苗場山
(2145.3m)
2008.11.15日
妻と二人のパーティー
6時15分:第2リフト駐車場登山口→6時35分:和田小屋→7時25分:スキー場山頂→7時33分:登山口→7時33分:下の芝→8時18分:中の芝→8時42分:上の芝→8時53分:小松原分岐→9時00分:股すり岩→9時12分:神楽ヶ峰→富士見坂→9時30分:雷清水→9時35分:お花畑(鞍部)→10時00分:9合目(アイゼン着装)→10時56分:苗場山山頂→ 11時51分:山頂(発)→12時33分:お花畑→13時4分:神楽ヶ峰→13時8分:田代原ゴンドラ分岐→13時15分:股すり岩→13時29分:上の芝→13時43分:中の芝→14時15分:下の芝→14時20分:登山道分岐→14時50分:和田小屋→15時5分:登山口 |
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6時15分 | 町営駐車場の登山口 中央に写る建物はトイレであるが、季節外は閉鎖されている。 青い案内板の右側が登山道。 |
和田小屋 標高:1380m かぐらゴンドラ山頂駅に「レストランかぐら」がある。 夏山シーズン6月上旬から10月中旬までは山小屋として営業している。またスキーシーズンはかぐらスキー場の中央部にありスキー・スノーボードを楽しむベースとして使用できるようである。 。 ここから苗場山山頂までは約6.3kmほどある。 |
6時35分 | ![]() |
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6時38分 | ゲレンデの右にある4台目の人工降雪機の手前に木道があり、祓川ルート登山道入り口である。 私たちはこのゲレンデを一番上まで登った。 このゲレンデの山頂は標高1700m地点。 このピークのすぐ裏側に登山道が合流する。 |
登山道入り口 かぐらスキー場のメインバーンの山頂は標高1700m地点であり、その裏にある上級者用の「かぐら第5ロマンスリフト」に下る途中に祓川コースの登山道が合流する。 |
7時33分 | ![]() |
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7時39分 | 下の芝 登山道は凍りついており、とても滑りやすい。 下の芝をしばらく登りスキーのゲレンデを横切り、そしてしばらく林間のを登ると再度ゲレンデを横切りらスキー場の最上部のリフト降り場にでる。 このゲレンデはとても急なバーンであり上級者用であろう。 |
中の芝 1845m辺りにスキー場のリフト乗り場を過ぎると展望が広がり中の芝にである。 |
8時17分 | ![]() |
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8時43分 | 上の芝 眼下に魚沼や湯沢の町並みやカッサ湖(田代湖)も望める。 |
顕彰之碑 上の芝の少し上に昭和3年4月にスキーで苗場山に登った松木・酒井両氏を顕彰する顕彰の碑がある。このすぐ上に小松原湿原との分岐がある。 |
8時51分 | ![]() |
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9時00分 | 股すり岩 股すり岩のすぐ手前には「天下之霊観」という石碑が立っている。 |
神楽ヶ峰 標高:2029.6m この右上が神楽ヶ峰のピークであるが特に展望があるわけではない。 神楽ヶ峰から下りになり、しばらくすると苗場山を正面に見ながらお花畑の鞍部までなだらかに下る。 |
9時12分 | ![]() |
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9時26分 | 富士見坂から苗場山を望む。 苗場山の雄大な山容に感激・・。 苗場山の山頂に湿原があることは知っていたが山容がこれほど立派な素晴らしい山とは思っていなかった。 稜線上に登山道が見えるが雪が付いており中腹から上の登りが急に見える。 |
雷清水 雷清水の前には「遊仙閣行きボトル」と書かれた青いコンテナがある。その中に500mlのペットボトルがあり、この水を汲んで山小屋まで運んで欲しいと書かれている。 |
9時30分 | ![]() |
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9時35分 | お花畑(鞍部) 鞍部は霜が溶けてドロドロでとても歩きにくい。 正面の苗場山への尾根は「雲尾根」と呼ばれる。 |
