木曾駒ヶ岳
(2956m)
2008.5.3(晴れのち曇り)
妻と二人のパーティー
9時20分:ロープウエイ(発)⇒9時27分:千畳敷駅(着)⇒9時50分:千畳敷(発)⇒9時57分:乗越浄土⇒10時39分:中岳⇒11時18分:木曾駒ヶ岳(着)⇒12時00分:木曾駒ヶ岳(発)⇒12時32分:中岳⇒12時51分:乗越浄土(着:5分休息)⇒13時25分:千畳敷(着) |
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駒ヶ岳ロープウェイ 中央高速駒ヶ根ICを降りて5分ほどで菅の台バスターミナル。 ここに車を止めて(1日400円)バスで40分程で「しらび平駅」につく。 バス・ロープウェイ往復料金3800円 (ロープウェイ概要) 中央アルプス宝剣岳(標高2,931m)直下の「千畳敷カール」まで架けられた、わが国最初の山岳ロープウェイ。昭和42年完成、平成10年11月1日にリニューアル。 乗車定員:61人 運転所要時間:7分30秒 運転速度:秒速7m 形式:複線交差式 斜長:2,333.5m 高低差:950.0m(日本最高) 標高:<起点>しらび平1,661.5m <終点>千畳敷2,611.5m(日本最高) |
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千畳敷カール(標高2600m) 8時33分 ロープウエイを降りとすぐに登山届けを提出する。ここの山岳指導員は他の山と異なりかなり詳細なアドバイスと指導をしている。(アイゼン・ピッケル・ツェルト・食料の有無・・そして中岳は稜線をルートを採るように等細かな指導を受けた) 宝剣岳と和合山との窪んだ鞍部に向かって真っ直ぐ登る八丁坂ルート(途中にオットセイの形をした岩を目指して登る) たくさんのスキーヤーとボーダーが思い思いに楽しんでいる。特にボーダーは各チームがスコップを持ってきておのおのジャンプ台を作り楽しんでいる。 |
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9時10分 乗越浄土に向かう八丁坂は上部に行くにしたがって斜度が増してくる。 登山者の上に見える三角形の岩(オットセイ岩)の下が休憩地点。ここに指導員と山岳警備隊員がいて装備を厳しくチェックしている。 雪崩はこの上を乗り越えて落ちるといっていた。 |
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9時32分 オットセイ岩を出て八丁坂の上部は斜度がましてきてアイゼンとピッケルを使いながら慎重に登る。 白い雪に両脇にそそり立つ岩山そして青空。 この急な雪原に登ってきてこの景観を体験できるだけで木曽駒ヶ岳登山の価値はある。 |
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9時46分 八丁坂の上部はとても急な登りでアイゼンを蹴りこみそしてピッケルを雪に刺しての慎重な登り。 垂直に登り最後にジグザグにルートが切られた場所を登りきるとそこが稜線の乗越浄土である。 |
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宝剣岳(2931m) 10時8分 宝剣山荘と天狗莊の二つの山小屋があり宝剣山荘は営業していた。 宝剣岳には数人の登山者が登っていたが入山が制限されていたらしい。 |
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中岳(2925m) 10時39分 岩の間に小さな祠がある。 中岳までのルートはなだらかな登りであるが雪が腐っていて登り難かった。 中岳は西側に巻き道があるが滑落の危険があるため、指導員により稜線のルートを指定された。 |
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木曾駒ヶ岳(2956m) 10時50分 中だけから木曽駒ヶ岳を望む 鞍部に青い屋根の頂上山荘。 |
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三沢岳(2846m) 10時54分 中岳と駒ヶ岳との鞍部から南に見える端正な三角形の三沢岳。 その前にイワヒバリの大群が舞っていた。 |
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木曾駒ヶ岳山頂(2956m) 11時18分 木曾駒ヶ岳の頂上の駒ヶ岳神社の社は雪に埋まっていた。 登るとき青空だったが雲が出てきて北アルプスなどの展望は利かなかった。 山頂には長野県警の山岳警備隊員がおられ、ここは危険な山で細かく警備、指導している様子が伺えた。 |
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12時9分 木曾駒ヶ岳から中岳に向かう鞍部 正面の中岳に向かう途中腐った雪に足を取られてはまてしまった。 なかなか抜け出せず、かかとの後ろをピッケルで掘り起こしそして妻が手で掘ってやっと抜け出した。 春先の雪歩きの難しさを体験した。 |
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宝剣岳(2931m) 12時41分 鋭く天を突く岩山はスペシャリスト御用達。 この日登山は指導員により規制されていた。 |
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和合山(2911m) 12時46分 乗越浄土の先に続く稜線は和合山というらしく宝剣山に登れない登山者が足を伸ばしている。 |
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12時59分 乗越浄土から眼下には千畳敷のカールが見える。 これからの下りはとても緊張する。 最初はジグザグにくだりそして真っ直ぐに下っていく。 下りに慣れてくると思ったより早く下ることができ25分程で下に着くことができた。 オットセイ岩につくと登るときには無かった小さな雪崩が沢山起こっているのが確認できた。 |
管の台のバスターミナルの周りにはとても楽しめる場所が多い。駐車場の隣は駒ヶ根民芸村資料館、農協の駒ヶ根ファーム、JA直営工場等があり新鮮な野菜や焼きたてのパン、乳製品などが買うことができる。 そして太田切川に架かる146mのこまくさ橋とう移り橋の両岸は散策に適した「森と水のアウトドア体験広場」や山野草園がある。南アルプスが望める吊橋を渡り、巨石広場、野草公園、アルプス体験館、スケートボードパークそれにクライミングウォール等とても楽しい場所である。 アルプス体験館は防災会館も兼ねており集中豪雨の体験もできる。それに何より昔のテントやウエアー、アイゼンやピッケルなど登山用具の展示があり楽しめる。スケートボードパークはハーフパイプなどがありアクロバティックなスケートボードや自転車を楽しんでいる。そして本格的なクライミングウォールは届出をするだけで自由に使える。しかし初心者だけの利用は禁止されており確保の技術を持っている方がいる必要がある。それにして本格的な施設が自由に使えるのがすごい。何もしなくても水遊びをし木陰でゆったりと楽しむだけでもいい場所です。 そばに温泉もあります。 |