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Good Journey(よい旅を!)
角館

角館町は2005年9月20日に隣の田沢湖町、西木町と合併して仙北市になった。
「みちのくの小京都」と呼ばれ屋武家屋敷と枝垂桜、檜内川の桜並木が有名である。
観光地としては武家屋敷のみがメインと思われがちであるがJR東日本の角館駅前から始まり町全体が歴史とマッチした落ち着いた町並みとなっている。
武家屋敷だけでなく町全体に散在する素晴らしい歴史と名物をじっくりと楽しんでいただきたい。
内陸線角館駅
JR東日本角館駅に隣接している。両方の駅とも武家屋敷を意識した建物になっている。駅のローターリー正面にある仙北警察署角館駅前交番も同様にこの町にマッチした建物になっている。 MAP
新潮社記念文学館
新潮社の創始者である佐藤義亮氏が明治11年(1878年)角館で生まれ、新潮社を創設したと書かれている。
建物の正面は新潮社版の川端康成の「雪国」の表紙と、「國境の長いトンネルを抜けるとそこは雪國であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落とした。雪の冷氣が流れ込んだ」という有名な書き出しが書かれている。
MAP 総合情報センター隣
西宮家
新潮社記念文学館の向かいにある。
鬱蒼とした高い木々の中に母屋や米倉、ガッコ蔵、蔵書倉など沢山の蔵が並び物産品販売やレストランにもなっている。
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安藤味噌醤油醸造元
ここの醤油も味噌もとても美味しいが、是非ここの煉瓦つくりの座敷蔵はそれ自体とても立派なつくりで、壁のコテ絵も素晴らしいが、蔵の中の襖絵がとても素晴らしいので是非訪ねてほしい場所である。

仙北市角館町下新町27
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角館樺細工伝承館
中は天井の高い休息所と樺製品の販売所になっている。
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角館武家屋敷のシダレ桜並木
角館のシダレ桜は国指定の天然記念物で152本あると紹介されている。
このシダレ桜は明暦2年(1656年)秋田の所領となった佐竹義隣(よしちか)の嫡男義明の妻が興し入れに際して生家の京都三条西家から持ってきた苗木3本が植え継がれてきたものとされている。エドヒガン桜が枝垂桜となったもので白色と淡紅色の二種類がある。200本以上あるが152本が天然記念物に指定されている。
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青柳家
天正八年常陸国より続く角館を代表する武家屋敷。3,000坪の敷地に武器蔵等いろんなものが展示されている。

我々は隣の石黒家に入館した。
生活の様子や論語の本や解体新書の挿絵なども展示されている。
角館町平福記念美術館

角館町出身の近代日本画の巨匠、平福穂庵(すいあん)・百穂(ひゃくすい)父子を記念した美術館。
旧制角館中学校跡地に立ち、杉林の奥に突然ローマ建築を連想させる洋風建築があらわれる。
このときはジブリの絵の職人男鹿和夫展が開催されていた。

仙北市角館町表町上丁4-4 MAP
国指定名勝
檜内川堤は春の桜並木で有名。
延長1950m
桜の数 指定時367本 
現在409本
昭和7年 前年の米の凶作による救済事業として築堤され昭和8年12月に延長約2kmが完成した。
この年は皇太子(今上天皇)の誕生という慶事も重なり翌9年の春に町民総出でソメイヨシノを4間(7.2m)間隔で千鳥状に植えたと書かれている。
秋の紅葉の桜並木も素晴らしいという。 MAP
2008年10月3日  撮影 CANON G7

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