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=========麹町ウォーカー(麹町遊歩人)No.70========= 先日、テレビの視聴者アンケートで「元気の出る一番のメニューは、カレーライス!」と放送されていました。 病気から復活した西城秀樹が出演している元気一杯のカレーのCMが頭に浮かびます。 ところで、突然にカレーが食べたくなることありませんか? あの匂いと辛さが無性に恋しくなるのです。 今回はそんな時のために、H氏推薦の麹町のカレー屋さんを紹介してもらいました。 ==================================== 今回は麹町・番町界隈の美味しいカレーを紹介しよう。 このあたりでカレーといえばまず『アジャンタ』を紹介するのが順当であろう。 二番町の日本テレビの交差点角にある南インド風の香辛料のみで作るカレーを食べさせてくれる麹町界隈では珍しい24時間営業の店である。千代田区二番町3-11 TEL
3264-6955 ![]() 1階はテイクアウトの店であり2階がインド風のインテリアのあるレストランである。 店内に入ると芳しい香辛料の香りに包まれてここが他のカレーショップと異なる本格的カレー店であることを実感できる。 いずれのカレーもかなり辛いがメニューに書かれている小さな唐辛子の数が辛さをあらわしており「マトンカレー」と「チキンカレー」が9本中9本赤くなっておりアジャンタで一番辛いメニューである。口に入れて辛さを感じた瞬間に頭の毛穴から汗が噴出す。しかしそれもつかの間、辛さにもかかわらずなぜか口の中に香辛料の香りと甘さが広がり次から次へとスプーンを口に運んでしまう。香辛料だけで作るカレーは辛みが強く小麦粉を使ったカレーと異なりサラサラしている。ここではライスではなく出来たての温かいナンで食べたい。焼きたてのナンはなかなか食べる機会はないが、ここでは焼きたてのナンの表面にバターがかけられその香りがナンの美味しさをより引き出している。 平日のランチタイムはこの美味しいカレーが1500円食べられるが、それ以外は2000円を越す値段になる。従ってこの店はカレーショップというより高級カレーレストランであると考えておいたほうがいいであろう。多少高すぎるような気もするがその値段にたがわない満足感はある。 『ブティフ・ア・ラ・カンパーニュ』 地下鉄半蔵門線半蔵門駅5番出口を出て麹町大通りから下る永井坂と靖国神社方面に上る袖摺坂の一番町交差点を左折して100mほど入った千代田区一番町8-13
「日 この店を探しに行ってもなかなか見つけにくい場所であり「一番町FSビル」の隣にある欧風カレー専門店「プティフ・ア・ラ・カンパーニュ」と書かれた小さな看板を見過ごすと行き過ぎてしまう。 中に入る通路はまるで穴蔵のように狭く、男一人が通るのがやっとな程の狭さであるが、奥に細長く、結構な座席数があり、それぞれ小さく仕切られておりショットバー風のお洒落な雰囲気で、一見してカレー屋さんには見えない。奥に入ると6人掛けのテーブルが二つあり照明がとても暖かく、壁にかけられた絵と大きな天井の梁がフランスの田舎屋風である。 福神漬、ラッキョウ、青ジソの瓶がとても綺麗で、胡椒、塩、楊枝がきちんと並べられている。 カレーのメニューはBeef、Pork、Chicken、Shrimp、Crab、Vongole、Scallop(以上1250円)とSea Food Mix、Meat Mix(1450円)がありそれぞれに辛口、中辛、甘口の三種類が用意されている。 まず皮付きの茹でた小さな2個のジャガイモがバターとともに運ばれてくる。まずこれに驚く。これを食べて辛さを抑えつつカレーを食するのだという。バターのほかに胡椒を少し付けて食べている方も多い。ただこの胡椒がとても辛いが香がいい。 ライスは丸い平皿に薄く丸く盛られており、幾分小粒のライスは黄色く中央に軽くチーズがかかっている。このライスは、ビーフスープ、ハーブ、香辛料、バターで炊き込んででありそれ自体にほのかな味がついており非常に手が込んだものである。 辛口のミートミックス、シーフードミックスを注文したがとても辛い。しかしマイルドでコクがあり、辛さの後に甘さがある。シーフードはホタテ、エビ、アサリ等具沢山で風味がよく中に鶉の卵が入っており、辛さの中に貝類の甘さが目新しく他で食べたことのない新しい美味しさを発見できる。 このような隠れ家的な雰囲気でこれだけの美味しさであれば、何時来ても行列が出来るのが納得できる。それほど美味しいということの証である。 ところでこの店の名前の「プティフ・ア・ラ・カンパーニュ」は、お店の方に訪ねたところフランス語で「フランスの田舎家の小さな暖炉の火」という意味であるという。 