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========麹町ウぉーカー(麹町遊歩人)No.122==========

ライラックの紫の花と香り漂う北海道より、麹町ウぉーカー(麹町遊歩人)122号を配信いたします。週末以外は天候に恵まれている北海道札幌では、今ライラック祭りのイベントが真っ盛りです。6月6日からは「第16回YOSAKOIソーラン祭り」も始まり、北海道にも夏がやってきます。

http://www.yosanet.com/yosakoi/

ところで東京駅の前に今年4月27日「新丸ビル」がオープンしました。もう行った方もたくさんおられると思います。その中の地下1階に「町村牧場」ってありませんでしたか?ミルク製品の販売をしています。

この「町村牧場」のある北海道江別市に編集担当の住まいがあります。皆さん「ちょうそんぼくじょう」という風に読みませんでしたか?正解は「まちむらぼくじょう」です。テレビの特集で、新丸ビルの紹介番組がありました。

その中でも『大正6年創業、北海道江別市の「町村農場」は、自社でミルクブランドを持っています。定番のバター、ヨーグルトから、道外初出店の東京店ではケーキ、パフェ、シェイクなどのスイーツが新登場。自家製チーズを使用した「カマンベールチーズケーキ」は、ミルクとチーズの風味が程よい大人の味わいです。』

と紹介されていましたが、実際地元では「牛乳」と「アイスクリーム」そして「町村バター」しか知りません。近年、江別市郊外に場所を移したのですが、そこへ行って味わえるのは濃厚な「牛乳」と「ソフトクリーム」だけです。「カマンベールチーズケーキ」・・・・・知らないなあ。やはり、東京向けにケーキ、パフェ、シェイクなどのスイーツを用意したのでしょうね。

http://machimura.co.jp/

私は、ここのソフトクリームがお気に入りです。小樽にある「可否茶館」という珈琲屋さんで煎れてくれるコーヒーと一緒に戴くのを、秘かな楽しみとしております。「可否茶館」は、札幌市内に数店舗あるのですが、町村のソフトクリームと一緒にいただけるのは、小樽にある本店だけみたいですよ。

http://www.kahisakan.jp/

 

さて今回のメルマガは、すっかり道産子となってしまった、編集担当による北海道の特集をお送りします。

 

せっかく、江別の町村牧場でスタートしましたので、江別から紹介しましょう。まずは、北海道だけが盛り上がっているんじゃないかなと思われるスイーツのお店から、江別市内にある「ちとせや」のチーズタルトです。デザートに関わる賞でキングオブデザートに選出されたそうです。美味しいものを食べた感想を聴かれて、「とにかく食べてみてください!」というのが私の最高級の賞賛トークです。場所は江別の郊外、野幌の外れにある割には店の構えもしっかりしています。中に入ると、菓子がいっぱいです。よく街中にあるチョット洒落た洋菓子屋という風情です。今チーズタルトは、お店に行かなければ手にはいりません。

http://www.chitoseya.jp/ガトードノポロ

このお店の、道路を挟んだ向かい側に、「ガトードノポロ」という小さな焼き菓子のお店があります。私のお勧めは実はこちらです。焼き菓子も美味しいのですが、ケーキが美味しい!!ゆり根を使ったモンブランが知られていますが、私はチョコレートを使った「野幌レンガ」というケーキが一番だと思います。このケーキの名前の「野幌レンガ」については・・・・、いろいろお伝えしたいことはありますが「とにかく食べてみてください!」

http://noporo.com/

 

最近、北海道スィーツとか札幌スィーツいうフレーズが、道内に蔓延しています。これは、北海道の中だけで、内地(道産子は、本州をこう呼びます)ではマイナーなフレーズかもしれません。北海道観光客目当ての、キャッチフレーズだと私は思っているのですが・・・。そのスィーツの代表がお土産ではないでしょうか。北海道には、有名なお菓子のお店が目白押しです。六花亭の「マルセイユバターサンド」・千秋庵の「山親父」・morimotoの「ハスカップケーキ」など、北海道を旅行された方であれば、その種類の多さに何を選ぶのか、ずいぶんと迷われたことと思います。空港でも、観光地でもお土産は一緒と思われていませんか?そんな方に美味しい情報です。

最近、札幌駅の中に「キタベル」という『北海道さっぽろ「食と観光」情報館』ができました。中には、北海道どさんこプラザというショップで道内のお土産をたくさん扱っています。多くの観光客でにぎわっています。

http://www.welcome.city.sapporo.jp/kitabell/index.html

でも麹町遊歩人は、「キタベル」の入り口に向かって左側にある小さなショップがお目当てです。興部(おこっぺ)町の 「ノースプレインファーム」が出店しているショップです。ここで販売している「生キャラメル」が美味しい!!午前中に売切れてしまいます。買っていくのは、地元の主婦の方が、ほとんどです。私も、三度目に行ってようやく手に入れました。口の中で溶けてしまうキャラメルです。編集担当一押しの商品です!!

