Good Journey(よい旅を!)
乳頭温泉郷(鶴の湯温泉)
「鶴の湯温泉」は乳頭山の麓にある6軒ある乳頭温泉郷(にゅうとうおんせんきょう)の一軒で、現在の秘湯ブームの火付け役的な温泉である。 温泉郷のなかでも最も古くからある温泉宿といわれ1688年(元禄元年)あたりから湯宿としての経営していたとのこと。 「鶴の湯」の名前の由来は地元の猟師.勘助が猟の際に傷ついた鶴が湯で傷を癒すのを見つけそのまま「鶴の湯」の名に残ったのことである。 茅葺き屋根の本陣は二代目秋田藩主佐竹義隆公が湯治に訪れた際に警護の者が詰めた建物。 鶴の湯の半径50m以内に泉質の異なる4つの源泉がわいています それぞれ「白湯」、「黒湯」、「中の湯」、「滝の湯」と源泉名がついている。 同じ敷地から効能、泉質共に異なる4つの温泉が湧く珍しい温泉場である。 日帰り入浴は午前10時から午後3時までである。月曜日は入浴できないとのこと。 MAP 秋田県仙北市田沢湖先達沢国有林50 |
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本陣鶴の湯 秘湯鶴の湯温泉 茅葺き屋根の本陣は二代目秋田藩主佐竹義隆公が湯治に訪れた際に警護の者が詰めた建物。 |
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旧本陣 茅葺き屋根の本陣は二代目秋田藩主佐竹義隆公が湯治に訪れた際に警護の者が詰めた建物。 奥(入り口側)から本陣5号までは宿泊施設として利用され、6号、7号は食事どころとして使われている。 |
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白湯(右)と黒湯(左奥) 白湯(別名美人の湯)鶴の湯で一番湧出量の多い源泉。 黒湯 天気の崩れる前は黒っぽい色になるという。 黒湯の奥に女性専用の露天風呂もある。 |
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混浴露天風呂 源泉は白湯 混浴の脱衣場の奥に女性用の中湯がある。中湯はは混浴の男たちの裸を見ながらを見ながら渡ってゆく。 この東屋で着替えることもできる。 中の湯 (別名「目っこの湯」)眼病に効果アリとんこと |
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混浴の露天風呂 左の小屋が更衣室 ここはとての滑りやすいので注意が必要。 管理者はここで転んで右腕の筋を痛めて大変な思いをしました。 |
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滝の湯 右奥は「中の湯」 脱衣場から撮影 脱衣場には内湯もある。 |
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鶴の湯事務所 露天風呂のそばの湯の沢から撮ったもの。 |
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本陣の内部 本陣6,7号がこのような風情のある食事処となっている。 ここの山菜料理と山の芋鍋をいただいたがとても美味しい。 ここは場所が狭いため1キロほど下に「別館山の宿」があり囲炉裏を囲んでゆっくりと食事を楽しむことができる。 山の芋鍋定食1500円(岩魚の塩焼きが付くと2000円)」 |
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黒湯温泉 名物のうたせ湯 温泉郷の中で最も奥にあり、江戸時代からの歴史を持つ。このとても風情のあるうたせ湯は何かのポスターで見たことがあったような気がする。この脇は混浴露天風呂。 男女別湯は下の写真の源泉の下にある。 営業期間:4月下旬〜11月下旬】 秋田県仙北市田沢湖生保内字黒湯沢2-1 MAP ここが乳頭山の登山口である。 |
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源泉地が宿の横にあり、沸々と温泉が噴出す様子を見ることができる。 ここで温泉卵が作られるとのこと、 向かいの茅葺の風情のある建物はオーナーの別邸とのこと。 温泉の吹き出る場所にたくさんの男性のシンボルの形をした木が立てられ、祀られていた。 |
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孫六温泉 黒湯温泉のすぐ下にある。 こちらは通年営業している。 乳頭温泉組合のオフィシャルサイトのトップはこのアングルの写真が使われている。(2008年10月) |
乳頭温泉郷の6軒の宿はここに紹介した3軒のほかに休暇村田沢湖高原の奥に「妙の湯温泉」、「大釜の湯温泉」、「蟹湯温泉」があり、蟹湯温泉で道は行き止まりである。妙の湯温泉は川沿いにあり、大釜の湯温泉はどこかの木造小学校を移築したものとのことで、泥のような足湯が無料で利用できる。いずれの温泉も情緒のある特徴のある温泉であり、組合に加入する休暇村田沢湖高原を含む7つの温泉を1500円で巡ることができる大福帳のような利用券を持って渡りあるいている観光客を見かけた。 [アクセス] 鶴の湯温泉は田沢湖町から国道46号線から国道341号線を田沢湖方面に進み、田沢湖入り口から田沢湖高原に向かって約30分ほどの場所にある。他の温泉は鶴の湯温泉から車でさらに10分程奥にある。 MAP |