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名宮大工・立川和四郎富昌の観音堂

海岸寺の左奥の階段を上ったところに有る観音堂。その建物と回りに彫られている彫刻の美しさには言葉を失う。日光東照宮の彫り物とは違う精緻さは筆舌である。
正面の彫り物(鰐口の前にアワとウズラの彫り物が有る) 美しい彫り物'(少しピントが当ていませんが!)
観音堂の説明版(内容は下に書き出しました。) 観音堂の前から見下ろす本堂。一直線に坂東33観音が並ぶ。右隅に見えるお堂の壁の漆喰に彫られた「コテ絵」は寺の案内では説明はないがなかなか見事なものです。中央の木の裏に100番目の観音様があります。

海岸寺の観音堂  (須玉町昭和48328日指定)北巨摩郡須玉町上津金1,222

観音堂は桁行10.90m梁間9.21m入母屋造り妻入り茅葺の建物で諏訪の立川和四郎富昌らによって弘化2年(1845年)着工約20年の歳月を費やして竣工をみた立川流を代表する建物である。その特徴は細部に優れた彫刻によって満たされ、わけても身舎正面の中間に付けられた「アワとうずら」の彫刻はその際たるもので、富昌の芸術的才能をあますところなく発揮した名作です。
 昭和
54121日 須玉町教育委員会


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