ノーズプレインファーム

「とにかく食べてみてください!」

ここのクリーミィで口あたりの穏やかな味の半硬質タイプのチーズもお勧めですよ。

http://www.northplainfarm.co.jp/

もう一店紹介します。

こちらも、観光客ばかりではなく地元の方も買い物に来るショップです。札幌地下街オーロラタウンにある『〈丸井今井〉道産食品セレクトショップ きたキッチン』です。丸井今井という地元のデパート(道産子は、このデパートを「まるいさん」とさん付けで呼びます。地元に超密着しているということでしょうか)の直営ショップです。平日に行っても、50歳台の地元の主婦と思われる方々でとにかく混んでいます。キィワードは地産地消。とにかくスイーツから干物まで、こだわりの食材が一杯です。先日もここで小樽の無添加の蛸の乾物を販売していました。ここのショップの評価は、「北キッチン」をキィーにインターネットで検索すると、様々なブログでコメントが出てきます。是非、観てみてください。

私はここでチーズを買います。北海道で作られている様々なチーズが販売されています。私が今一番のお気に入りのチーズは、クレイル(北海道岩内郡共和町老古美)のナチュナルチーズです。作家の開高健氏が、こんなメールをこのチーズの製作者に送っています。

「私は一人の小説家に過ぎませんが、たまたま友人の一人にあなたのチーズをもらい、感嘆しました。みごとな出来です。ずいぶんいろいろな国でいろいろなチーズを食べてきましたが、これは抜群です。

好みによってはもう一味か半味、コクがほしいと言う人もあるでしょう。しかし、そうなると、日本人向きではなくなるかもしれません。今のままの上品さ、軽快さ、澄明をしばらくつづけられるのがいいでしょう。

いずれこのチーズはヒットするし、有名になるでしょう。しかし、そうなっても頑強不屈に味を守りぬいてください。志を守りぬいてください。」(パンフレットより)

 

今、道内にどれくらいのチーズ工房があるのでしょうか?それぞれのチーズ工房で味わうチーズの味は千差万別。雪印とか明治のチーズしか知らなかった私にとって、小さな工房でのチーズの味は驚きでした。最近では、ちょっと道内旅行をするとき、行き先に必ずチーズ工房が入るようになりました。規模がこじんまりしているチーズ工房ほど、独特の味があって楽しいものです。やはり程ほどの規模が一番ですね。開高健氏のメールの本音は、「程ほどの規模で、チーズ作りを!」ということではないでしょうか。

道内の程ほどの規模のチーズ工房のチーズが取り揃っているのも、ここ「きたキッチン」の魅力です。

北海道へ来られる事がありましたら是非寄ってみてください。

 

北海道の5月は、まだ肌寒い春の季節から、暖かい初夏に一機に変貌する時期です。ゴールデンウィークが過ぎ、桜が開花を迎える頃から、次々と花が咲き乱れ、木々は新緑に変わっていきます。山々の頂上に、残雪を残したまま、気候が変わり、景色が変わっていく様は驚きです。

先日、ソメイヨシノの桜とチューリップが一緒に咲いているのに、バックが白い残雪という景色を札幌近郊で目にしました。麹町とは、一味違う春〜初夏を迎えている北海道です。

 

今回のメルマガは、観光案内のような内容になってしまいましたが、私の『マイほっかいどう』は、まだまだだと痛感しています。麹町同様、北海道も奥が深い!ですね。

また機会があれば、『マイほっかいどう』をお伝えしたいと思います。

以上、北海道からのレポートでした。

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H氏のHPでは、もうバラが満開状態です。伊奈町見聞記をご覧ください。

http://homer.pro.tok2.com/index.htm

 

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http://www.mag2.com/m/0000073086.htm

(大)

平成17年5月27 日配信


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