戻る  埼玉県北足立郡伊奈町

伊奈町立郷土資料館

 伊奈町の北側、桶川の明星院の近くにある。 玄関脇に掛けられている
「修復覚」という額によるとこの「木造瓦葺54坪文政年間(1820年頃)建築
当初、慶長年間(1600年頃)初代名主齋藤弥市十六代孫齋藤栄一氏」が
寄贈とある。
古い民家が資料館として使われており、入ると土間に昔使われていた農
機具が所狭しと並べられ、畳の間にはガラスケースに収められた伊奈屋敷
等の伊奈の歴史の資料が並べられている。
さらに奥の間には昔使われていた籠や食器、三度笠や合羽まである。
注目すべきは資料館の敷地の右脇にある「高札場」である。
高札場は江戸時代にお触れを掲げたものであり。県内に数箇所が確認さ
れているという。その一つがなんとこの伊奈町にある。現在欠けられている
のはレプリカであるが下の写真は慶応三年に太政官名で掲げられた切支丹
禁止の定め書きである。「邪教であり固く禁止するとある。」
無料で自由に見学できます。

2002年6月撮影

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