たしかにこの店のカレーは店名から連想されるように暖炉の小さな火でコトコト煮込んで作った美味しい欧風カレーである。 TEL 3234-4416 東京都営業時間11:30〜21:00 定休日日曜、祝日 ![]() 2009年11月にオープンした石川県を代表する故郷のカレー。 麹町6丁目の交差点から上智大学東門の方向に曲がり、少し下ると中国料理麹町飯店の隣にある。 基本は「チャンカレ」でコクのある素朴な昔ながらのカレーである。名物の「Lカツ」はステンレス製の器に盛られたチャンカレに厚手のカツと刻んだキャベツが盛られ、スプーンではなくフォークを使って食べる。 麹町界隈にあるアジャンタのような本格的なインドカレーといは異なる懐かしい日本のカレーである。(2010年6月追加) 前の週の2010年6月3日の「秘密のケンミンSHOW」で紹介していたため、訪ねてみた。 『麹町カリー』 (こうじまちカリー)(2010年6月追加) ボリュームのあるワンコインカレーとして人気のある店。2010年3月、麹町三丁目3丸増麹町ビルにオープンした。東京メトロ麹町駅の出口のそばにある。 『DIPMAHAL(ディップマハル)半蔵門 』(2010年6月追加) 麹町1丁目の交差点の角に「新古茶道具 抹茶 ほ里り」があり、そのとなりに2008年10月にオープンしたインド人スタッフによる北インドの家庭料理。 この店には入ったことはなく、以前神楽坂上にあった店に入ったが、キーマーカレーがとても美味しかったと記憶しています。 東京都千代田区麹町1-3-7 日月館麹町ビル1F 『カレーの王様』 麹町4丁目議員宿舎の入り口の前にある「カレーの王様」はリーズナブルで美味しいカレーを楽しめる場所である。 カレーの王様はSB食品の外食事業で「フォン・ド・ボー ディナーカレー」のおいしさを、安くカレーショップで提供し、その味を広く普及することを目的に始まったものである。現在では骨付きの小牛肉と香味野菜を三昼夜煮込んだコクが決め手の「フォン・ド・ボー」ベースのカレーと香味野菜とハーブをバターで炒めて煮込んだダシが決めてのマイルドな口当たりの「ミルポワ」ベースの二種類のカレーが販売されている。 レトルトのSB食品ではあるが玉ねぎの微塵切り、挽肉、しっかりとルーに溶け込んでおりても美味しいカレーをしっかりしたトッピングで出してくれる。400円の「ミルポワカレー」から一番高い750円の「カツカレー」までとてもリーズナブルな値段であり、カリカリのオニオンがとても美味しいというのが麹町ウぉーカー編集長(大)の評である。 カレーは子供が大好きな食べ物で、それぞれの家庭でいろんな思い出があろうと思う。子供の頃、ハウス食品の「バーモンドカレー」で育った世代から見ると、このごろ家庭で作るカレーはとても高級志向になってきているが、このSB食品の「フォン・ド・ボー ディナーカレー」が出たあたりからそれまでのカレーと大きく変わり始めたように記憶している。 ところで紀尾井坂を登ったホテルニューオオタニの向かいにはハウス食品株式会社東京本社がある。私たちが子供の頃カレーといえば「バーモンドカレー」であったし、今でも子供達には人気のカレーである。「とんがりコーン」や「こくまろカレー」など国民の食生活に根ざし、誰も知っているブランド商品を持っているという企業はある意味うらやましいと思えるとともに、尊敬に値する。この会社の前を通るたびに「子供の頃からお世話になっています。」とつぶやきながら通り過ぎている。 今回は全てを紹介できなくて申し訳ないが麹町に赴任してから一度は訪ねたカレーやインド料理の店の名前だけ紹介しておく。いずれもそれぞれ個性的で美味しい店である。 半蔵門線半蔵門駅の上にある「ガンジス(ガンジー)」。03-3234-5220千代田区麹町2-14 第一茜ビル2F 国立劇場の裏側にある「シディーク半蔵門店」も気軽にインド料理を楽しめる。スペシャルランチがお奨め。
====================================== 北海道では、今「スープカレー」がカレーブームを超えてカレー文化になりつつあるそうです。 私の家の側に、スープカレーの元祖アジャンタ薬膳カレィの店がありますが、私は、ハウスバーモントカレーの方が口に合います 北海道新聞の「スープカレー」の特集です。 http://www5.hokkaido-np.co.jp/pocket-book/soup_curry/ H氏のHPは、麹町界隈の桜の様子が日々掲載されていましたが、4月16日の八重桜を最後に今年の観桜ウォークは無事終了したようです。お疲れ様でした。 メルマガの登録解除・バックナンバーはこちらへ http://www.mag2.com/m/0000073086.htm (大) |
平成16年4月25日配信