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Good Journey(よい旅を!)
田沢湖辰子姫像

日本で最も深い湖である。田沢湖抱返り県立自然公園に指定。日本百景。
最大深度は423.4mで日本第一位、世界では17番目に深い湖である(世界で最も深い湖はバイカル湖)。湖面の標高は249mであり、最深部の湖底は海面の下174.4mでわる。周囲約20km
我が国の湖の深度の第二位は支笏湖、第三位は十和田湖である。 MAP
辰子姫像
作者:舟越保武
材質:青銅金箔漆塗仕上
台座:アフリカ産ブラックストーン
製作:昭和43年5月12日
辰子姫の全体像
漢槎宮(かんさぐう)
浮木神社
説明書きによると「潟尻明神ともいい、1769年秋田藩士益戸滄洲によって漢槎宮と命名されたことから、この田沢湖のことを漢槎湖あるいは槎湖と呼ぶようになりました。拝殿正面に掲げられた漢槎宮の扁額は滄洲が遊覧のおり、船頭をつとめた少年斉藤千太郎に書き与えたものです。」とある。
ウグイ
田沢湖は毒性が強くウグイしかし棲まないといわれる。
100円で魚のえさが売っており、撒くと湖中の魚が集まったのではないかと思えるような魚の群れが集まる。
遊覧船
辰子姫伝説
その昔、安倍三之丞の娘・辰子という美貌の娘がいた。
年頃になった辰子は自分の美しさを永遠のものとしたいと思うようになり近くの大蔵観音に百日詣りの願をかけた。そして満願の夜観音様の御神託により北の山を越えていったところに清い霊泉がありそれを飲めば願いが成就するとのお告げがあり、辰子はその泉へ向かった。
その泉には美しい岩魚が住んでいてそれを捕らえて食べた途端絶えがたい喉の乾きが辰子を襲い、たまらず泉に手を差し入れ、水をすくって口にするが一向に乾きは癒されない。
たまらず腹這いになり泉に直接口をつけてがぶがぶ、がぶがぶと飲みつづけた。すると、辰子の身体は見る見るうちに大きな竜に化身し、それと共に天地鳴動し、山が崩れ谷を埋め水が溜まり大きな湖ができた。自分の身に起こった報いを悟った辰子は、田沢湖に身を沈め、そこの主として暮らすようになった。
このことを知った辰子の母は湖の岸辺に松明りをかざしながら辰子の名前を叫び続けた。その声を聞きつけた辰子は湖面に姿を現し「私の願いはかなった。」と言い残してまた水中へと姿を消した。辰子は変わらぬ姿で母を迎えたが、その実体は既に人ではなかった。
母は竜に化身した娘を悲しみ、別れを告げるため松明りの燃えさしを湖面に投げ捨てると、するとその燃えさしに見る間に尾びれがつき魚になり湖心に向かって泳いでいった。 これが「木の尻鱒(きのしります)」である。
そう、昭和15年にph1.1にもなる強酸性の玉川毒水を水力発電のために引き込んだがためにそれ以来絶滅してしまった田沢湖固有魚「国鱒(くにます)」である。
(現在では玉川ダムで毒水の中和処理が行なわれている。それでも完全に回復はしておらず植生はウグイくらいしか棲んでいないといわれる。)
2008年10月4日  撮影 CANON G7

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