戻る 

Good Journey(よい旅を!)
毛越寺
(もうつうじ)

毛越寺(もうつうじ)は、岩手県西磐井郡平泉町にある天台宗の寺院。
山号は医王山(いおうざん) 、宗派は 天台宗別格本山
開山は慈覚大師円仁。本尊は薬師如来、脇侍は日光菩薩・月光菩薩が安置されている。
「毛越寺境内 附 鎮守社跡(もうつうじけいだい つけたり ちんじゅしゃあと)」として、1922年(大正11年)10月12日史跡に指定。現在国の特別史跡、特別名勝に指定されている。
本堂
根本道場であるこの本堂は、平成元年に建立された。
本尊は薬師如来で、平安時代の作。
本尊の脇士は日光・月光両菩薩、さらにその周りには本尊守護の四天王が安置されている。
毛越寺伽藍復原図

左下には以下の通りかかれている。
平泉発掘調査団長 東京大学名誉教授 藤島亥次郎 博士 光風会会員 白石隆一 画伯 油絵「その荘厳なること本朝無双なり」とうたわれたとうじの当時の諸堂宇と、今に残る浄土庭園の壮麗な景を実地と対照して観賞されたい。
左下には南大門跡
開山堂
最初の堂は円仁が建立 
案内板には「毛越寺を開かれた慈覚大師円仁(794〜864)をお祀りする堂である。慈覚大師は天台宗第三代座主となり生前の業績を称えられ、日本初の大師号を授けられた。在唐九年間の紀行「入唐求法巡礼行記」はマルコポーロの東方見聞録、玄奘三蔵の「西遊記」とともに、三大旅行記として高く評価されている。」とある。
大泉ヶ池と庭園

池は東西約180m、南北約90mある。
出島石組みと池中立石が勾玉状の中島がポイント
大泉ヶ池の全景

池のほぼ中央部に東西約70メートル、南北約30メートル、勾玉状の中島があり、池の周辺や中島にはすべて玉石が敷かれている。
鑓水(やりみず)
平安時代の遺構としては唯一のものといわれる。
庭園の遣水に盃を浮かべ、流れに合わせて和歌を詠む、平安時代の優雅な歌遊び曲水の宴(ごくすいのえん)が行われる場所。参宴の歌人の男性は衣冠(いかん)、狩衣(かりぎぬ)、女性は袿(うちぎ)、十二単等という装束をまとい、水辺に座る。
5月第4日曜日に開催される。
大池
池の中には龍の形をした小舟のようなものが置かれています。

曲水の宴は、この龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)の「舟渡し」から始まる。
毛越寺境内は昭和29年から5ヶ年間にわたって全面的に発掘され、その規模などほぼ全容があきらかにされ、その調査結果は、吾妻鏡などの古記録とも合致するものだったという。伽藍復原図は、この発掘調査の資料をもとに画かれたものとある。
平泉に関する調査は東京大学名誉教授 藤島亥次郎の沢山の著書に詳しい。
このお寺は四季を通じて訪れたい場所である。
岩手県平泉町字大沢58 TEL 0191-46-2331 駅前の通りを真っ直ぐです。
拝観料:500円
平泉駅より毛越寺まで0.7km(徒歩7分、車3分)  
東北道一関I.Cから約15分 平泉・前沢I.Cから約10分
2008年11月4日  撮影 CANON G7

HOMER’S玉手箱 麹町ウぉーカー(麹町遊歩人) 会津見て歩記 甲府勤番風流日誌 伊奈町見聞記 鹿児島県坊津町 Good Journey