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Good Journey(よい旅を!)
世界文化遺産

比叡山延暦寺

延暦寺(えんりゃくじ)は、滋賀県大津市坂本本町にあり、標高848mの比叡山全域を境内とする寺院。延暦寺の名より比叡山、また叡山(えいざん)と呼ばれることが多い。平安京(京都)の北にあったので北嶺(ほくれい)とも称された。平安時代初期の僧侶最澄(767年 - 822年)により開かれた日本天台宗の本山寺院である。住職(貫主)は天台座主(てんだいざす)と呼ばれ、末寺を統括する。
西に京の都、東に琵琶湖を望む幽幻の地にあり、平安京の鬼門(北東)を守る鎮護国家の道場である。天台密教の拠点として、平安時代以後、法然、親鸞、栄西、道元、日蓮など多くの高僧たちを輩出し、今もなお修行道場として厳粛な雰囲気に満ちている。
僧兵の拠点としても有名であるが、戦国時代には織田信長による焼き討ちにあった。
史跡に指定されている境内は広大で、根本中堂(国宝)、大講堂(重要文化財)の他、美術工芸品を含めて10にのぼる国宝、50以上の重要文化財を有する。
比叡山全山の案内板
とても広大な寺院であるのに驚く
講堂(重要文化財)
僧侶が法華経の講義を聞いたり問答をしたりする学問修業の道場。本尊は大日如来をまつり、ここで修業した法然、親鸞、栄西、道元、日蓮などの等身大の尊像が安置されている。
講堂の向かいにある鐘は平和の鐘(開運の鐘)と呼ばれて突くことができる。
根本中堂(国宝)
最澄が建立した一乗止観院の後身。現在の建物は織田信長焼き討ちの後、寛永19年(1642年)に徳川家光によって再建されたものである。1954年(昭和28年)に国宝に指定された。
本尊は伝教大師の作の本尊役に如来の前に「不滅の法灯」が開創以来1200年消えることなく灯り続けている。仏が参拝者の目の高さにあり仏も人も一つという仏教の「物凡一如」を現している。
紀貫之の卿墳墓案内柱
伝教大師童形像
最澄の子供のときの姿の像

比叡山で修行した著名な僧としては以下の人物が挙げられる。

●良源(慈恵大師、元三大師 912年 - 985年)比叡山中興の祖。
●源信(恵心僧都、942年 - 1016年)『往生要集』の著者
●良忍(聖応大師、1072年 - 1132年)融通念仏の唱導者
●法然(1133年 - 1212年)日本の浄土宗の開祖
●栄西(1141年 - 1215年)日本の臨済宗の開祖
●慈円(1155年 - 1225年)歴史書「愚管抄」の作者。天台座主。
●道元(1200年 - 1253年)日本の曹洞宗の開祖
●親鸞(1173年 - 1262年)浄土真宗の開祖
●日蓮(1222年 - 1282年)日蓮宗の開祖

【アクセス】
●『JR京都駅前』(中央郵便局前)または、『京阪三条駅』発、比叡山ドライブバスで約60分
●叡山電車『八瀬遊園駅』から叡山ケーブル約10分と叡山ロープウェイ約3分で比叡山頂へ
●JR湖西線『比叡山坂本駅』から徒歩約25分(又はバス約5分)と坂本ケーブル☆長さ日本一約11分
●京阪電車『坂本駅』から徒歩約10分(又はバス約2分)と坂本ケーブル約11分
●JR湖西線『雄琴駅』または、『堅田駅』からバスで
●名神高速道路京都東インターから西大津バイパスに入り、近江神宮ランプより下鴨大津線(山中越)で比叡山ドライブウェイ田の谷峠ゲートへ
●びわ湖大橋方面からは国道161号の堅田または雄琴から奥比叡ドライブウェイ 仰木ゲートへ
●JR湖西線『西大津駅』からタクシーで、比叡山ドライブウェイ田の谷ゲートへ
2003年1月18日  撮影 CANON IXI500

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