9合目を過ぎると登山道は稜線の北面にはいり日陰のため雪がとても深くなる。そしてしばらく登ると展望のいい雲尾根に出る。 |
10時16分 | ![]() |
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10時26分 | 急な木の階段のある場所らしいが雪が積もり、高度感もありこのルートで一番緊張する場所である。 夏道であれば何の問題もない場所であろうが、軽アイゼンを利かして慎重に登る。。 |
緊張の連続する雪のついた急な尾根登りの背後にはこのように神楽ヶ峰への登山道が望める。 | 10時32分 | ![]() |
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10時36分 | 苗場山への雲尾根登りの後半。 背後にお花畑(鞍部)が見える。 この雲尾根の高度感と後半の登りがどれほど急かが実感できる。 |
急な登りを過ぎると突然視界が広がり、苗場山の大展望が望める。 ここから右上に見える山小屋が「遊仙閣」で左側が「苗場山自然体験交流センター」。 |
10時45分 | ![]() |
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10時51分 | 山頂湿原 田んぼに雪が積もったように見える。 小さな池塘が点在しているが、雪が積もり幻想的な山頂である。 ミヤマホタルイが苗のように生えて苗代田のような外観を呈していることから「苗場山」の山名の由来という。 |
苗場山山頂(2145m) 山頂は木々に囲まれて展望はない。 ここの三角点は一等三角点であった。 標柱の左奥に長野県側の大赤沢ルートの下山口がある。 この山頂標識の右前に山小屋「遊仙閣」が左手の林の奥に立派なログハウス風の「苗場山自然体験交流センター」(秋山郷観光協会)がある。 |
10時56分 | ![]() |
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右は遊仙閣 左は抜川登山道方面 |
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11時50分 | 苗場山山湿原 遥か彼方まで湿原が続き遊歩道もある。 山頂周辺は南西方向に緩やかに傾斜し、広い平坦面が湿原である。 山の上にこれだけ広い湿原があることに驚く。 |
埼玉の自宅を出て関越トンネルを抜けた土合PAで車中泊。5時過ぎに出発して、湯沢ICでおり、国道17号線を苗場方面に向かいトンネルを抜けて三国街道「街道の湯」の先ですぐに左折して林道を約10kmほど走り、町営駐車場登山口に着く(湯沢ICから約20q)。マイカーはここまでであるがタクシーであれば少し上の和田小屋までいけるという。しかし、ゲートが開いていたら上までいけるようである。 事前に湯沢町役場に電話で確認したら駐車場のトイレは季節外は使用できず、また17号線からの林道の案内標識も取り外されているという注意があった。 紅葉の季節の登山の機会を外してしまい、季節外れの最後の百名山登山になった。しかし、私達の登山でも思いで深いものになった。それは何よりこの日、私達が祓川ルート最初の登山者であり、登り始めてそして下山するまで間(山頂で会った人たちを除いて)一人の登山者と出会わない(また追い抜かれない)静かな山行を楽しめたことである。これは百名山登山はまず体験できないことであろう。 それに、この日は気温が低く登山道は雪が積もり凍りついて滑り易かったが、快晴で風も弱く、苗場山の山頂は雪を頂いているにもかかわらす、雪原の中でゆったりと食事と展望を楽しむことができた。 しかし、苗場山は標高こそ2100mほどであるが、祓川コースは登るのに4時間以上かかり、急いでも7時間以上の時間を要するため日の短いシーズンはよほど早く出ないと危険である。それにこの日のように登山道が凍りつき、滑り易く、また雪が積もっているときには慎重に歩く必要があるために時間がかかる。さらに下山時には凍結した泥が解けて歩き難いうえに余計滑り易い。(泥で数回足を取られて転び泥だらけになってしまった。) 下山後は三国街道「街道の湯」(500円)に立ち寄ったが、男湯は2人しかお客がおらずゆっくりとお湯を楽しんだ。 |