶ原の戦いで東軍に付き、徳川家康より2,000石の加増を受け47,000石の弘前藩が成立 |
八甲田山に登り、翌日岩木山に登るために訪れた弘前は桜祭りの最中であった。市役所の隣の観光館の地下の駐車場が開いていたため、入れて前にある追手門から弘前公園の夜桜を楽しんだ。この季節駐車場を探すことすら困難なときにもかかわらず、一番近い駐車場に入れたのはラッキーだった。 弘前城の桜は訪れたときには彫り沿いのソメイヨシノはすでに終わっていたが城内の枝垂桜は満開であった。 私達は以前、会津若松に住んでいたため町の中心にお城を持つ町の素晴らしさや、お城に対する町の人々の誇りは体験として持っていた。会津は保科正之公に始まる悲劇の歴史を持つ鶴ヶ城(会津若松城)であったが、弘前城は津軽為信に始まる長い歴史を持つとともに首都圏の公園の桜とは一味異なる素晴らしい桜であった。 観光館の中にねぶたと弘前藩藩祖津軽為信の像もあり、中にあるレストランがリーズナブルで美味しい食事がいただけた。売店でりんごたまり醤油を買って帰ったがとても美味しかった。 |
【アクセス】 車:東北自動車道大鰐弘前ICから約30分。 【入園料】 4月1日〜11月23日 300円(有料エリアは本丸と北の郭) 午前9時〜午後5時 ただし、4月23日から5月5日までの期間は午前7時から午後9時まで 【お勧め】 八甲田山から弘前市に向かう途中で弘前の隣村の田舎館村の道の駅「いなかだて」に立ち寄ったが、さすが本場とうならせるりんごジュースの品揃えで、いろんな種類のジュースを一升瓶で売っていた為買って来た。地元の人はジュースを選ぶときに品種と組み合わせを検討しながら買い求めていたのが印象的だった。因みに、田舎館村は田んぼにイネの色の違いで絵を描く「田んぼアート」で知られる村であった。 |